魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 6 (MFブックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 189
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046803764

作品紹介・あらすじ

貴族との取引も増え、ますます活躍の場を広げていく女性魔導具師のダリヤ。
そんな彼女のもとを、友人の美容師イルマの夫であるマルチェラが訪れる。イルマが多すぎる魔力を持つ子供をその身に宿したことで「魔力過多症」となり、命の危機にあるのだった。しかし、子供を諦めるという選択をかたくなに拒むイルマを見て、ダリヤは友人として、魔導具師として、必ず二人とも救うと決意する。
築いてきた人脈、魔導具師としての技術、すべてをもってイルマを助けるための魔導具制作に臨むダリヤ。しかし、一筋縄ではいかぬその魔導具制作には、“彼女と似た性質の魔力を持つ”魔導具師の協力が不可欠だった。彼女が思い当たった魔導具師とは――。
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、決別と進歩の第六弾、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 2024/3/11
    大好きな本を1日で読み終えてしまう誇らしさと寂しさよ。
    とはいえ今回は動き少な目。
    イルマの妊娠の回。
    貴族の駆け引きとかは正直どうでもよくて、それを超越してしまうダリヤの真っ当さを見たくて読んでいる。
    そういう意味で今回は弱め。
    カルロの死の原因に黒幕がいたことに腹が立つ。
    Web版ではなかった話だね。

  • ダリヤの友達イルマの妊娠で、この世界では魔力差のある結婚のリスクが判明。大変だなー。でも面白い設定。
    ヴォルフの、「きっと俺達の腕は、少し長いはずだ」ってセリフは、作中で慣用句的に使われている言葉を上手く使っててグッときた。
    イルマの為の魔導具作りで、1巻であまりにあんまりな姿を晒し、クズというかバカというか、、という評価だった元婚約者トビアスくん、だいぶ挽回。
    いろいろな事情がこんがらがってたんだね、とちょっとかわいそうに思いつつ、2人の会話はモヤモヤが晴れたようで良かった。
    姿絵の地雷はちょっと笑った。

  • 婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、転生者である女性魔導具士ダリヤ。
    今巻は、冒頭のカラー部分で「元運送ギルド員マルチェラ」って書いてあって、元ってどういうこと? と思ったが、本編に絡むところ。ダリヤの友人の、イルマ(マルチェラの妻)が妊娠するが、魔力の強過ぎる子を宿すことで命の危機に晒される。ダリヤは友人も子も助けると決意し、元婚約者で兄弟子のトビアスと協力して難しい魔導具を制作する。
    そんな重めの話が繰り広げられている合間で、ダリヤの父カルロの遺品(たくさんのきれいな女性の姿絵)を友人ヴォルフが片付けたり、その姿絵関連の話をヴォルフの兄までしていたり、カルロの遺言の追伸だったりの愉快な要素も多く感情が忙しめ(いい意味で)。ダリヤの商会の体制が変更したりなど、割と変化が大きかった印象。

  • 男の浪漫!
    書斎に男の浪漫を隠しているカルロと、番外編で死期を悟る父親としての姿のギャップが切なかったです。
    「目立たないように」というのは父親の願いだったようですが、力のある味方が多いので、守ってくれるのではないでしょうか。

  • マルチェラの隠されたの魔力、イルマと子供を救うためトビアスに助力を乞うダリヤ。和解できてよかった。カルロの姿絵の処分をするヴォルフ。グイードとヨナスまで巻き込んでの大事になるなんてカルロも罪作りな。
    ダリヤの食事にすっかり胃袋を掴まれたヴォルフ。食事が毎回美味しそうで緑の塔食堂は確かに通いたくなる。ダリヤがカルロに贈ったハンカチを手に入れるヴォルフ、二人とも相手を思っているのに恋愛に発展しそうな気配はまだないのがカルロの死は突然ではなくダリヤたちを守るためだったのね。あの男は誰?

  • 幕間『黒の革手袋』マルチェラの後発魔力発現エピソード〜グイード様からの実父遺品→革手袋エピソード。

    番外編『父と娘の…記録〜レインコート〜』父カルロがなぜ高魔力になり死亡したかの要因。カルミネとの出合い。
    王城魔道具師を4回断わった為だとは!大事なエピソード。

    アンケート用SS『美容師見習いとカットモデル』イルマとマルチェラの出会い。

    本編はイルマの妊娠で命の危機。必要な魔導具作成に奔走するダリア達。その過程でのトビアスとの和解。

  • 購入。

    発売日に読めない悔しさより、実店舗に置いてない可能性の方が怖いよ。
    そんなわけで、なろう系でも追いかけているもののガッツリ読了!やっぱり本はサイコーだね!(笑)
    今回は、魔剣作りはないけど、友のために頑張るダリヤさんはとても素敵で、涙が。同じくカルロパパの話で涙。涙。
    遅々として進まない恋愛要素も、外堀を埋めていけばなんとかなるような気がするよ。
    続きも先ずはネットから。新しい楽しみ方ですね。

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著者プロフィール

「小説家になろう」投稿者出身。

「2022年 『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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