- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046534231
作品紹介・あらすじ
将来、わが子を「メシが食える大人」にするために果たすべき父親の役割とは何か。「問題解決力」「危険回避力」「空間認知力」などの力を育む方法を、父子のふれあいや遊びの実践例を通して多数紹介。
感想・レビュー・書評
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本著、奥さんが図書館から借りてきて、「あんま参考にならなかったけど、読む?」と言われまして。。
「これはどっちが正解なんだ!?」と頭の中の妖精さん達が瞬時に緊急対策会議を始め、とはいえ明確な結論は出ないまま「じゃあ良ければ」と拝読させていただいた次第です。
と、本著に失礼な書き出しで大変恐縮なのですが、「子どもを『メシが食える大人』に」という、考える力や感性をどう育むか?にフォーカスした本著は、本質的に大事なコトが書かれているにしろ、拙宅の目先の課題は「中学受験生の子どもに意義深く机に向かってもらうにはどうするか?」だったので、もう少し子どもが小さい頃に読むべき1冊だったかなと。
その点では、本著を読んでの自分なりの反省点を述べるとすると、もう少し遊びの中から感性を育む経験を積んであげさせられたら良かったと思います。父子旅行までは何とかこなしつつ、なかなか海とか森とかは連れていきづらいんですよね。。(だからこそ著者の学習会があるんでしょうが)
本著を読んで思いを馳せたのは、ジェンダー論との関係性です。
最近は「男だろ」や「女らしく」といった言葉は公的にはほぼ禁句になっていると思いますが、著者は「男と女は別の生き物」と断じ、母と父、息子と娘をキッチリと分けて記載しています。
著者の主張は20年の現場での経験から来ているものでそれはそれで尊重すべきものだと思いつつ、最近のジェンダーレスの流れに至る切実な悩みを持つ人がいることは事実な訳で。この両者を真面目に正面から捉えるとデッドロックに陥る気がします。
本著の感想から逸脱してしまって恐縮ですが、このジェンダーの問題について(科学的にでも哲学的にでも)結論が得られることはあるんでしょうか…。
我々がいま片足を突っ込んでいる分断の時代の後、それを解決する存在が様々な社会問題を一挙に解決する可能性もあるとは思うのですが、どうかそれがディストピアにはなりませんよう。。
家庭事情をだいぶ詳らかにしてしまった感もありつつ、感想からも脱線してしまって、お目汚し失礼いたしました。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんな本かと適当に取った本だが、良いことが書いてあった。
「妻の安定のため、夫だからできること」として、「妻の話を黙ってきく、うなづきがない」など、よく言われることではあるが、改めて、定期的に読むと気が引き締まる?気がして良い。
例として取り上げられている会話例があるあるすぎて面白い。
命の中心である母を守るのが父の使命 -
Twitterから
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Kindl Unlimitedで読んでみた。本書に従ってゾンビの真似をしたら意外と受けが良かった。子供とどれだけ本気で遊べるか試してみようと思う。
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父親の役割、母親の役割という分け方が画一的だし、たくさん遊んであげれば子どもが伸びるなんて誰でも想像できそうなこと。かといってエビデンスが示されているわけでもない。
夫に不満のある妻にはウケがよさそうな本。
中盤以降は多様な遊び方が示されているので、遊んであげたいけど遊び方が分からないという人には役立つかもしれない。読んでないけれども。 -
この方の言説の根拠の有無は分からないけれど、夫が子どもと遊んでいる様子(義務感からでなく)を見ると心和むのは確か。遊びのネタ帖としても使える本。
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父親の役割とは。
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父親のための育児の心構え、役割、子供との具体的な関わり方や遊び方を教えてくれる本。
本書の目的は、子供を飯を食える大人に育てるということ。ひきこもりの子供は父親と遊ばない子供が多いことに気づいた著者が、いかに父親が育児に参加すべきかを解説してくれている。
命の中心は母親であり、母親をいかに精神的に安定しているかが子供にとって家族にとって重要。
父親は母親のサポートとして母親と同じ仕事をするのではなく、父親にしかできないことをやるべき。それは本気で遊ぶこと。時には本気で子供を打ち負かすことも必要らしい。
後半は具体的な遊び方について解説している。遊び方が分からないお父さんにとって役に立ちそうだ。
これから父親になる人や既に父親になっていて子育てが分からなかったり参加できていない方におススメです。