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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784046534187
作品紹介・あらすじ
福島原発事故を経て、なお原発再稼働へと舵を切った日本社会。そもそも私達はなぜ原発を容認してきたのか。水俣病や足尾鉱毒事件で国家と闘った知識人・科学者の足跡を辿り、反原発運動が依拠すべき抵抗精神を探る。
みんなの感想まとめ
テーマは、福島原発事故以降の日本社会における原発との関わり方や、反原発運動の重要性です。著者は、過去の知識人や科学者が持っていた抵抗精神を掘り下げ、現在の私たちが直面している無気力や無反省の姿勢に警鐘...
感想・レビュー・書評
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古本で買って読む。2012年刊行。
当時、京都大学原子炉実験所助教の小出と評論家の佐高による、反原発をテーマとした対論。
早いもので、東日本大震災、それに伴う東京電力福島第一原発事故から干支で一回りが過ぎた。現在、新型コロナ、異次元の物価高騰や著しい少子高齢化問題を始め、ウクライナ問題、社会保障と税金に関する問題など、様々な問題があるが、脱原発に関する積極的な主張をする人たちが、当時と比べて圧倒的に少なくなってしまったように思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本のなかで紹介されていたこの文章を読んで・・・深く考えさせられました。
なんだか今の原発との関わり方も同じ感じがする。
戦争責任者の問題」伊丹万作(映画春秋創刊号・昭和21年8月)より抜粋
だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
このことは、過去の日本が、外国の力なしには封建制度も鎖国制度も独力で打破することができなかった事実、個人の基本的人権さえも自力でつかみ得なかった事実と全くその本質を等しくするものである。そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性と密接につながるものである。
自分を売らない思想…今読んでみる価値あります。 -
力作。
原発について、真実を我々は知らされていないのかもしれない。
説得力がある。 -
根底には,自分の頭で考え判断し,そして行動する,という当たり前の行為を放棄する大衆が如何に多いか,悩ましい問題が通底する.英国元首相サッチャー氏が亡くなった際に賛否両論だったように,"正義を行えば世界の半分を敵に回す"のだ.
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女川原発の電源を供給している場所がひとつだけたまたま高いところにあって、残ったために原発がメルトダウンしなかったという話は、この本で初めて知ることができた。マスコミで説明されないことがどんどん出てくる。
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文中に何度も登場する田中正造に興味がわく。第三章で佐高信氏が伊丹万作「戦争責任者の問題」を引き「騙されること自体が悪なんだ」と言った事が意外だった。
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