20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046532695

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  • 日本としては仕方のないことかもしれないが、20世紀遺跡=戦争の記憶として語られるのは何とも物悲しい。かといって忘れてはならないのは自明。本書を読んで改めて痛感したことは1つ。形ある遺跡はそれ自体が歴史を語り継いでくれるが、虐待や抑留は人しか語り継げないということ。抑留経験者や遺族の間では、8月23日を「シベリアデー」と呼んでいるそうだが、広く一般には認知されていない。なぜか?それこそ「やましき沈黙」に等しくないか?

著者プロフィール

1967年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学大学院修士課程修了(日本政治史)。1996年、毎日新聞社入社。2019年から専門記者(日本近現代史、戦後補償史)。著書に『戦艦大和 生還者たちの証言から』『シベリア抑留 未完の悲劇』(以上岩波新書)、『「昭和天皇実録」と戦争』(山川出版社)、『特攻 戦争と日本人』(中公新書)、『戦後補償裁判 民間人たちの終わらない「戦争」』(NHK出版新書)など多数。
2009年、第3回疋田桂一郎賞(新聞労連主催)、2018年第24回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞(同基金主催)を受賞。

「2022年 『戦争の教訓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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