オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解
- KADOKAWA (2021年11月18日発売)
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感想 : 16件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784046807533
作品紹介・あらすじ
「私たちが過去に受けた苦難を、誰かがもう一度味わうことがありませんように」――
母親によって描かれた、これまで誰も見たことのないオードリーの横顔、そして家族の物語。
オードリーを育てた日々について母が綴った手記がある。
台湾で絶版となっている『成長戦争』という本だ。
オードリーの公認をうけ、台湾在住の日本人ライターが同書を日本向けに補完して紹介する初めての一冊。
オードリーの母・李雅卿が設立し、台湾の教育改革をリードしてきた「種の親子実験小学校」や、父・唐光華への独占取材を通じ、
時代を超えて日本と台湾とをつなぐノンフィクション。
みんなの感想まとめ
家族の絆と教育の在り方を深く掘り下げた一冊で、オードリー・タンの母が語る物語は、個々の子供の心に寄り添う重要性を教えてくれます。著者は、オードリー自身が教育制度に悩みながらも自己を見つけていく過程を描...
感想・レビュー・書評
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コロナ禍で一躍有名になった台湾の政治家オードリー・タンさん。どの様な方なのか興味を持ち手にした一冊。
ご自身やご家族のファミリーヒストリーで、台湾の歴史も大きく影響している。
世の中には様々な要因で学校教育から落ちこぼれ(吹きこぼれ)てしまう子供達が存在している。そんな子供達を前にし親もどんなにか心を痛め悩む事か。
学校教育の軌道から外れてしまったわが子の心の痛みに寄り添い新しい道を切り開いて行く家族の奮闘記だった。特に母親の心の大きさ、思考、行動力は素晴らしい。
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既存の学校教育に合わず苦しんだオードリーとその気持ちに寄り添い続けた母の話。
いかに子供の感情、傷みを受け止めるか。
他の子と同じように教育すべきというプレッシャーの中で子供の心を守り抜く姿にはっとさせられました。 -
面白くグイグイ読めた。
オードリーさんは、個別教科の理解力が圧倒的に優れていることだけでなく、自分の置かれた環境を言語化し、周りの人の感情も理解できる優しさを持ったひと。ギフテッドと呼ばれる、そんな子どもがいるんだと驚いた。
学校での集団生活の息苦しさ、自分をうまく表現できない居心地の悪さ、雑誌やTVで流れてくる女子高生のフォーマットに合わせらないはみ出し感、ただ自ら思考停止を選んで、その中でぼちぼちやり過ごしていた自分の小〜高時代を思うと、日本も誰もが教育を選ぶことができる時代になれば良いのにと思った。 -
kindle unlimited で読んだ。
周囲と異なるがゆえにいじめを受けていたオードリータンと、家族の苦しみが綴られている。
登校を拒否したオードリータンのセリフが印象的だった。
オードリータンは自身の感情を徹底的に客観視し、言語化して他人に説明できる。驚嘆せざるをえない。
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1人の人間が『痛い』と思うのは現象であって、それを体験した人のみが語る資格のあるものであり、他の人が『それは痛くない』と言うことはできないのだということです。ですから、当時の父が私に『学校に行くことはそんなに辛くない』として、学校に行き続けるよう言ったことは矛盾していました。私は絶対にそのことを彼に知らせる必要があったのです
近藤弥生子.オードリー・タン母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解(pp.113-114).株式会社KADOKAWA.Kindle版.
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オードリータンの母親が書いた『成長戦争』という手記を日本向けに解説した一冊。オードリータン公認。オードリータンだけでなく、両親やその先祖のバックグラウンドなども紹介されている。オードリータンはとにかく幼少期から天才で、幼稚園にすら馴染めず、何度も転校を余儀なくされる。記者だった両親が彼に向き合い、周りと闘わざるを得なかった軌跡が描かれている。トランスジェンダーで女子校に行ってたということは思春期の一番多感な時期にも闘いがあったはず。個性を大切にする教育はもちろん大事だと思う。でも個性を思い切り発揮していいのは、ほんの一握りの天才だけなのでは?普通の学校で普通の人たちがいちいち個性を出し始めたら収拾つかないし、いい世界になるとも思えないけど。ただ、彼女のこの存在や生き方が、自身のアイデンティティで悩んでる若者に少しでも勇気を与えるのであればそれでいいと思う。
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オードリータンの成長記録と、母の李雅卿(リー·ヤーチン)と家族の手記やインタビューから当時を振り返っている。淡々と綴られているが、戦争というほど大変だったんだろうと思われた。
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子どもたちが何を学ぶかは、親や教師が決めるのではなく、子どもたちが決める。
その通りだと思う。 -
台湾の歴史、台湾の学校でのイジメの話、ドイツでの教育など興味深い話が盛りだくさん。オードリーについては天才の話なので自分の参考にはならなかった。
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現代の話ではなく、中国の故事を読んでいるかのような、すごいエピソード!
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オードリーさんの母の李雅卿さんの「成長戦争」の内容を中心に、作者の近藤さんがご自身の見方を加えて書かれた本。
親子それぞれについて驚くことが大半だが、子育てというか、子どもと共に生きる親としての在り方にかかる部分は、同じ親として苦悩が近しく伝わってくる部分もあった。
オードリー•タンさんのご活躍ぶりは、コロナ禍の頃のしか存じ上げないが、現在、人としてどのような活動をされているのか興味が湧いた。
台湾という国にも。
母というか、李雅卿さんの、人としての広がり、深まりを垣間見られた。人を育てる、人と関わるにはどんなことをどのように考えていけばいいんだろうって試行錯誤の日々から。動くことをやめずに試行錯誤し続けてきたのが、本当にすごい。
著者プロフィール
近藤弥生子の作品
