独立の思考

  • 角川学芸出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046532800

作品紹介・あらすじ

TPP、半島・尖閣有事、普天間問題――。ベストセラー『戦後史の正体』を著した孫崎享と、日本の権力構造を取材しつづけてきたK・V・ウォルフレンが、日本を思考停止させる「対米追従システム」の正体に斬り込む

感想・レビュー・書評

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  • カレル・ヴァン・ウォルフレンさんや孫崎享さんの著作には出来るだけ目を通すように心掛けてきたので、本書も出版とほぼ同時に購入。一気に読み切りました。

    対談の書き起こしの形式なので、難解な表現が避けられているようです。その分一つ一つの論証は弱いのですが、日本の現状をこれほどわかりやすくまとめた本は少ない。

    この本を読むとテレビのコメンテーターや新聞の編集・論説委員の頭の中がいかに対米従属に毒されているかが良くわかります。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】

  • 今の日本に警鐘を鳴らし続ける二人による対談。

    米国の操られる日本という 孫崎享(うける)氏の主張を 証拠があるのかとうつめよるウォルフレン。 二人の日本に向ける視線は決して一致しているものではない。二人がみつめる日本の今日的課題は共通しており、多くの問題の淵源がマスコミや官僚などが既得権益にしがみつき、弱者にしわ寄せがきてきるという構造にあることを明らかにしている。
    投票に行かない人にはぜひ読んでもらいたい一冊である。

  • 本書で繰返し述べられている「主権」に関して深く考えたこともなかった。
    「ナショナリズム」と「愛国」の違いに関しても同様。
    上記以外にも教えられる事や気付かされる事が多かった。

    気になる点に関しては、中国への認識であろうか。
    少数民族への非人道的な扱いや、
    戸籍を持たない人が相当数存在すること。
    尖閣以外にも領土紛争を抱えていて、
    強引な外交姿勢で圧力をかけていること。
    有史以来、選挙の実績がない国であること。
    共産党への不満を和らげるために反日暴動を利用するなど
    ロクでもないヤクザ国家であり性善説が通用しない相手として認識しているので、本書での指摘はナイーブ過ぎるのではないかというのが正直な所。

    自身の認識に誤りはないか幾つか書籍を読むなどして、改めて自身の認識を醸成させたいと思う次第。

  • 2013/09/06:読了

     そこそこ良かったが、新しい情報はあまり無かった。
     自分達が、自分達は真ん中だったが、全体が右になっているので、
    左っぽく見えるといいっていた。
     そんなもんだろうなぁ

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著者プロフィール

1943年、旧満州生まれ。東京大学法学部を中退後、外務省に入省。
英国、ソ連、イラク、カナダに駐在。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授などを歴任。現在、東アジア共同体研究所所長。
主な著書『戦後史の正体』(22万部のベストセラー。創元社)、『日本外交 現場からの証言』(山本七平賞受賞。中公新書)、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)、『日米開戦の正体』『朝鮮戦争の正体』(祥伝社)、『アメリカに潰された政治家たち』河出書房新社)、『平和を創る道の探求』(かもがわ出版)ほか。

「2023年 『同盟は家臣ではない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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