わがままに生きろ。

  • KADOKAWA (2021年3月10日発売)
3.90
  • (4)
  • (3)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 74
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784046802231

作品紹介・あらすじ

『アイドルマスター シンデレラガールズ』の二宮飛鳥役をはじめ、多彩な役柄と光る個性ででファンを魅了してきた声優・青木志貴。
しかし、これまでの道のりは複雑極まるものでした。
いじめにあった学校時代、女性か男性かでさまよった性自認の苦悩、また、体型のコンプレックスから摂食障害になったことも…。
でも、そのつらい経験のたびに、自分自身と向き合い、決して見捨てることなく、やりたいことを貫いてきました。
そしてその結果、声優という自分にぴったりの職業にたどり着き、どんどんと活躍の幅を広げています。
YouTubeで性別について告白した動画が170万回以上再生されるなど、ありのままの自分をさらけ出し、思いを語る姿が多くの共感を呼び、話題に。
困難にぶちあたっても常に前を向き、自分が輝ける役をつかむまでとこれからを綴るエッセイです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初めて自伝的エッセイというジャンルを読みました。本作『わがままに生きろ。』の青木志貴さんを何で知ったか記憶が飛んでますが、YouTubeチャンネルを一時期観ていて「男装が似合いそうな女性だなぁ」と思ったのが第一印象でしたね。声優だと知ったのは、それよりも後でした。

    さて本作の感想ですが『わがままに生きろ。』『Mind your own business.』と幾つかの名言?が散りばめられ、かなりツラい学生時代を過ごされ、それでも自分らしさを追い求め、時代と自分に合った生き方を研究している努力家さんだと感じました。

    もちろん、すべての言葉を理解した訳でも共感できる訳でもなく、青木志貴さんのお人柄を垣間見れたという程度なのですが、私も私なりの主張と信念があるので、そういう多種多様な生き方があるから、世界は面白く魅力的なんですよね。

    皆さんは『ヲタク』という言葉を聞いて、どんな人柄を想像しますか?

    私の知る十数年前は『電車男』が『ヲタク』の象徴的なものだったので、ずっとアニメやゲームが好きだと言うことに対して、親にまったく理解されず、弟にも小馬鹿にされていた時代を思い出しました。

    今ではアニメやゲームが日本の代名詞的な象徴とされる時代となり、『ヲタク』も生きやすくなったのかなと思えるのは、青木志貴さんのようなメッセンジャーが居てくれたからなのかもですね♪

    ちょっと作りが面白いエッセイなので、良かったら皆さんもお手に取ってみて下さいまし♪

  • 声優を中心に多方面で活躍されている青木志貴さん。これまでの人生を振り返りつつ、いじめ、摂食障害、性自認などのエピソードを赤裸々に綴ったエッセイ。あるがままに生きろというメッセージが込められた一冊。

    ぼくはモンハンのニコ生公式放送で著者を知った。ゲーム上手い!奇麗!カッコいい!ニックネームが魔王!という衝撃よ。エッセイも読みやすい中にもストイックさや思考の積み重ねが感じられる。いじめの理由についての考察や傷について、ぼくもいじめ被害者としてその答えに納得感があった。

    性自認については知らないことが多くて勉強になった。悩みとして抱えたところから、「青木志貴」という存在へと昇華させていったのはすごいなと。揺るがない部分と、変化を受け入れる柔軟さ。ストイックさ、リーダーシップなど、裏方や運営として場を作るのは合ってそうだなと感じる。

    重い話だけじゃなく、ゲーム好きになった原点とも言える兄との話も好き。ドラクエのレベル上げマシーンにされるのはどこの家でもあるあるな予感(笑) 顧問の先生に性自認を打ち明けた話や、大塚明夫さんの粋な計らいも素敵だった。

    最後に印象に残った文章を引用して終わります。理解してほしくて本にしたんじゃないってスタンスがカッコいい。ぼくだったら、理解してほしいってどっかで思っちゃう。

    p.21
    僕は誰かに理解してほしくて、自分の人生を本という形に残したわけじゃないから。
    「こんな生き方もあるんだ」というひとつの人生モデルとして、面白おかしく読んでいただけたらうれしいです。

    p.36
    親にしてみれば、自分たちの常識から外れた道なんてこの世になかったんだと思う。

    p.42
    あるとき、僕へのいじめがクラスで問題になって、担任の先生がいじめっ子たちに理由を聞いた。そのときの答えが「うらやましかったから」という理由だった。うらやましい…? 僕のうちはお金持ちでもないし、周りからちやほやされることもない。うらやましがられる理由なんてなにもない。今から考えると、きっとそれは嘘で、「みんなと一緒じゃない」というのが本当の理由だったんじゃないかなと思う。

    p.53
    いじめられて、裏切られて傷ついた心は、絶対に元の奇麗な形に戻ることはない。
    そうなったときに、きっと人は傷を消す方法を探すんじゃなくて「傷つかないようにする方法」を考えはじめるんじゃないかなって思う。僕が実際そうであったように。
    僕が考えた傷つかない方法は、やっぱり「他人に期待しないこと」。期待しなければ裏切られたと思うこともないから。でもそんな自分が、今になってとても寂しく感じるときもある。自分が自分を守るために考えた生き方なのに。

  • Mind your own business
    テメェはテメェの仕事をしてろ

    嫉妬という感情は「あの人には負けたくないけれど、自分が上に上がれないから相手を下げてやろう」というマイナスの思考。

    反対に負けず嫌いは「あの人には負けたくない。だから、自分はもっと上に行こう。」というプラスの思考。

  • 『自分』という存在に悩みをもつ人に読んでほしいと思った。著者が伝えたかった「我がまま」は、生涯大切にしたいと感じた言葉であった。
    ジェンダーレスな生き方、自己研究、プロデュース力。様々なスキルとアイデアによる『青木志貴』さんが在ると感じた。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

(あおきしき):「アイドルマスター シンデレラガールズ」の二宮飛鳥役をはじめ、声優、タレントとして多方面で活動の他、YouTuberとしても注目を集めている。また、ゲーム配信も人気なコアゲーマーでもある。愛称は「魔王」・「eerie」など。

「2021年 『わがままに生きろ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青木志貴の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×