子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 138
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046534231

作品紹介・あらすじ

将来、わが子を「メシが食える大人」にするために果たすべき父親の役割とは何か。「問題解決力」「危険回避力」「空間認知力」などの力を育む方法を、父子のふれあいや遊びの実践例を通して多数紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 父親のための育児の心構え、役割、子供との具体的な関わり方や遊び方を教えてくれる本。
    本書の目的は、子供を飯を食える大人に育てるということ。ひきこもりの子供は父親と遊ばない子供が多いことに気づいた著者が、いかに父親が育児に参加すべきかを解説してくれている。
    命の中心は母親であり、母親をいかに精神的に安定しているかが子供にとって家族にとって重要。
    父親は母親のサポートとして母親と同じ仕事をするのではなく、父親にしかできないことをやるべき。それは本気で遊ぶこと。時には本気で子供を打ち負かすことも必要らしい。
    後半は具体的な遊び方について解説している。遊び方が分からないお父さんにとって役に立ちそうだ。
    これから父親になる人や既に父親になっていて子育てが分からなかったり参加できていない方におススメです。

  • 親子参加型イベントの狙いや工夫等が随所に記されているが、よく考えられていると感心した。特別なイベントでなくとも、日常の中の心がけ1つで子供に伝えられることはありそう。

  • コンセプトはとても勉強になった。後半、自分達(花まる学習会)の取り組みの紹介みたいなものがちょっと多過ぎる感じはした。

  • 「母こそ命の中心だ」という結論に達した著者が「では父親の役割って何だろう」と考えた本。

    子供と本気で遊ぶ大切さ。著者が繰り返し主張していることであるが。
    「高学年になったらチャレンジしてほしい二人旅」

    父は娘より20-30年長く生きている。そして男はプライドで生きている。だから娘に対しても説教臭く・教え導くというスタンスをとってしまう。しかし娘は、小さくても「女性」という男性とは全く異なる生き物である。
    お父さんの方から娘に「聞く」スタイルが重要。「そこで、どうなったんだ?」「どう思ったんだ?」

    と、色々勉強になる点があったが、何より衝撃だったのは本書の最後の最後:
    「娘が思春期になると、父親としての役割はゼロに近くなります」「女の子は大好きなお父さんだからこそ離れていきますし、それが健全な成長過程です」

    ものすごいショックを受けています・・・

  • 著者の本は好きで何冊か読んでいるが、これも良い本。

    前半は家庭内における父親の役割を、後半は父と子の具体的な遊び方を書いていた。
    引きこもりや家庭内暴力の子どもの共通点として、
    “父親と遊んだ経験が少ない”
    というものがあるらしい。
    父親も子どもと遊びたくないとか、遊び方が分からない、という人が増えているそうだ。

    父親の役割で気になった箇所は次の通り。
    ・子育てで一番大切なことは「母親の安定」。
     そのために父親は努力すること。
     子どもはやはり最後は母親。命の中心が母親。
     母親に優しく愛された子どもは社会に出てから頑張れる。
    ・妻の話しを相づちをしながら共感して聞き、そして労うこと。←カウンセリングマインド
     沈黙したまま聞いたり、要点をまとめたり、解決策を提示したり、論破したり、教育・指導・啓蒙をしてはいけない。
    ・2人目の母親になってはいけない。
     グチグチ叱り続けたり、きめ細かく世話を焼いたりしてはいけない。
    ・母親を大切にしている姿を見せる。
    ・妻に「お母さん、大丈夫だよ」と言う。
    ・大局を見る。子どもの成績で一喜一憂しない。

    妻を大切にするくだりは同じ著者の別の本でも読んだがこの本では更に具体的な教えになっていた。
    著者は子ども達のことが本当にたいせつなのである。
    その子ども達のために母親達を安定化させ、そのために父親達に努力して欲しいのだ。

    具体的な遊びの方法は詳細は割愛するが、
    ・論理的に会話をする。ズレたら修正してあげる。
    ・野外で活動する。
    ・ボードゲームやカードゲームを。
    ・量より頻度を。
     (月に一度の旅行より、毎日5分でも10分でも話しかける等)
    等が参考になった。

    この本では一人親の家庭(母子家庭、父子家庭)にも触れていた。
    一人親の家庭から立派な若者に成長する例がたくさんある旨の内容は多くのひとり親が嬉しいはず。
    やはり“愛情”が大切とのこと。
    そして一人親とは異なる性の大人(品性のある大人)と接する機会を設けてあげることが大切とのこと。

    最後に、家族のひとりひとりが、それぞれお互いを支えあって、幸せな家庭でありますように、と締められていた。

    難関校突破や高学歴などの話しは全然出てこないのも良い。

  • 妻を支えることで、子育ては上手くいく
    妻の話にオチをつけたり、あーだこーだ言わない。ウンウン、大変だったねと聞けば良い

  • やはり大事というか大きな力は母性なんでしょう。
    母から産まれてくるわけですし・・・
    父親はその母親をできるだけいい子育てをするお手伝いやサポートの部分が大事ですよね。
    自分はどの程度できてるのか?すこし考えてみます。。。

  • 息子への接し方、悩みますね。
    参考となったことは…スクエアパズル(4×4、5×5)を作って、遊び、子ども自身に問題を作らせること、相手のカードの数字を当てるアルゴというカードゲームの存在を知ったこと、○○を探せ!などの探し物系ゲームの実現、ニンゲンウォッチングなどの遊び方の数々。ぜひ、実践しましょう。

  • 子どもと遊べない親が増えているという危機感に根付いて書かれた本。

    個人的には、「飯が食える大人になるための」というのは、今後の将来を考えると過大な表現ではないかと感じた。

    清く正しく、何があっても前向きに生きていくという風な人間としての基礎力を身につけるためのノウハウ・視点としてはとても重要な情報が載されているのではないだろうか。
    ただし、これをしても将来食うに困らない大人になるかどうかは、何とも言えない。

    もう一つ残念だったのが、男の子をかなり意識して書かれていること。女の子に対しては、かなり引いた目線で書かれていると言わざるを得ない。

    男なので、女の子とは子どもといえども分からない…というのは、まさに昭和的な完成ではないだろうか?
    女性管理職も増加しており、今後も増加するであろう社会においても、「女性はよく分からん…」という姿勢がいつまでも許容されるモノではないと思う。

    By the way, 子どもと一緒に居ても何をして良いやら…と悩んでしまう方には、引き出しを増やす意味でもオススメの一冊ではある。

  • タイトルはやや刺激的ですが、内容としては父と子の良好な関係の構築と自発的な子どもの育成には一緒に遊ぶことであること、及びその遊び方や事例紹介が中心となっています。
    考え方自体は私自身も感じていたことが多いので新しい知見が得られたというわけではないですが、自分と同じような考え方で実際に教育をしている人がいるというのは少し安心しましたし、事例は具体的でイメージがつきやすかったです。
    しいていえば、対男の子との付き合い方の印象が強く(女の子との付き合い方も別途ページを割いてはいますが)、娘を持つ身としてはやや物足りなかった気がします。(対男の子に比べて、父親の影響力は小さいもいうことなのかもしれませんが)

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著者プロフィール

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)/関東、大阪、名古屋で教室展開している「花まる学習会」代表。テレビ出演多数。著書に、6万部突破の『お母さんのための「男の子」の育て方』や3万部突破の『中学生 中間・期末テストの勉強法』(以上、実務教育出版)など。

「2018年 『小学生 タカハマ先生のなやみの不思議 なやむほど強くなれるのはなぜ?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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