47歳、まだまだボウヤ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 158
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046809308

作品紹介・あらすじ

声優デビュー25周年!
『おそ松さん』(松野おそ松)、『鬼滅の刃』(冨岡義勇)、『呪術廻戦』(夏油傑)、『FINAL FANTASY VII REMAKE』(クラウド・ストライフ)など人気作に多数出演しながらも、SNSを一切やらず謎に包まれた47歳アナログ声優が綴った初エッセイ集!

ゲームやレコードをこよなく愛し、夜はお酒とYouTube。
「あと5分」を5回繰り返してから布団を出て、スタジオへ。
雑誌『ダ・ヴィンチ』連載「ロール・プレイング眼鏡」と、『hm3』ほかで連載された「櫻井孝宏のザクライ」に加え、本書のために行われた故郷・愛知県岡崎市での「執筆取材」の模様も収録!

感想・レビュー・書評

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  • 櫻井孝宏さんの考え方とかに共鳴するというか、たまに共感性羞恥を覚えつつ、「これでいいんだ」とストンと落ち着かせてくれるような。
    不思議と励まされているけど、ダメージもくらう本。

  • 声優さんを身近で感じられた。
    声優さんってテレビに出てる俳優さんとは違う演技の技術を持ったすごい方達、オマケに声もいい、という。

    櫻井孝宏さんというおじさん声優の生態が知れた。
    すごい声優さんなんだけど、ごく普通のおじさんという印象。
    (私が知った時は中学生、30歳ぐらいの櫻井さん。月日が経つのって残酷だなと思わせる)

    櫻井さんの声優としての仕事の流儀?みたいなことや、他の声優さん(藤原啓治さんや鈴村健一さんなど)
    への思いも語られている。

    声優さんもスターっていう印象あるけど、実際はセリフや声の微妙な調整に追われて地味な作業の繰り返しで職人さんみたいな感じがあった。(神谷浩史さんのプロフェッショナルもそうだった。)
    どの仕事も地味なことを重ねて輝きを出している。

    性別や世代が違うからか、うーんちょっと分からないな…ってことが多かったりするが、文章が今まで読んだエッセイとはまた違う語り口で新鮮。真面目なことを不真面目に語ったり、不真面目なことを真面目に語ったり。櫻井さんの見た目から冗談を言わなさそうに見えて冗談を挟むお茶目っけが可愛らしいなと思った。

  • 近年では冨岡義勇、夏油傑といった人気作のキャクターを声を担い、第一線で活躍する声優の櫻井孝宏さんのエッセイ。

    雑誌の連載や書き下ろしで構成されていて、数々のエピソードからご本人の人柄や考え、大切にしていることが伺い知れます。

    自己評価は低く、自己肯定感は高い。前者は自身の捉え方、後者は他者からの指摘だそうですが、言い得て妙な表現だと感じました。

    どこまでもフラットに自己評価しつつ、自身の声優としての身の置き場(主戦場)を俯瞰して見極めていることに、ご本人の強みを見た気がします。

  • 声優という、厳しい世界を生き抜いてきた人間はどういうことを思っているのか、と同時になんてことない気の抜けた47歳男性の日常がつづられています。オフィシャルな櫻井孝宏さんと彼の内側。ギャップがあるようでない、パブリックイメージとエッセイの内容が繋がらないようでしっかり繋がっている、不思議な感覚でした。面白かった!
    最初から一気に読むというより、読みたい章からちまちまと読みたくなる本です。

  • じっくり、1話ずつチマチマ読みたくなるようなエッセイ。櫻井さんの文章だなーとしみじみ(ラジオと同じ雰囲気というか匂いがする)。
    特によかった2フレーズを引用しておく。


    “頑張るところを間違えたくないんですよ。好きな服と似合う服って違うじゃないですか。”
    “「この先必要になりそうな何か」って、何かを拾うという意味ではなく、何かを捨てろってことなのかもしれない。足すことが必ずしもプラスになるとは限りません。”

  • 「和して同ぜず」というのが櫻井さんらしくて印象的でした。“皆と同じ”が辛くなったときに読み返したい。

  • 2021/11/18
     声優である櫻井孝宏さんの初エッセイ。ずっと読みたかったです、テントモン!(違う)
     声優さんというのは声を司る芸術家でありアーティストであると勝手に思っているのですが、こうして日頃感じていたことや考えていたことをエッセイという形で本にしてくれるのは、声優さんを身近に感じること、知ることができてとても嬉しいなと思います。
     二次元で作成された映像作品に声優さんが声をアフレコして吹き込んでくれることで、リアリティが増し、映像の中に命を吹き込むことになる…って前に声優さんの誰かが言っていたような気がした言葉を思い出しました。もしかしたらそんなこと言ってないかもしれません。
    やはり櫻井さんの考えていることは芸術家なんだなぁというのをとても感じることができる文章で、とても読み応えがあり、1つ1つのエピソードが小噺みたいな感じになっててとても面白かったです。

  • 声優として活躍されている櫻井孝宏さんのエッセイ集。雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されている「ロールプレイング眼鏡」(2020年5月号〜2021年11月号)と雑誌『hm3』で連載されていた「櫻井孝宏のザクライ」、さらに書き下ろしとして、生家の愛知県岡崎市に訪問した模様を写真付きで紹介している。


    櫻井孝宏さんといえば、「おそ松さん」や「FFⅦ」など、多くのアニメ作品に出演されています。個人的には、櫻井さんを最初に知った作品は、「サイボーグ009」で、主人公・島村ジョーを演じていました。
    その後も、「金色のガッシュベル」や「コードギアス」など学生時代によく見た作品には、ほとんど携わっていたんじゃないかと思うくらい、有名な声優さんです。

    その櫻井さんも、47歳というのも驚きでしたが、それだけ自分も歳を重ねていたことに感慨深いなと思ってしまいました。


    作品の内容としては、エッセイ集なので、一つ一つの話題が短めで、読みやすくなっています。

    「ロールプレイング眼鏡」→書き下ろしの岡崎訪問→「ザクライ」の順に掲載されていますが、個人的には、「ザクライ」が先の方が良かったかなと思いました。
    というのも、「ザクライ」は2002年〜2008年に掲載されていたコラムで、時系列としては、こちらが最初です。

    何で、こちらが最後かな?とは思いましたが、その一方で、今の櫻井さんと昔の櫻井さんと比較することも楽しめたかなと思いました。
    印象としては、今の方が心の開放感がさらに広がっているなと思いました。

    どちらも言葉の言い回しやチョイスが面白く、ついついニヤッとしてしまいました。特に「ロールプレイング」の方が、より言葉巧みに独壇場として、披露されている感がありました。

    尊敬する先輩や声優としての活動が綴られていますが、所々昔の話題も登場します。櫻井さんと同世代やその前後の世代には、その話題にドンピシャにハマるのですが、若い世代には「?」と感じるかもしれません。

    しかし、トーク力が面白いので、ついていけるのではないかと思いました。
    その中で、櫻井さんがかけている眼鏡が伊達眼鏡にだったとは驚きでした。

    書き下ろしでは、愛知県岡崎市に訪問した時のエピソードが綴られています。写真も載せられていて、多分ですが、櫻井さんの両親も写っています。

    今の第1線で活躍されている櫻井さん。今後、さらにどんな活躍が見られるのか楽しみです。

  • ダ・ヴィンチのYouTubeでこのエッセイの連載のことを知り、ちょっと気になってた。これといってファンじゃないせいかもしれないけど、トークを聞いてもその後ろの景色が全く浮かんでこず、どんな人なのかさっぱりよくわからない印象だった。読んで、親が登場しても動画を見て話を聞いても、子供の頃のエピソードを読んでも、結局背景の景色はぼんやりとしか浮かんでこず、それもまたフィクションめいた雰囲気で、あぁ、こういうことなんだなとなんとなく納得。古いコラムとリンクする話もあり、人って思ったより変わらないものなのかも…

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著者プロフィール

1974年、愛知県生まれ。96年にTVアニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』で声優デビュー。以降、『おそ松さん』(松野おそ松役)、『鬼滅の刃』(冨岡義勇役)、『呪術廻戦』(夏油傑役)、『FINAL FANTASY VII REMAKE』(クラウド・ストライフ役)など人気作品に多数出演。ラジオ番組『P.S. 元気です。孝宏』(文化放送 超!A&G+)、『こむちゃっとカウントダウン』(文化放送)にレギュラー出演中。

「2021年 『47歳、まだまだボウヤ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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