- KADOKAWA (2015年6月23日発売)
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感想 : 17件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784046533463
作品紹介・あらすじ
重度の自閉症者ながら文字盤やパソコンを使って言葉を発し続けてきた東田直樹。「自閉症」という障害への思い、会話ができないからこそ見えてくる日常の様々な気づき。著者の「七転び八起き」の歩みが詰まった一冊!
みんなの感想まとめ
自閉症の当事者が自身の思いや経験を率直に語ることで、読者に深い気づきを与える作品です。著者の優しさや穏やかさが伝わり、特に「自立」についての考え方には多くの人が共感を覚えます。社会の中で自分らしく生き...
感想・レビュー・書評
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自閉症のみならず特性を持つ人のことを知りたくて読みました。
ですが、そんなことすっ飛ばして生きていく上で大切なことをたくさんたくさん教えてもらいました。
本書を通してまず伝わってくるのは東田さんの優しさや穏やかさ。出版されたのは2015年で東田さんは当時23歳とお若いのですが、精神的には実年齢より大人ですね。学びが多すぎて取ったメモも大量になりました。
特に印象に残ったのは
「僕の考える自立は、社会の中で自分らしい生き方をすること」という一文。
うまく言い換えることができないのですが、はっとしたんです。自分らしく生きていたとしてもその舞台は果たして社会なのか。ごく限られたSNSの中だけだったり、自分にとって心地よいコミュニティの中だけだったりはしていないだろうか。
居心地のよい(ご本人がそう書かれています)特別支援学校から、自らの意思で通信制の高校へと進学した東田さんに言われるとドキリとしました。
また、東田さんのお母様をはじめとするご家族とのエピソードは子育て中の私には多いに参考になりました。東田さんが本書の中に書かれた思いは、7才の我が子がうまく言葉にできずにもどかしそうにしている思いと通ずるところがあるように感じたからです。
同時に、自分の子どもに伝えたくなるような事も書かれていました。
さらには「障害があってもなくても、心のきれいな人はいるし、そうでない人もいるのではないでしょうか。(中略)まずは障害者に対する幻想から取り除くべきだと思っていますり障害者は天使でも悪魔でもかく、普通の人間なのです」には激しく共感しました。
私が感じていた違和感をすっきりと簡潔に書いてくださいました。ありがとう。
東田さんの他の著作もぜひ読んでみたいと思っています。自閉症だからではなく一作家としてファンになったので。
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自閉症で生きづらい筆者の苦しみが、読んでいてひしひしと伝わってきた。自分の想いが表出できないのはとても苦しいと思う。言葉が話せても、相手に上手く伝えることが難しいのだから、なおさらだと思う。話せること、相手に伝える手段を持っていること自体がとても尊いことなのかもしれない。
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読み進めながら、自分の視点が広がっていくのを感じられました。
普通って、一人ひとり違うということを突きつけられます。寄り添う、見守る、聞く、話す、受け入れる、コミニュケーションの本質を考えるきっかけに。 -
いままでテレビなどでは自閉症などのを扱ったものはあるけれど、このように当事者本人が自分の心の内を表現しているところを初めて知り、びっくりしました。大変そうだなと思うことはあっても、彼らの感情や気持ちまで、想像することができませんでした。表現できないだけだ同じなんだということに改めて気付かされました。
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幼児が褒められるようなことで褒められてもうれしくないと、障害者本人が口に出す機会は、今迄あまりなかったのでしょう。特別支援教育に携わる人みんなに読んでほしいと思います。
「よかれと思って」やっていることのあれこれを見直す機会になるでしょう。 -
自閉症者に向けての文章もあり。諦めない、前向きな気持ちを感じた。
周りに迷惑をかけている自覚がある事に驚いた。
「べき」という語尾が気になったが、それほど強い願いなのだろう。 -
・「ちょっと待って」→具体的時間を伝えること
・文句を言い始めたら取りあえず言わせる。気持ちを収めるために自分自身と戦っているから声かけをしても無駄。
・失敗体験を積み重ねない。持ち物を自分の場所に入れられない自閉症児。間違う前に少し手伝ってあげて繰り返し教える。成功体験を繰り返すことで覚える。 -
「自閉症の僕が跳びはねる理由」に続いて大人になってからの彼の本を読みました。
ネットで動画も見ましたが、会話が普通に出来ない彼が文字だったら表現出来るということに驚かされます。
人の思考、そして表現というものの奥深さを感じます。 -
914.6
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重度の自閉症をもつ方が自身の障害について、日々思う事について綴った1冊。
図書館の特設コーナーにあり、手に取った1冊。
豊かな感性や達観した物の見方に素直に感動した。
作中にある、「ちいさな気づき」7、8行の短い文章にはっとさせられる言葉が詰まっている。
自閉症という障害を抱え、葛藤の中で成長してきた作者ゆえに言葉のチカラを感じずにはいられない。 -
褒められることについての記述は、私も感じていたことだ。
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なるほどなあと思うことが多い。
世界に一つだけの花になりたいのでなく、世界にたくさんさいている花になりたいというところになるほどなあそんなふうに考えたことなかったなあと思った。たった一つのとびぬけた価値でなく、友だちや仲間や家族と共に花を咲かせて生きていきたいという気持ちを感じた。
人の顔を見分けるのが苦手で、自分の顔にしわがあるだけでわからなくなったというくだりを読んで、やはりそうか、しかしそこまでわからないのかと衝撃だった。
たくさんの付箋を入れながら読んだが、図書館の本だった。どこかにメモしておこう。 -
これは、読みやすい。
すーっとイメージできるし、そうかそうかと驚きもある。
誰もが特別じゃないし、誰もが大切な存在。だから、みんな一緒に生きていける世の中がいいなぁ。まずは、学校がクラスがそうならなくては!
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東田直樹の作品
