東アジア動乱 地政学が明かす日本の役割 (oneテーマ21)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046534293

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの煽りはともかく、東アジアの現状と今後の展望を地政学を用いて解説…はしてるんだが、ランドパワーとシーパワーに二項対立では無く、第三勢力を出してきたモノの掘り下げが甘い(そりゃ新書だからページ数には限界はあるにせよ)出すならきちんとまとめてくれと。そして、北朝鮮に甘い。拉致被害者の再調査をすると発表した時点では多少期待したが、締切をどんどん先延ばしして回答する気が無いし、そもそも北朝鮮の核開発とミサイル開発・配備は国連安保理決議違反なのにそこが一切考慮されていないので、片手落ちどころか、ほぼ両手落ち。もう少し信用できる著者だと思ったのだがなあ…

  • 東アジアのを地政学の観点から洞察。
    シーパワーとしての日本の立場が感じられた。『地理的条件をみれば、一国の政治政策が垣間見れる』(意訳)とは、ナポレオンのお言葉。確かに隣国との関係がその国の外交戦略になるよね、納得。

  • 世界は、地政学的にランドパワーとシーパワー、イスラーム国家に大別できる。逆さ地図から見えてくる日本の地政学的位置付け。ランドパワーとシーパワーの境目にある日本が地域の安定のために出来ることとは何か。
    地政学から考える日本の役割を説く本。
    地政学的なアジア地域での対立を解消できる鍵を握るのが日本だという主張が面白い。
    日本はシーパワー国家として有力なだけでなく、鉄道などのインフラ技術や環境技術など、ランドパワー国家が必要とする技術も有しており、これらを駆使することで、ランドパワー国家とシーパワー国家を結び、また、双方のバランスを保ち、地域の安定化を図ることができるとする。

  • 新聞を賑わす各国の政治的背景を、シーパワーとランドパワー、つまり海と陸を切り口に分類し、整理した本。ランドパワーが何となく悪の枢軸に感じてしまう位、ロシアや中国、韓国といった悪役が揃っている。何故、これらの国を悪役に感じるか。民主化されているか否かという点、日本と価値観の異なる歴史認識で批判を繰り返す点、そもそも、人権という概念があってないような点、からだろう。自由と繁栄の弧、とはよく言ったものだ。だからと言って、悪を成敗できるというものでもない。これらの国の違いは、戦略やイデオロギーの違いであって、まさに、新たな自由主義における国家規模の利権争いだからだ。

  • シーパワーについてはマハンの本を一冊読んだが、地政学に関する本はマッキンダーも含め読んだことがなかったので購入。
    加えて「東アジア」というのが、近代史や経済といった点で今後本で読もうと思っていて分野だったので個人的にはちょうど良い本でした。

    東アジアとりわけ、著者の専門である朝鮮半島や中国、ロシアとの関係性はなかなかちゃんとテレビで伝わっていない話もあり興味深かったです。
    特に「加害者と被害者の関係が1000年たっても変わらない」の話にはハッとさせられました。韓国社会の歪みや政治家の発言意図を非常に考えさせられる内容でした。

  • 地政学の観点から東アジアの現況を分析。「シーパワー」、「ランドパワー」、そして新たなイスラムの3極構造がよく理解できる。日本の役割への筆者の想いには共感すべきものがある。

  • 地政学とは、地理的な位置関係が政治、軍事、経済の分野において、国家に与える影響について研究する学問のこと。
    一国の地理を把握すれば、その国の外交政策が理解できる。
    中国の製作には、アメリカはアジアではないという地政学的な視点を含めつつ、1990年代から様々な外交展開をしてきた。
    ドイツでは東ドイツのメルケルが首相をやっていても、韓国で北朝鮮出身者が首相をすることは受け入れらえれrない。

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著者プロフィール

拓殖大学客員教授

「2016年 『なぜ韓国外交は日本に敗れたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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