- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046534286
感想・レビュー・書評
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幕末時の英雄視されている吉田松陰だが、変に神格化せずありのままに書かれている。読書家で知識習得欲旺盛で教育者としても名を馳せたが、意外に不器用で甘ったれなところもあったように感じる。
松蔭ついて書かれた他の本ももっと読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今年(2015)の大河ではもう死んでしまったが、実際にはどう云った人物だったのかと云うことで。
まあ、この本に書かれてることが史実かどうかは分からないけど、参考にはなる。
今の時代に龍馬や松蔭って声はあるけど、違うね。彼らはあの時代だから活きたんだね。今いると、多分全く受け入れられないわ、松蔭君。
ただ、いろいろなところに学ぶべきことは多い人ではある。 -
20150218 有名過ぎて、何をした人かかえって分からなくなっていた。大河ドラマの影響もあってあらすじを、知りたかった。淡々とした記述が丁度良いさめ加減。この後、ドラマを、求めて別の本を読むかどうかは各自の判断だろう。
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津本陽氏の吉田松陰論。歴史小説の枠を超えて、史実を基に松陰の実像に迫る。
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伝記的ではなく等身大に吉田松陰を捉えようとしている筆者のスタンスのおかげで、読み手としても話を飲み込みやすい。松陰の危ういほどの熱狂こそが時代を変える一つの切っ掛けになったという点が素敵。
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事前の松陰のイメージは知的で落ち着きと信念を持った人物であったが、そうではなく短絡的で猪突猛進な事実が沢山。
学者としては優れた才覚があるのかもしれないが、軍略家や経営者としては才に乏しいように感じる。
・玉木文之進の教育は吉田家の山鹿流兵法師範の大助の危篤をきっかけに開始
・松陰の明倫館の授業はさほど人気がなかった。皆勤者は無。