本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046813008
作品紹介・あらすじ
noteで驚異の95万PVを記録した「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」が話題の日伊通訳者による、初著書!
日本の伝統料理からB級グルメ、チェーン店、コンビニスイーツ、冷凍食品まで。
イタリア・ピエモンテから彗星のごとくやってきた食いしん坊マッシが日本で出会った絶品グルメとその感動体験をまとめた、日本の食文化への情熱とアモーレ満載のエッセイ!
イタリア人フーディーの舌を唸らせ、胸を打ったのは、日本の意外なあの食べ物だった!?
日本人もぶっとんじゃう、斬新な視点や考察、日伊の異文化トリビアも満載。
読めば、私たちがいつも当たり前のように食べているあの料理が、何倍もおいしく感動的に感じられるはず!
ニッポングルメ再発見の旅へ、いざ参らん!
オール書き下ろし30篇
挿絵:東麻マユカ
<目次>
初来日、豆との出会い
しゃぶしゃぶは遊園地のように
日本で出会った本場のマリトッツォ
おでん屋で驚いたメニュー
「コメダ」を大好きな理由と僕流の食べ方
駅弁に恋してしまう理由
「あいすまんじゅう」と日本のアイス
白米に出会って変わったこと
石川の魚料理に感動
「サイゼリヤ」の最強においしい食べ方
「ココイチ」のカレーの至福
日本のパスタは唯一無二
驚愕した和食のルール
メロンパンに喜ぶイタリア人
五郎島金時への愛
日本のコーヒー文化
お代わり自由に泣いた理由
コンビニのスイーツ
イタリア人から見たら和菓子は野菜?
ピッツァに感動
わさびに驚いた話
おいしくてかわいい冷凍食品
不思議な場所の回転寿司
イタリアと日本の郷土料理の共通点
日本人の食の「魔改造」は世界一
「ミスド」とのラブストーリー
甘い街、神戸
日本在住イタリア人のフュージョン和食
里帰り時に恋しくなる和食
神聖でカジュアルな抹茶
みんなの感想まとめ
日本のグルメに対する熱い情熱と独自の視点が詰まったエッセイは、イタリア人マッシによる驚きの体験を通じて、私たちが日常的に食べている料理の魅力を再発見させてくれます。彼の目を通して見ると、和食やスイーツ...
感想・レビュー・書評
-
【感想】
サイゼリヤのアレンジマニュアルをnoteで公開して有名になった日伊通訳者のマッシさん。マッシさんのツイッターは私もフォローしているが、とにかく日本の食べ物への敬意にあふれている。コンビニスイーツ、コメダ珈琲、サイゼリヤなど、日本のありふれた食べ物をイタリア人らしい情熱で紹介しており、その推しっぷりに思わず笑顔になってしまう。
そんなマッシさんが日本食の魅力をより発信するために出版したのが本書だ。
マッシさんの出身国もグルメ大国・イタリアであるが、実はイタリア人は食に関してはなかなか保守的らしい。コーヒーは自国のエスプレッソしか認めず、外国のピッツァを食べても「どこかイタリアと違う」と首をかしげる。食材の組み合わせも型を外れることはない。「この食材ならこの料理にしか使わない」というのがイタリア料理の文化であり、それを伝統として守ってきたゆえのプライドがあるのかもしれない。
そうした環境で育ったマッシさんが一番驚いたのは、「日本の食の自由さ」だったという。
言うまでもないが、日本は食を魔改造する国だ。カレー、ラーメン、ナポリタンなど、他国から入ってきたレシピを自由にアレンジして、日本っぽい味つけに変えてしまう。野菜である豆を甘じょっぱく煮てあんこを作ったり、パンのなかに焼きそばやフルーツを挟んでみたりと、「行けないものはない」の精神で色々試している。
また、日本のもう一つの特徴として「季節のもの」の多さを挙げている。
「四季があるのが日本の特徴」とは耳慣れたフレーズだが、これは微妙にズレている。正しくは「四季に応じてライフスタイルを魔改造するのが日本の特徴」だ。お正月、節分、バレンタイン、端午の節句、七夕、お盆、ハロウィン、クリスマスなど、季節に応じたイベントを節目に作り、それに応じてライフスタイルを縦横自在に変えていくのが日本流と言える。
特に、そのときどきでしか味わえない食材をふんだんに使って、「期間限定もの」を作るのは日本のお家芸だ。これはコンビニという全国を網羅する流通システムが成し得た技でもあるのだが、とにかく日本のどこでも「季節限定」が手に入る。流通の便がいいということはそれだけ売れる可能性があるということなので、商品開発サイクルが異常に早くなる。結果さまざまな食材を組み合わせた食品が、一定のおいしさを保証されて食卓に並んでいくのだ。
イタリア人ならではの感性とイタリア人らしからぬチャレンジ精神で、色々な日本食に触れたマッシさん。彼のほとばしる日本愛によって、日本食の素晴らしさを再確認できる一冊だった。
―――――――――――――――――――――――――
【メモ】
・イタリアには甘じょっぱい料理はなく、あんこのように豆を甘く煮てデザートにしたものもない。イタリアでは豆=野菜という認識のため、和菓子(主な材料は野菜)をイタリア人に紹介すると、「甘くない材料を使って甘いものを作れるの?」と驚かれる。
・マリトッツォはローマ発祥の料理だが、イタリアではあまり知られていない。本場のマリトッツォに近いのはローソンの「おやつコッペ リッチミルク」
・コメダ珈琲のような喫茶店のモーニングシステム(ドリンクに無料で食べ物がついてくる)はイタリアにはない。
・イタリアと日本の共通点の一つは、ジェラートやアイスの豊富さだ。その中でも日本の市販アイスは、季節ごとに味が変わり、期間限定のものが定期的に出て、一年中楽しめる。日本はアイスパラダイスだ。
・イタリアでも米を食べるが、「ご飯を炊く」という感覚はなく、リゾットのように「お鍋で調理する」という感覚。ご飯をそのまま食べる習慣はない。
・イタリアといえばパスタだが、日本のパスタは明太子やしょうゆといった独自のアレンジが加わっている。ナポリタン(ケチャップとソーセージ)はやはりアウトロー。
・イタリアでは料理は一品ずつ出てくるため、定食という仕組みがない。また、三角食べという概念もない。
・イタリアといえばパンだが、甘いパンは日本のほうが豊富。イタリアではパンは基本的に主食の部分であるため、甘くないパンが一般的だ。甘いパンにしても、甘くないパンに甘いものを挟んだものになる。
メロンパンはイタリア人にも大人気だ。和食や日本の食文化が苦手なイタリア人でも、メロンパンだけは嬉しそうに食べる。
・イタリアと日本の「カフェ文化」の大きな違いは、カフェが存在する目的だ。イタリアではコーヒーを飲むために行く場所、日本ではカフェでの時間を過ごしたいから行く場所。簡単に言うと、日本ではカフェで勉強、仕事、読書、おしゃべりする人がほとんどだけど、イタリアではこのような光景がほとんどない。しゃべっていても飲み終わったらすぐに出る。
・イタリア人はとにかくエスプレッソを飲む。原理主義者が多いため、日本でエスプレッソを飲んでも「違う!」「おいしくない!」という人が多い。また、砂糖をドバドバ入れる。
・イタリアに「おかわり自由」はない。これはご飯だけでなく、お水とお茶も有料。
・もちもち食感はイタリアにない。
・実はイタリア全土に共通する「イタリア料理」というものは存在しない。オリーブオイルやトマトを使った料理は南イタリアのナポリ、バターや生クリームを使った料理は北イタリアの料理であり、各地の郷土料理が点在する程度なのだ。
日本もイタリアも、地域で育つ食材を使って料理を作る。故郷にあるものを大切にする文化が根付いているのだ。
・料理と歴史を融合させているのは日本の特徴。
・「この食材ならこの料理にしか使わない」というのがイタリア料理の文化。一方、日本の料理は前菜からデザートまで同じ食材を使っても成立する。そのことをイタリア人に説明したり、写真を見せたりすると、その瞬間、頭の中で〝文化のシャッター "がガラガラッと音を立てて閉まる。文化のシャッターに関連して言えば、イタリア人はこだわりが非常に強く、「野菜とはこういうもの!」といった固定観念がある。
・一方で日本人は、食材どうしを新たに組み合わせる能力に長けている。食の魔改造が日本の特徴であり、昔のものを味わいながら、進化した現代のものも食べる。このチャレンジ精神がイタリア人との違いだ。
・日本人は出てくる料理をそのまま食べる人が多い。イタリア人は調味料でカスタマイズする。
・食のバックボーン(歴史、流通経路、素材の種類、産地)にこだわるのが日本流。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分にとっては、生まれた時から当たり前にある日本の食。
そういう視点があるのかとも思った。
そしてイタリアの食にも触れてみたいと思った。
-
マッシさんの表現が豊かで優しくてとても良かった。こんなに日本食のことを褒めてもらって嬉しい気持ちになったし、日本食をもっと感謝して食べようと思った。
-
文化の違いのおもしろさと、美味しいものに対しての熱量が楽しかった
-
日本人って食いしん坊なんだなということを本を読み再確認した。読むとお腹が空いてくる本。
-
図書館で借りた。
イタリア人が日本に来て、衝撃を受けた日本食について紹介されている本だ。イタリア料理を期待して借りたので、その点では空振りだった。
日本人が気付かない、当たり前の光景にすごく興奮してくれている様は嬉しいし、楽しく読み続けられる本だ。やさしい文章で、オススメ。 -
日本の料理を海外の方が絶賛してくれると自分のことのように嬉しくなりますよね。
しかも高級な料理とかではなく身近にある料理やコンビニスイーツとかサイゼリヤやコメダ珈琲みたいなチェーン店を絶賛してるのが嬉しくなります。
しかもオリジナルなアレンジはついつい真似したくなります\(^o^)/ -
第115回アワヒニビブリオバトル テーマ「まんじゅう」で紹介された本です。チャンプ本。ハイブリッド開催。
2024.6.4 -
読んでいて、自然と笑顔になれる
空腹時には読まないほうがいいかも -
-
SNSで超話題の食いしん坊イタリア人による、“読む飯テロ”エッセイ! noteで驚異の95万PVを記録した「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」が話題の日伊通訳者による、初著書! 日本の伝統料理からB級グルメ、チェーン店、コンビニスイーツ、冷凍食品まで。イタリア・ピエモンテから彗星のごとくやってきた食いしん坊マッシが日本で出会った絶品グルメとその感動体験をまとめた、日本の食文化への情熱とアモーレ満載のエッセイ! イタリア人フーディーの舌を唸らせ、胸を打ったのは、日本の意外なあの食べ物だった!? 日本人もぶっとんじゃう、斬新な視点や考察、日伊の異文化トリビアも満載。読めば、私たちがいつも当たり前のように食べているあの料理が、何倍もおいしく感動的に感じられるはず! ニッポングルメ再発見の旅へ、いざ参らん!
(2022年)
--- 目次 ---
はじめに
初来日、豆との出会い
しゃぶしゃぶは遊園地のように
日本で出会った本場のマリトッツォ
おでん屋で驚いたメニュー
「コメダ」を大好きな理由と僕流の食べ方
駅弁に恋してしまう理由
「あいすまんじゅう」と日本のアイス
白米に出会って変わったこと
石川の魚料理に感動
「サイゼリヤ」の最強においしい食べ方
「ココイチ」のカレーの至福
日本のパスタは唯一無二
驚愕した和食のルール
メロンパンに喜ぶイタリア人
五郎島金時への愛
日本のコーヒー文化
お代わり自由に泣いた理由
コンビニのスイーツ
イタリア人から見たら和菓子は野菜?
ピッツァに感動
わさびに驚いた話
おいしくてかわいい冷凍食品
不思議な場所の回転寿司
イタリアと日本の郷土料理の共通点
日本人の〝食の魔改造〟は世界一
「ミスド」とのラブストーリー
甘い街、神戸
日本在住イタリア人のフュージョン和食
里帰り時に恋しくなる和食
神聖でカジュアルな抹茶
おわりに -
愛知県民よりコメダを挙げてくださりありがとう。同じで真逆なイタリアと日本の食文化だからわかる発見と驚きと愉悦。それらを味わいたいなら目の前のお皿が奇怪でもガブリと味わうべしと私も心に刻む。
-
日本の食べ物(サイゼリヤのイタリアンを含む)を、新しい目で見る事ができて面白かった。
-
Twitterで知り、手にとってみた。テーマはサイゼ、コメダやおでんなど日本ではありふれたものばかりなのに、この人が書くとなんと魅力的なことか。微笑ましくもありお腹もすいてくる一冊。
-
イタリア人から見たら、私たちにとって慣れ親しんだ日本食、日本の文化や外食産業がとても輝いていて面白かった
-
2022/8/29
イタリア人の視点から日本の食事で驚いたことについて。日本人にとっては常識だけど海外にはない習慣が見れて面白い。内容はあまり濃くはないかな。 -
日本語力のせいか、
大したことは書いてないけど
とても微笑ましい。
でも、やっぱりイタリアのパスタは美味しかったよ -
初来日、豆との出会い
しゃぶしゃぶは遊園地のように
日本で出会った本場のマリトッツォ
おでん屋で驚いたメニュー
「コメダ」を大好きな理由と僕流の食べ方
駅弁に恋してしまう理由
「あいすまんじゅう」と日本のアイス
白米に出会って変わったこと
石川の魚料理に感動
「サイゼリヤ」の最強においしい食べ方〔ほか〕 -
こんなに日本の食べ物を美味しそうに食べてくれる様子を描いた本は今までなかったのではないかと思うらしい
本棚登録 :
感想 :
