メシが食える教育 「官民一体校」の挑戦 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046534316

作品紹介・あらすじ

花まるメソッドを公立小学校へ! 全国初の官民一体校創設がついに動き出す。「時代に取り残されないように学校も塾も変わる必要がある」と語る著者は一体どのようにこれまでの教育システムを変えていくのか?

感想・レビュー・書評

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  • 著者は花まる学習会の代表の高濱正伸氏。

    子供たちを「メシが食える大人」=自立して生きていける大人、人望のある大人(モテる大人)に育てることが何より重要であり、そのためにはどのように教育を行っていくべきか、持論を述べている。

    氏は、広く現代日本の教育の現状を見つめており、
    公教育の問題点(小学校の先生たちは古すぎて時代にそぐわない指導案や現代特有のクレーム対応でガチガチにされ過ぎて疲れ切っている等)を敏感に察知し、
    子供たちの置かれている家庭環境の抱える問題(母親は独りで子育てや家事に従事し、孤独でいっぱいいっぱい等)についても指摘している。

    単に学習塾の代表(あるいは、いち「塾の先生」)という立場に留まらず、教育者として、塾に来ている生徒だけでなく教育全般を改善したいと強く願い、ついに官民一体型の小学校教育に乗り出す。(佐賀県・武雄市の武雄小学校に花まる学習塾のノウハウを持ち込んで指導を行うというもの)氏の挑戦に注目したい。

    自分の子供の教育という意味では・・・
    「家庭では母親の笑顔が子供にとって何より重要」
    「母親の孤独を理解することが重要」
    心によーく留めておこうと思います。

  • アカデミックな教育畑じゃない人の本だなあという感想。
    保護者のことについて結構なページを割いていて自分の中で膨らんでいたイメージが変わった。保護者はこう思ってますよというのはかなり勉強になった。

    「先生の仕事は子どもたちをかわいがること」というのは言われてみるとその通りだなあと。実際、昔の方がクラスの子どもが多かったから目が行き届かないことなんて結構あったと思うのだけれど、見ているのは先生だけではなかったんだよね。それが今ないんだから先生は余計しっかり見ないといけない。でも、それができない現状。。もはや福祉の観点だよなあ。

  • なんとなく教育関係で新しい本だったので手にとってみた。
    佐賀県武雄市の教育改革を行っている方の話。
    主に小学校の教育だった。
    生徒を一貫性を持って指導するため、教師には哲学が必要であるということが印象に残った。
    日々教育について考えて悩んでいくことが自分の教育感を養うためには必要だと思った。
    学校と塾、官民一体の教育の成果が今後どう現れるのか、学校の教員に求められる資質とは、、
    考えるきっかけとなった。

  • 人間力あh情報社会の言葉でコンパクトにまとめられるものではなく、もっと感覚的で生々しいもの。

  • <目次>
    第1章  学校と先生が危機に瀕している
    第2章  親を味方にする
    第3章  哲学することの大切さ
    第4章  メシが食える大人とは
    第5章  学校と塾の未来像
    第6章  三人の出会いの物語

    <内容>
    小学校を中心に、「作文」「読書」「野外活動」を主眼に置いた「花まる学習会」を主宰。佐賀県の武雄市で官民一体校(小学校)を始める(2015年4月)著者の考えと官民一体校の狙い、などを書いた本。塾の指導法を公立学校に導入するという、センセーショナルな活動をしている。政府が言うところの「コミュニティ・スクール」の先駆けだ。学校をよりよくするために塾のノウハウを入れたっていいじゃないかという、著者の言いたいことはよくわかるし、現在の学校の閉塞状況を考えると、これくらいセンセーショナルでもいいのではないかと思えてくる(ぐらい、現場はヤバい)。ただ、政府の片棒を担いでしまうと、やつらの考えている、「政治で教育をコントロールする」ことになってしまうので、諸手を挙げて賛成はできない。また、タイトルはちょっと違うかな。と思う。確かに本の中には、「メシが食える」教育実践の一端は載っているが…。

  • 第1章 学校と先生が危機に瀕している
    第2章 親を味方にする
    ここまではつまらない本だな〜と思いましたが

    第3章 哲学することの大切さ
    第4章 メシが食える大人はとは
    ここからが本領発揮でしたね
    全くの正論ですね 何の違和感もないです
    やんわりと表現してますが、現在の公教育を全否定してます

    「教師っぽい」表現がもどかしくて多少イライラしますが
    著者の立場を考えると、学校、先生、親の敵を増やせないのでしょうがないですね
    第三者が取材という形式で表現する方法をとれば更に本書の真髄を伝えられる気がします
    当事者本人が直接語るとかえって真髄を伝えにくいケースがあることに気づかされました

    著者達の「官民一体校」が成功して、現在の公教育が変わることを期待します

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著者プロフィール

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)/関東、大阪、名古屋で教室展開している「花まる学習会」代表。テレビ出演多数。著書に、6万部突破の『お母さんのための「男の子」の育て方』や3万部突破の『中学生 中間・期末テストの勉強法』(以上、実務教育出版)など。

「2018年 『小学生 タカハマ先生のなやみの不思議 なやむほど強くなれるのはなぜ?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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