妖怪たちのラビリンス 西洋異界案内

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  • 角川学芸出版 (2013年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (196ページ) / ISBN・EAN: 9784046532718

作品紹介・あらすじ

妖精やドラキュラなど、ヨーロッパの「妖怪」たちはなぜ生まれたのか? 聖痕(スティグマ)などの怪異現象はなぜ起きるのか? 宗教観や人々の持つ深層心理などから様々な生(せい)を見つめる。価値ある写真も満載

みんなの感想まとめ

妖怪や異界の存在について深く掘り下げた本書は、ヨーロッパの妖怪に焦点を当て、吸血鬼や魔女、ムーミンなど多様なキャラクターを通じて人々の心理や文化を探求します。大学の講義を基にした内容は、専門的でありな...

感想・レビュー・書評

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  • 大学で行なわれた妖怪学の講義の中、西洋妖怪についての講義と、公開講座の原稿をもとに書かれた1冊。
    ヨーロッパの人々における”妖怪”。ムーミンから始まり、魔女、ドラキュラ、悪魔、聖痕等々、説明のつかないできごとを”妖怪”として解いていきます。
    知らないことばかりで、とても興味深く一気読み。実際の講義を受けてみたくなるくらい、引きつけられる筆致でもありました。入門書的な感じ。

  • 読みものとしては面白い。でもさらっとしか書いてなくて全体的に中途半端なので、詳しく知りたかったらちゃんと自分で調べたほうがいい。サブタイトル通り、簡単な案内本。索引はいいから、巻末に参考文献を載せてほしかったな…。

  • 某大学で正規の講義科目として設けられている「妖怪学」、この本はその科目を担当している菊地教授が書かれています。

    一般に「妖怪」と聞くと、日本由来のお化け(妖怪といえば「ゲゲゲの鬼太郎」。この中に出てくる「ぬりかべ」や「子なき爺」のような)だけを想像してしまいますが、この本では日本だけに限らず、吸血鬼や魔女、オオカミ男、それにあのムーミンなんかも出てきます。辞書的な定義を見ても、妖怪とは「人の理解を超えた不思議な現象や不気味な物体。(goo辞書による)」とされていて、別に日本だけに限ったものではないようです。

    絵本に映画、アニメに小説。ファンタジーにこうした妖怪・お化け・モンスターは付きものです。この本を読んで、「妖怪」というものについて+αの知識を得ておけば、ファンタジーがもっと楽しくなるかもしれません。

    本自体は会話(あるいは講義)の内容をそのまま文章化した感じで、すらすらと読めてしまいます。

  • 「妖怪学」の先生である著者が、(たぶん自身の専門とはちょっとずれた)西洋の妖怪について記述したエッセイ風の本。
    ギリシャ神話の怪物とかドラキュラとかのおもしろ話もよかったのだけど、個人的にはもうちょっとマニアックなものを取り上げてほしかったなあという思いも。

    とはいえこういう「異界のもの」を論じるってのは僕の嗜好にぴったり合う。
    同じ著者のちゃんとした論考も読んでみたい。

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著者プロフィール

1959年,横浜市生まれ。筑波大学卒業。トゥールーズ神学大学留学。東洋大学教授。博士(文学)。著書に『神呪経研究』『儒教・仏教・道教』『哀話の系譜』『妖怪学講義』など。

「2023年 『妖怪学とは何か 井上円了精選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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