ブッダ「愛」の瞑想

  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046533258

感想・レビュー・書評

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  • 著者はノーベル平和賞候補にもなったティク・ナット・ハン。仏教精神と共にマインドフルネスの具体的な手法が説かれています。さらっと読めてしまうけど、実践を通して得られるものはとても大きいと感じました。実践の対象は私自身。自分を受け入れられなくて、どうして他者を受け入れられるのか。他者を愛する能力は、自分を愛する能力にかかっている

  • マインドフルネスという言葉を、人からと本で目にしていたところ、気付きという言葉で帯に載っていたので、手が本に伸びた。

    このマインドフルネスというキーワードば著者が「念」を英訳したものだそう。
    漢字に表れているように「今」に「心」が完全にある状態。

    The Four Aspects of Love

    Love is Being there
    愛するとは、存在すること
    真の瞑想の真髄とは、今ここに存在すること
    本当に存在することができる気付きの呼吸(マインドフルネスな呼吸)
    息を吸いながら 息を吸っていることに気付く
    息を吐きながら 息を吐いていることに気付く
    身心一如(しんじんいちにょ)
    わたしは本当に、あなたのためにここにいます
    I am here for you
    私たちは毎日の暮らし方に革命を起こさなくては。幸せも人生も、私たちの中にあるから。

    Recognizing the Presence of the Other
    息をすいながら 花に気づく
    息を吐きながら 花にほほえむ
    I know you are there and I am very happy

    Being There When Someone Is Suffering

    Overcoming Rride プライドを克服する

    Deep Listening
    Listen with compassion

    Learning to Speak with Love Again

    Restoring Peace within Yourself
    変容を起こすためには、自分自身に立ち返る必要がある→瞑想
    Mindfulness is a source of happiness

    Caring for Our Pain

    The Principle of Nonduality 非二元性の原理
    苦しみは、理解と幸福の必要条件

    阿頼耶識 ←→ 潜在意識
    心の形成物
    苦しみ
    行き来を続けていくと消える

    生ゴミ 花
    No mud no lotus

    Reconciliation 和解
    Interbeing 相即

    Coming to Life Again

    Telephone Meditation
    Peace begins with your lovely smile

    Everybody Should Practice Mindfulness

    Getting Rid of Our Concept

  • 愛について、感銘を受ける言葉がたくさんありました。
    日常での場面が想像しやすく、わかっているけどできていないこと、恥ずかしくてできない、いらないプライドを持っていることがたくさんあるように思いました。
    分かりやすく表現していて、簡潔に書かれている。
    あっとゆーまに読み終わりました。
    何度も読みたいと思いました。

  • ●読むキッカケ
    ・何かの本か記事かで紹介をされていて
    ・ブッダの教えを学びたいと思い、その中でも妥当に教えられそうな著者だなと思い

    ●所感
    ・あまり具体の言葉とかに、エポックメイキングな教えは無い気がする
    ・そういう意味では本質とか、全体観を得られるとよいと思った
    ・一方でブッダの生き方そのものには興味があったりする

    ●メモ
    ・他人を愛するには、その人を理解することが前提に必要となる。
    理解するには、深く見て観察することが必要となる。
    ・愛を阻害するものにプライドがある。
    プライドは、憎しみや恐れがあった際に、他者と隔たりを作ってしまう。
    一方で、愛があればそのような隔たりは不要となり、
    その他者に対して「わたしは苦しんでいる、助けて欲しい」と助けを求めに行けるようになる。
    ・人の来る意味はだれかに本当に話を聴いてもらうまで終わらない。
    あなたが愛する人にとって、それができるのはあなたのみ。
    あなたこそがそのだれかである。

  • 愛の4つの側面。1. 愛する人を幸せにすること(慈)2. 人の苦しみをやわらげること(悲)3. 喜びのある愛(喜)4. 愛する人に自由をもたらす(捨)。また、愛とはまさに「存在すること」。「気づきの呼吸」。そして2つのマントラ。私はあなたのためにここにいます。あなたの存在に気付いているよ。あなたがいてくれてわたしは幸せだよ。マインドフルネスは常に何かへの気づき。息を吸いながら、吐きながら。波は「自分が波であると同時に水でもある」と悟った瞬間に、生と死、存在と非存在という概念から解放される。

  • 気づきを得る様々な瞑想の紹介がありました。
    同時に幾つかのマントラも紹介されており、癒しとなりそうだと感じました。
    具体的には電話の瞑想が仕事にも使えそうで興味深かったです。
    基本は呼吸になります。
    お疲れ気味の現代人への癒しとなる一書。

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著者プロフィール

釈一行。1926年ベトナムに生まれる。禅僧、詩人、学者、人権活動家。「行動する仏教(エンゲージド・ブッディズム)」を提唱し、ベトナム戦争中の南北ベトナムの和解に尽力、1967年にM.L. キング牧師によりノーベル平和賞候補に推挙された。100冊以上の著書を世に問い、仏教の教えとその実践をわかりやすく説くことで広く知られている。
現在は南フランスのプラム・ビレッジを本拠地として、アメリカ、ドイツなど各地にリトリートセンターを設け、仏教の教えに基づいた学びと実践の指導を続けている。

「2011年 『味わう生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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