ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4.5 (MF文庫J)
- KADOKAWA (2021年6月25日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046805164
作品紹介・あらすじ
高度育成高校での2度目の夏休みが描かれる。
感想・レビュー・書評
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4.5巻なのに濃い内容だった。
綾小路並の強敵が2年になって現れだして苦戦が予期される。見てる方としては完全無欠な強さでぶっちぎって欲しいが。
1冊1日読了シリーズなので次巻の発売が待ち遠しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホワイトルーム生が明らかになります!
綾小路は本当に恵のことが好きで付き合ってるのかが気になってしまうぅぅ。
QRコードのイベントの真相があれば知りたいなって思いました。 -
こういう平和な巻はいいですね。楽しかったです。
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無人島試験後のクルーズ船での出来事を描いた回だった。
綾小路が人を変えていくことにどんどん悦びを見出すところがとても良い。
次の特別試験の内容が気になるところなので、もう続編が楽しみ。 -
無人島での大規模な特別試験を終えての豪華客船での束の間の休息
それだけに常よりも弛緩した空気を感じられる短編集ではあったけど、一方で強者やこれから能力向上を目指す者達の中には緊張感も感じられた内容だった
この巻で描かれた休息がこれからの戦いに備えたものであるという点が伝わってくるようだったね
この短編集では前巻までの無人島試験では明かされなかった綾小路が関わらない部分の内幕や試験の結果を受けての牽制も数多く見られたね
その中で最も目立つのは南雲による綾小路への挑発。実力の高さや3年生への支配力等これまでも強敵らしさは感じられつつも、その牙が綾小路へ向けられなかったことで伝わりにくい部分もあった南雲の強さ
それがあのような控えめでありながら大規模な嫌がらせから綾小路にとって戦いにくい相手になると感じられる描写が出てきた事で改めて厄介な相手になると予感させられたね
そしてこの短編集で予想外にページを多く割いて描かれた少女達の恋模様。
前巻で思わぬ告白をした一之瀬について描かれるのは期待していたとおりだったけど、南雲の行動によって思っていたのとは全く異なる光景が……
そもそも綾小路にとって軽井沢との付き合いがあるのだからどうやったって傷付けない選択肢は存在しなかったのだけど、それが南雲の計略の一端として綾小路の制御を外れた形で実現されたのは少々物哀しく思えてしまう
また、綾小路に想いを寄せる他の少女達も想いの整理とこれからの躍進を期待させるような描写があったね
グループに入った事で影が薄まってしまった印象も有る愛里の決意、軽井沢との仲を知っていながらアプローチを掛けた佐藤、綾小路を本気で龍園クラスに誘おうとするひより
ただ、どちらにせよ二学期になって綾小路と軽井沢の関係が周知される事で激震が走り同時に更なる躍進を求められる事になってしまうのだろうけど……
綾小路自身はこうやって自分を巡る思惑が揺れ動く事態そのものを歓迎している、というよりは望んでいるらしい雰囲気を感じられる点は気になるね
綾小路を想い心揺らし、傷つき、その果てに成長する姿を期待しているような……。というよりは色恋の中にそれしか求めていないかのような思考は気になる
その中に軽井沢も含まれている点は特に気になってしまうね……
次巻にて描かれるだろうクラス内投票を超えるかもしれないえげつなさを含んだ特別試験
これはクラスの結束を求める堀北にとって試練として立ち塞がるものになるのだろうか?
著者プロフィール
衣笠彰梧の作品






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