手札が多めのビクトリア 1 (MFブックス)

  • KADOKAWA (2022年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784046815767

作品紹介・あらすじ

各国で工作員が暗躍する時代、とある国――ハグル王国の工作員クロエは、類まれなる変装技術と体術で、難しい任務さえも次々と完遂する日々を送っていた。
しかし、上司の裏切りをきっかけに彼女は組織から忽然と姿を消してしまう。なぜならクロエは、隣国アシュベリー王国の一般市民ビクトリアとして、夢に見ていた「普通(しあわせ)」な人生をやり直す計画を立てていたのだ。
そんなビクトリアはセカンドライフ初日にとある少女を保護したことで、想定外だが幸せなスタートを切り、多くの人々と関わっていく。 
新天地で彼女は歴史学者の助手・語学の先生・凶悪犯の脱獄補助と、工作員時代に培った経験と才能を活かして大活躍!!
一方でビクトリアの強さに興味を持つ第二王子や組織の追っ手など、手札が多い彼女に対して迫る影も多く――!?
アクションと心あたたまるビクトリアの人生修復物語、ここに開幕!!

みんなの感想まとめ

アクションと心温まる人間ドラマが織り交ぜられた物語では、元工作員のビクトリアが新たな人生を切り開く姿が描かれています。彼女は、隣国で普通の幸せを求める一方で、捨て子のノンナを引き取り、様々な人々と関わ...

感想・レビュー・書評

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  •  アニメ化記念か、店頭に平積みになっていたので、3冊同時に購入。注文しようか迷っていた時だったので、ちょうど良かった。

     主人公は、ハグル王国の腕利きの女性工作員、絶頂期に国を脱出、自由に生きることを決意する。二つ隣のアシュベリー国の王都に入ったところで、捨て子を拾い、騎士団長と知り合い、生きる意味を少しずつ知っていく。

     『エヴァンゲリオン』のシンジの周りに少しずつ人が増えていくように、主人公の周りに主人公を心配する人たちが増えていく。だが、他人を頼れない主人公は、と、これ以上はネタバレ。

     この作者さんの、優しい話に、強い女、そして昔の傷を隠して生きてきた想い人が心を開いていく描写が好きだ。

     よし、2巻へ行こう。

  • 守雨さんの大ファンだが、この作品は特に好き。
    彼女の作品は、厳しい過去の記憶をかかえた主人公が、困難な状況の中で幸せを勝ち取っていくというパターンに特徴がある。この作品では組織に愛想をつかし、自殺を装って失踪した元工作員が、他国にわたり、そこでこれまで培った技術を生かしながら、生き抜いていくというストーリーになる。
    「なろう」に多く見られる異世界転生ものではなく、より伝統的なスタイルの小説で、ゲーム的な設定だったり、魔法などは一切用いない。異世界というよりは、一昔前のどこかの国ということで十分納得できる世界観である。
    主人公も大変有能ではあるが、「有能な工作員」という範疇に十分はいる強さ度合だ。そうした枠内で、とってもドラマチックな物語を展開している。主人公が女性であり、頼りがいのある強くて誠実な男性と親しくなっていき・・・というストーリーなのでどちらかといえば女性向けだろうが、男性が読んでも十分以上に楽しめる。

  • 主人公チート

  • web小説発ということもあり、とにか自由に伸び伸びやってる感じがした。それ故に読み始めは文体が読みにくい感じもしたが、慣れてくれば普通に楽しめた。
    登場するキャラクターも多すぎず、さらに安心感のあるキャラクターばかりなので抵抗感がない。特に子供の描写が可愛いのが良い。

  • 気持ちが妙な方にもっていかれそうな状態に効いたのですごい。こういうのは絵より文字のほうがいい。読者の年齢層どれくらいに設定されてるんだろう。分からない。

  • コミカライズが面白かったので続きが気になって購入。こちらも面白かった。ビクトリアさんのことが好きだな。様々なものを捨て去ることができてしまう諦念、それでも情が湧いてしまう悲しさ、自己満足だと分かっていても手を出さずにいられない性分、ノンナさんの手だけは握っていたいという思い、すべてが彼女であり、それらすべてをひっくるめてジェフリーさんが受け止めてくれて良かったなと思った。
    バーナードさんも好き。5年後も元気で居てくれると良いのだけど…。

  • ハグル王国の元エース工作員のクロエ。
    ビクトリア・セラーズとしてアシュベリー王国で母親に捨てられたノンナと出会い引き取ることに。
    第二騎士団長のジェフリーに後見人になってもらう。
    歴史学者のバーナード、外国語を教えているクラーク、酒場の店主ザハーロなど、知り合いも多くできるが、追手の気配を感じ取り、ランダル王国の牧場でしばらく過ごし漁師町へ。
    カディスの夏祭りへ、そこでジェフリーと再会し、アンナ(元ビクトリア)と結婚し娘のノンナとともにシェン国へ。

  • なろうサイトで気にはなっていたが、じっくり向きの作品かなと読まずにいました。
    書籍化を期に読んで大正解。素晴らしい作品でした。

    工作員ビクトリアが普通の人生目指して組織から脱走するが、捨て子を引き取ったり陰謀に巻き込まれたりの大活躍です。
    筋立てがキチンとしてて、ビクトリアの計略や体術にワクワクして、登場人物たちもよく練り込まれていて楽しかったです。
    書籍終了後は我慢できずウェブも読んでしまいましたが2巻以降も楽しみにしています。

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著者プロフィール

小説家・漫画原作者。2022年4月商業デビュー。女性の生き様を力強く描き、本書のほかに「小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する」(主婦と生活社)「手札が多めのビクトリア」(MFブックス)「砂漠の国の雨降らし姫」(GAノベル)など著書多数。

「2023年 『スープの森~動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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