カドカワ学芸児童名作 ライバル おれたちの真剣勝負

  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 39
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046534057

感想・レビュー・書評

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  • 児童文学になると葉真中さんの新たな一面を垣間見れた。
    これがデビュー作か、、

  • 将棋がそこそこ好きな小5の息子用に借りた本。
    好きなことに打ちこむことの素晴らしさ、挫折、ライバルと出会って切磋琢磨する楽しさ、親への反抗等が描かれていて、将棋好きの子供にはなかなかいい内容ではないかと思いました。
    大人が読むには物足りないけれど、子供目線で星4つの評価。

  • 著名な推理小説作家・葉真中顕さんの原点と言える児童文学小説のデビュー作です。奇しくも令和になって私の読んだ一冊目が肉体勝負の本で二冊目が頭脳勝負の本になりましたね。そして今年読んだ将棋が関係する本も2冊目になります。また約9年前に書かれた本書の冒頭のスタート時期がゴールデンウィークという事で偶々ですが何という偶然でしょう。父さんの為に勝負する訳じゃない!リュウとマサユキの真剣勝負の行方は?勝つ事が全てではなく負けた悔しさを超えて相手の実力を認め讃えられる決して生ぬるくないライバルとの友情が清々しいですね。

  • 子どものテストの問題文で一部を読み、続きが気になって本を借りました。
    話はとてもおもしろかったです。
    自分にも同年代の子どもがいるからか、主人公のリュウをいとおしく思え、その成長にグッときました。
    友人マサユキの変化や、リュウ父子の関わり合いも丁寧に描かれていてひき込まれました。

    軽すぎる文体と挿し絵が個人的にはあまり好みではありませんでした。

  • 主人公:小5 渡辺竜 「プロ将棋士」の夢を託す父親との暮らしに抵抗を感じ始めた竜。しかし、そのことを決して伝えることができなかった。硬くなった竜の心を次第にほぐしたのは、新しい学校で出会った マサブー 佐藤政幸でした。読後、出会いの大切さがじんわり伝わってくる。
     「将棋」というなじみのなかったキーワードについていけるか不安があったが、自分の才能を認めるのではなく他者の才能を認め切磋琢磨しようとし始める主人公竜の姿勢に、ぐいぐい引きこまれていった。前半から見え隠れした父親への反抗心を、中盤できちんと消化させ親子の自立も描いている。 力ある児童書です。

    第1回「角川学芸児童文学賞」優秀賞受賞。注目の受賞デビュー作。

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