殺したガールと他殺志願者 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 63
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046800756

作品紹介・あらすじ

最愛の人を殺したい彼女と、最愛の人に殺されたい俺は出会ってしまった。
その日から俺は、彼女が「殺したくなる相手」になれるように変わり始める。
「次からコーヒー以外は注文しないでください」
「どうしてコーヒーなんだ?」
「コーヒーを飲む男性の姿が好きだからです」
「……それだけ?」
これは、ありきたりな不幸を共有できた二人が「死ぬ」までのラブコメディ。

感想・レビュー・書評

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  • 「最愛の人に殺されたい」淀川水面と「最愛の人を殺したい」浦見みぎりが出会うとき、物語が始まる…。これは面白い。読んでいてゾクゾクしました。殺して欲しいけど最愛の少女には生きていて欲しい少年。最愛の少年を殺したいけど自分も共に死にたい少女。そんな二人による二律背反の純愛ストーリー。重ためな家族愛のエピソードが展開されますが、少年少女二人のコミカルな掛け合いがそれを軽くしているという秀逸な構成になっています。2巻も刊行予定ということで、ハッピーエンドのその先を楽しみにしています。期待の新シリーズでした。

  • まず初めに、私の乏しい語彙力ではこの作品を評価しきれないのをご容赦ください。

    ◎ラノベの皮を被ったダークな純愛文学
    私は、この作品を本屋に並んでいた表紙の絵とタイトルだけを見て購入しました。
    想像とは180度違う濃厚な内容、それに伴う表現力に久しぶりに脳みそをフル回転してこの作品を読みました。ラノベを主によく読むのは中高生というイメージがあるのですが、この作品はむしろ大学生以上の方に読んでいただきたいと思います。この作品に出てくる登場人物を現実的か非現実的か、どう感じるかによってこの作品の評価は全く変わると思います。

    〇主要人物以外の人物表現
    この作品には、主要人物以外にも極めて個性的なキャラが登場します。それらの人物表現が少し少ないかなと思いました。
    ただ、この作品はまだ続くようなので次巻以降更に掘り下げられる予定なのかもしれません。


    今回、この作品を星3としたのはラノベのラブコメを好む人達にはあまり好まれない作品かもしれないと思ったからです。私自身の人生経験が乏しいせいか、この作品の魅力を100%感じることができませんでした。なので、人によってかなり評価が分かれる作品だと思います。
    人生経験を積んだ際に、もう一度読み返したいそんな作品でした。

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