また殺されてしまったのですね、探偵様 (1) (MF文庫J)

  • KADOKAWA (2021年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784046806994

作品紹介・あらすじ

殺された。やっぱりまた殺された。
伝説の名探偵を父に持つ追月朔也は、半人前の高校生探偵。
今日も依頼を受け、意気揚々と浮気調査や猫探しなど地味な仕事にいそしむが、なぜか行く先々で殺人事件に巻き込まれてしまう。
しかも"被害者"は自分自身!? 
特殊体質によって毎度生き返る朔也を膝枕で出迎えるのは優秀な助手リリテア。
「また殺されてしまったのですね、探偵様」
「……らしいね」
探偵として、そして被害者として、朔也は文字通り命賭けで数々の難事件を解決していく──!
てにをは×りいちゅで贈る極上の本格ミステリー、開幕。

みんなの感想まとめ

ユニークな設定の中で繰り広げられる本作は、殺されても生き返る探偵が主人公のミステリーです。主人公の朔也は、依頼を受けて地味な調査を行う中で、次々と殺人事件に巻き込まれますが、その体質が逆に事件解決の手...

感想・レビュー・書評

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  • すぐに殺される探偵という斬新な設定が新鮮。


  • 不死の名探偵を父に持つ追月朔也は、浮気調査、猫探しなど探偵業務に勤しんでいた。
    今回も、浮気調査の為クイーン・アイリィ号に乗り込んだはずが、船内で事件に巻き込まれてしまい。

    「また殺されてしまったのですね、探偵様」

    3つの事件簿
    ー------
    アニメ化のPVで刺さり、原作に興味を持ったので読みました。「♯2026年私が読みたい本3選」に上げたシリーズものです。

    中二病ぽさを残しつつ、ラノベっぽさもあるミステリ。

    ダメでした。設定がどうしても合わないのです。読んでいる中に、なれますかね…。
    ふりきれるなら、ふりきって欲しいと感じてしまいました。

    ⇒2巻へ

  • 本作は、その挑発的なタイトルから受ける印象をはるかに超え、ミステリという形式そのものに誠実に向き合った意欲作である。探偵が「また殺されてしまう」という反復構造は一見奇抜だが、それは単なる話題性のための装置ではない。死という断絶を何度も経由させることで、真実に至るまでの過程を極限まで研ぎ澄まそうとする、強い意志が物語全体を貫いている。

     物語は軽妙な会話劇のように始まりながら、次第に論理の網を張り巡らせていく。

     また、繰り返される「死」は単なる出来事ではなく、登場人物たちの関係性や覚悟を浮かび上がらせる鏡として機能している。命が失われるという事実の重みを軽視することなく、それでも前へ進もうとする姿勢が物語に静かな強度を与えている。探偵と周囲の人物との対話には、戯画的な軽さと同時に、どこか切実な緊張が潜んでおり、その二重性が作品の奥行きを形作っている。

     挑戦的な構図を取りながらも、最終的にはミステリというジャンルへの深い敬意が伝わってくる一冊である。軽やかな装いの奥に、重厚な構造と確かな思想を秘めた作品として、長く印象に残る読書体験となった。

  • てにをはさんの作品。要チェックだと思い読む。えっ、てにをはさん、本当にご自分で書かれたんですか?ってくらい文章スムーズな流れで感心しました。曲も作れんのにこんなに書けるとか、多才すぎ。正直言って、ボカロ系作家さんの中では今のところ一番上手く感じました(といってもまだまだほとんど読んでないけど)。…と書いたあと著者検索したらてにをはさん、たくさん書いていた~。女学生探偵シリーズとかも小説になってるし、要チェック多すぎます。はー、頑張って読もう。
    ラノベ・ボカロ層には十分満足なレベルのミステリー&可愛い助手とセクシーイチャイチャハプニングありでとても完成度高いです。多分普通のミステリー読みの人達が読んでもそこそこ楽しめるんじゃないかと思います。死んでも生き返れる特殊能力持ち探偵のお話です。
    挿絵がややセクシーなのと、猟奇的シーンあり、たまにちょっとだけドキドキシーンあるので、中学以上かな。

  • ラノベミステリ。ってことでかるーく読める一冊です。ミステリとしては緩めのところはあるけれど、それでもミステリ好きが食いつきたいエッセンスはいっぱいあります。
    殺されても殺されても生き返ってしまう体質の探偵。なるほど、真相に迫ることで殺されてしまっても、新たな手がかりを掴んで復活したりするのか。何それ最強じゃん! と思いましたが……まさかそのタイミングで殺されるんかい!!! と撃沈。うっわー、残念すぎる。でもその残念っぷりが魅力なのですね。そしてそんな体質の割にはヘタレな性格も。よく考えれば、いくら生き返るからといっても殺されるのは痛くて苦しいだろうし、嫌だよね、うん。
    犯罪者集団「最初の七人」もなんだか凄そう。今後の展開も気になるかな。

  • 連作短編ミステリ(特殊設定要素あり)。

    主人公は殺されても復活する。

    ①クイーンアイリィ号

    ダイイングメッセージ
    mではなくw
    どっちでも犯人を、示せるように。

    旅客機落下、クルーズ船に。
    親父の乗ってた飛行機ジャックされて。
    主人公的には父親殺されたと思っているが⋯先の展開は知らないが、父親も不死身だから、死んでないでしょう(ちゃんとした死体確認できてないし)。


    ②クリムゾンシアターの殺人

    セブン・オールドメン
    かつて親父が捕縛した七人の罪人
    中二病ネーミングの7人。
    ウォーロード
    キルワンダー
    アンドロイド
    ランシド
    エンブレス  
    セレブリティ
    スルース

    そのうち5名が脱獄済み。
    旅客機落としたのはその一人か?

    映画中に真っ暗に。
    主人公殺される。

    「観覧車を切らないのが悪いんだ」
    の独り言を犯人が。

    主人公、香水で間違えて殺された。

    観覧車に女優の合いびき現場が映っていたから、殺害しようとしていた。

    セブンオールドメンのうちの一人、
    シャルディナ(セレブリティ)登場。お金持ち、金で全て解決


    ③クーロンズ・ホテルの殺人鬼

    中国ホテル。
    クビキリ殺人。
    主人公が、見た時はカウンターに置いてたが、恐竜の骨格標本の口の中に。

    見立て殺人?

    主人公、首をきられ、火を付けられた。
    密室。

    犯人、被害者の死体と主人公の死体(首から死体)を取り違えた。
    だから、主人公、いまいち動きづらかった。それで生き返るのかと思ったが。。

    密室の中に犯人いた。煙で見えなかっただけ。

    探偵、殺されるとき、犯人の背中にひっかき傷。

    20年前の惨劇模倣、生き残り。


    エピローグ
    クーロンズ・ホテルの犯人に囁き、そそのかしたやつがいた。

    芸能人の女、犯人側だった?
    「その言葉そっくりそのまま蝶々結びでお返しするよ!」の台詞はいい。


    全体的にミステリのトリックが今ひとつ。
    主人公が蘇る特殊設定は面白いと思うので、そこをもっと逆手にとってほしいところ。
    主人公が蘇ったときに助手に膝枕されて、「また殺されてしまったのですね、探偵様」と言われるのがラノベ的に一番の見どころなのかな?

  • タイトル通り、探偵がすぐに殺されてしまうミステリー。殺される際に犯人に対する情報を色々とゲットできるという”ズル”ができて、それを生かして事件を解決が進む。
    ミステリー単体としてみるとイマイチな感があるが、ラノベ風にラブコメをうまく融合した作品として読むとなかなか楽しめる。
    ただまぁ、毎回のように犯人を実際に見ることなく死んでいるのは何なんだよ、とちょっと思わないでもない。

  • 探偵は命がいくつあっても足りない職業だ!
    タイトルの通り探偵がしっかりと犯人に襲われ死んでしまうありそうでなかったミステリー小説

    探偵って孤島での連続殺人事件や洋館で起きる密室殺人とかに巻き込まれながらもいつも無事で最後まで生き延びてるのは物語の進行上仕方のないこと仕方のないことやと思っていたけど、普通に浮気調査や失せ猫探しで死んでしまう探偵!

    探偵が死んでしまうとは何事だ!仕方のないやつだな。お前にもう一度機会を与えよう!っていう初期ドラクエスタイルのミステリー!

    死人に口無しって言うけどもミステリー小説で死人が口出せるチート設定やったらすぐ事件解決するやんと思いきやしっかりと犯人はわからず推理することに!まあサイコメトラーエイジとかでも死人の声がわかってもわからんもんやしなぁ〜

  • 2話目を先に持ってきた理由はオチで分かったし、それで「二度読み」をさせようという趣旨も理解できたけれども、ミステリーとしては引き込まれるものが薄くて、せっかくの設定にも興味を持って読み進められたかと言うと、正直物足りないところがあった。
    この設定からどう面白くしていくか、あの手この手を考えている節は見られたので、まあ続刊に期待……かな。
    「二度読み」は、続刊が出るときにでも。そのときは、リリテアも怪しんで読んでみるかな(備忘メモ)。

    七人の脱獄囚は、物語半ばで主人公を絶望させる存在にはなるんだろうけど、蓋を開けて鍋の中身まで覗いてみたら敵ではなかった、みたいな雰囲気がすごくありますね。揃って失踪している父親と母親が互いに異なる目的のために動いているらしきこと、にも拘わらず最終的に家族として待っていることを匂わせていて、そうすると「最初の七人」を完全な悪役のまま終わらせるのが結構難しい気がする。

  • 読み終わった後に「お前かー!」ってなったわw

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著者プロフィール

てにをは
ミュージシャン・作家。
おもな著作に『女学生探偵』シリーズ、『モノノケミステリヰ』シリーズ、『撃鉄の心臓』などがある。

「2020年 『秘祭ハンター椿虹彦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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