人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか......?
- KADOKAWA (2022年2月25日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784046810953
作品紹介・あらすじ
人間関係にトラウマを持つアラサーニート・人間零。そんな俺が、山中にある自然豊かな学校に転職をして、のんびりとリハビリ教師生活を送ろうと思ったら――なんとそこは人外が人間になるための女子校だった!?
人魚族の水月鏡花、人狼の尾々守一咲、ウサギの右左美彗、鳥の羽根田トバリ……そんな不思議な生徒たちと過ごす日々。何故人間になりたいのか、人間になって何をしたいのか――俺は彼女たちを通じて「人間」を学んでいく。
これは、異世界ファンタジーでも、人生やり直し転生でもない。少し変わった学校で、人間を目指す人外女子たちと送る、ただの教師の物語だ。
MF文庫Jの新文芸から、人ならざる女子たちによる学園ヒューマンドラマが今、幕を開ける!
みんなの感想まとめ
人間関係にトラウマを抱えた主人公が、人外の生徒たちと共に「人間」を学んでいく物語は、ハートフルなコメディとして各キャラクターに深く焦点を当てています。三題噺の形式を活かして、登場人物たちの悩みや成長が...
感想・レビュー・書評
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来栖夏芽大先生の文才に目をつけてくれたKADOKAWAに大きな感謝を注ぎたい。三題噺という形式の中で、ここまで話を広げられる人はそういないのではないだろうか。若干話の展開が早かったようにも感じられるが、きっと次作では改善されている。そんな気がする。
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ハートフルコメディとして各登場人物にしっかりとフォーカスが当たっていて、読んでて気持ちがいい。学校の先生である主人公の「人間」と4人の人外生徒」たち。各章でそれぞれの生徒たちがそれぞれの悩みに向き合い成長していく。各章冒頭に各生徒たちの語りの部分があるのだがここがまたグッとくる。
意外性や仕掛けの部分もしっかりしていてアクセントもバッチリ、いいキャラ付けにもなっている。
話の構成は各キャラクター達にスポットを当てた短編が繋がって1つの長編になっている、といった感じだ。その分話の脱線が無く集中しやすい。それが全員分あって最後にひとつの作品として纏まっていく。
あれ、ここで終わりか?まだ...と思ってからのエピローグのオチの付け方も良かった。
もう更に主人公にフォーカスを当てたエピソードもちょっと読みたかった。次巻が出るならそこに期待したい。 -
読み終えてみて振り返ってみると、綺麗なプロットだったなって思いました。属性としてのキャラクターに引っ張られず、人間がきっちり描けていて内面が想像できます。個人的ハイライト、右左美編のクライマックス(オタクはでかい唐揚げとこういう話が大好き)。一行一行、一言一言が丁寧で読み進めるごとに琴線に触れました。寂しくも前向きなセリフに悲しさは感じません。デビュー作だVtuberだとかいう守りにもなる肩書きは結局最後には忘れていて、良いものは良いと素直に思える名作でした。
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