ありがとうは僕の耳にこだまする

  • KADOKAWA (2014年11月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046533289

作品紹介・あらすじ

重度の自閉症者でありながら文字盤やパソコンを使って執筆を行う東田直樹。『自閉症の僕が跳びはねる理由』が世界的ベストセラーとなり、NHKドキュメンタリーも放映された著者が、ありのままの心をつづった詩集。

みんなの感想まとめ

心の内面を深く掘り下げた詩集は、重度の自閉症を抱える著者が、感情や思いを率直に表現しています。詩の中には、光への憧れや自由を求める気持ち、季節の移ろいを感じる繊細な描写が詰まっており、読者はその純粋な...

感想・レビュー・書評

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  • 東田直樹さんね詩集ですね。
    東田直樹さん(1992年、千葉県うまれ)
    作家、詩人。重度の自閉症を患い、活動をされている。

           「光の中へ」

       光の中へ
       ただ 光の中へ
       僕は入りたい
       たとえ そこが
       現実の世界でなくても

       光が僕を誘う
       僕の分子を呼ぶ
       細胞のひとつひとつが
       光に向かって伸びていく

       この手が
       この目が
       光をつかまえる
       一瞬の喜び

       どこにでも光はあるのに
       僕が望む 真実の光は
       永遠に
       存在しない

        「行こう今日が来る前に」

       いいかい 行こう
       今日が来る前に
       ありとあらゆる物を捨てて
       急がず慌てず焦らずに
       自分の自由をつかむよう
       明日の自由をつかむよう
       いいかい 行こう
       壁の向こうへ
       自分の心に正直に
       約束していたはずの自分は
       どこへ行ったか
       探しに行こう

          「秋っぽい」

       空が澄んで
       空気が澄んで
       心が澄んで
       うん 秋っぽいね
       虫がないて
       森がないて
       人がないて
       そう 秋っぽいね
       涼しくて
       寂しくて
       爽やかで
       美しい
       ほら 秋っぽい
       秋がいっぱい
       秋っぽい

     あとがきに『詩をつくるとき、僕の脳裏に浮かぶのは、題材となる情景や思い出ばかりだとは限りません。言葉が生き物のように動き出すことがあるからです。「言葉」の奥に隠された秘密は、みんなが知りたいことではないでしょうか。
     この本が、その答えを見つける手助けにされば幸いです。』と、綴られています。
     東田直樹さんの言葉は世界中に発信されて、評価を受けています。
     素直な詩に感銘を受けます。
     純粋な心は傷つきやすいですが、「痛み」を知ることは、他人の「痛み」を知ることができます。
     これからも活躍をされますように(=゚ω゚=)

  • ほら 僕らが探していた夢が
    ほら こんな近くに
    君の隣に輝いている
    手を伸ばせば届くのに
    君は見ているだけ
    100万光年先に星があると思っているのは
    君だけ
    星に手が届くのは
    君だけ

  • 放送予定 - 君が僕の息子について教えてくれたこと - NHK
    http://www4.nhk.or.jp/P3229/

    角川学芸出版のPR
    http://www.kadokawa.co.jp/product/321408000293/

  • 141

  • 2015年10月に行われた「ビブリオバトル全国大会予選会-学内予選会-」にて、バトラーにより紹介され、見事チャンプ本に選ばれた図書です。
    詳細は図書館HP (http://libopac.josai.ac.jp/) より『ビブリオバトル』で検索!

  • 重度の自閉症である東田直樹さんの詩集。
    でも、彼が表現するこの詩集の表現の豊かさには
    感動を覚えました。とても素敵な1冊です。

    彼の純粋で真っすぐで、優しくて寂しくて、
    ときに力強く、健気でいて、人らしさ、人の素晴らしさを
    感じさせてもらいました。ありがとうございました。

    ===========================
    こだま

    遥か彼方 とても登れそうになかった山
    一歩一歩前進して 頂上が 僕の視界に入ってきた

    長かった ここまで 本当に長かった

    人生は まだ始まったばかりかもしれないけれど
    物心ついた頃から この日のために 僕は生きてきた

    それは誰のため それは誰のため それは誰のため

    頂上に立った時 僕の目の前には 誰もいない

    星に手が届きそうな天空で
    僕を待っているのは 汚れなき空気と 美しい大地

    「ありがとう」は僕の耳にこだまする
    ===========================

  • 重度の自閉症者でありながら、パソコンなどを使って執筆を行う東田直樹さんが、10年分のありのままの心をつづった詩集。

    読んでいて、言葉がスッと心に入ってきました。

    朝露のように透明で、煌めいているような印象。

  • やさしい感じで時にぐさっとくるような。

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著者プロフィール

1992年生まれ。重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』が現在30か国以上で翻訳され、世界的ベストセラーに。

「2020年 『世界は思考で変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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