短歌ください 海の家でオセロ篇

  • KADOKAWA (2023年2月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784046820440

作品紹介・あらすじ

歌人・穂村弘が、読者の短歌を選んで講評。本の情報誌『ダ・ヴィンチ』の人気連載、書籍化第5弾。短歌を詠む人も、読む人も。言葉のワンダーの世界へいざなう、実践的短歌入門。

みんなの感想まとめ

多様なテーマに基づいて読者から寄せられた短歌を、歌人が選びコメントを寄せる本作は、言葉の可能性を広げる魅力的な短歌入門です。テーマは時に挑戦的で、具体的なアイテムから抽象的な概念まで多岐にわたり、読者...

感想・レビュー・書評

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  • 7月28日に私の地元の小説家養成講座に歌人の穂村弘さんが講師としていらっしゃるのでちょっと予習です。
    「短歌ください」「ほむほむのふむふむ」「日経歌壇」などで穂村さんに選ばれるのは凄い倍率で至難の業だと思いますが、地元の講座は主要メンバーは小説家志望者ばかりなので短歌は狙い目です。(もしかして地元の短歌サークルなどが参加されることが考えられますが)たぶん倍率はもの凄く低いと思われます。

    この本を読んで感じたことは、穂村さんの選ぶ歌は、まだ誰も気づいていない何かに気づいた人の歌が多いなあということ。
    私のようにあるものをそのまま詠んだ歌は皆無ではないかということ。
    今から対策して、作風を変えるのは難しすぎます。
    えーん。


    ーーーーーー

    <「同じ服ばっかり着てない」違う逆 この服を着ると君に会える>   (潤郎・男・32歳)

    <盗まれたパチンコ店の自転車はパチンコ店に次の日並ぶ>   (シホ・女・47歳)

    <だんだんと言葉遣いが神様に近づいていく闘病日記>
      (えんどうけいこ・女・44歳)

    <肉体がほとんど「廃棄」でできているコンビニバイト勤続二年>   (一戸詩帆・女・29歳)

    <真っ白いジグゾーパズル落ちており ではなくすべて花びらだった>   (toron※・女・28歳)

    <高速のねこふんじゃった鳴り響く住宅地には平和が宿る>   (まどか・女・26歳)

    <その日からあの子が学校に来なくなり無数の星に目を瞑る夜>   (佐藤緋音・女・17歳)

    <絵本ではとってもおいしそうだった胡桃に裏切られる4歳>    (平井まどか・女・27歳)

    <ためらいもせずきんいろのおりがみでざつなひこうきつくりやがって>    (たろりずむ・男・44歳)

    <ベランダにしゃがんでみてるミニトマトその日暮らしの音階がある>    (久藤さえ・女・33歳)

    <幸せになってほしいと言われてもひぐらし夕立ち光るのはだれ>    (森松萌・女・19歳)

    <北向きの恋に凭れて硝子へと耳打ちをした窓してるのと>    (鈴木美紀子・女・56歳)

    <「ざりがにをたべたらおいしかったです」の日記に×がついていた夏>    (北山文子・26歳)

    <飛びあがり入道雲さえ抱きしめたい 犬がくるまであと一時間>    (吉田晶雄・男・31歳)

    <君の好きな歌を聴いて夜を閉じる私が近づけるのはここまで>    (朝間海裂・女・21歳)

    <友達の恋人が嫌い恋人の友達も嫌い 春の木漏れ日>
        (はるか・女・21歳)

    <夕暮れに君が「異邦人」歌う あ、蕎麦屋のチャリが転んだ音だ>    (ささくれじょうすけ・男・21歳)

    <足早にカートを押して車までカラスが狙うコストコのピザ>    (ヒラオダイスケ・男・48歳)

    <本当はメロンが何かわからないけどパンなりにやったんだよね>     (砂崎柊・男・26歳)

    • ぐっちょんさん
      まことさん
      コメント失礼します
      吉田晶雄さんに1票
      犬を待つワクワク感が、詠む人にも伝染しますね
      まことさん
      コメント失礼します
      吉田晶雄さんに1票
      犬を待つワクワク感が、詠む人にも伝染しますね
      2024/06/04
    • まことさん
      ぐっちょんさん、おはようございます♪

      コメントありがとうございます!
      私の選んだ短歌から気に入っていただける歌があられて嬉しいです!...
      ぐっちょんさん、おはようございます♪

      コメントありがとうございます!
      私の選んだ短歌から気に入っていただける歌があられて嬉しいです!
      犬を待つワクワク感いいですよね!
      これからもどうぞよろしくお願いいたします。
      2024/06/05
  • 雑誌『ダ・ヴィンチ』の長寿連載『短歌ください』の単行本化第五弾。
    読者から投稿された短歌を歌人穂村弘が選び、コメントをつける。
    毎回募集する短歌にテーマが設けられているのだが、そのテーマがけっこう難題で、これをどう料理するんだろう、と興味が尽きない。
    『畳』『消しゴム』『牛丼』といったアイテムから『おしゃれ』『無』『わくわく』といった抽象的なものまで。
    このテーマで、エッセイとか、すべらない話とか、書けと言われたら困るよね、と、思うものが多い。
    しかしそこは短歌という何でも入れられる小さな器。
    事実でもフィクションでも、ミステリでもファンタジーでも、ネガティブな思いもラブストーリーでも描いていける。
    毎回、他の人の頭の中ってどうなってんだ、と、びっくりする発想が出てきて痺れる。そして少し悔しかったりする。

    神様かなんかに、何でも分かる頭脳と、誰でも引き付ける美貌と、独特過ぎる感性と、その三つのうちどれかあげると言われたら、感性が欲しいです!と、言いたい。
    もちろん、他の二つをわたしが持っているわけじゃなく、そういうものを持っている方の苦しみも計り知れないし、そんなものは誰も与えてくれないのは分かっているけれど。

    今後日本が、世界がどうなっていくのか分からない中での、「収録歌の総数が二千首を超える『短歌ください』シリーズは、日本語を使う人々の心の記録という意味合いが生じてきたように感じます。」という穂村さんのあとがきの言葉は、思いのほか重く感じられます。

    • 5552さん
      ☆ベルガモット☆さん、いらしゃいませ。
      私は「投稿ハイ」のあとは、燃え尽きた感があります。
      『短歌ください』のテーマ縄跳びも思いつかなく...
      ☆ベルガモット☆さん、いらしゃいませ。
      私は「投稿ハイ」のあとは、燃え尽きた感があります。
      『短歌ください』のテーマ縄跳びも思いつかなくて…。難しいです。
      充電タイム、うんうん、そういうときも必要ですよね。
      新しいブク友さんができたとのこと。嬉しいことですね。
      でもそれは、☆ベルガモット☆さんの人徳のおかげだと思いますよ。
      2023/05/26
    • ☆ベルガモット☆さん
      5552さん、こんばんは☆多くのいいねありがとうございます♡
      今度の短歌ください題詠は『寝不足』ですって。
      う~ん、また難しいですね。発...
      5552さん、こんばんは☆多くのいいねありがとうございます♡
      今度の短歌ください題詠は『寝不足』ですって。
      う~ん、また難しいですね。発想力をひねり出すのに一苦労です。
      先月は、ブクログ穂村さん好き短歌会歌を提出したので大満足です♪
      2023/06/01
    • 5552さん
      ☆ベルガモット☆さん、コメントありがとうございます!
      『寝不足』ですか〜
      これまた難しい題詠ですね。
      穂村さんも寝不足なのでしょうか。...
      ☆ベルガモット☆さん、コメントありがとうございます!
      『寝不足』ですか〜
      これまた難しい題詠ですね。
      穂村さんも寝不足なのでしょうか。笑
      ブクログ穂村さん好き短歌会の歌を出されたんですね!
      穂村さん、ブクログ見てくださるでしょうか。
      ドキドキです。

      2023/06/02
  • この「短歌ください」。やはり私にとってはバイブルみたいな本。

    心に弾む、共鳴する歌ばかりで、普段短歌を詠んでいて悩み苦しんでいる私にとって、やはり自分に心のままに詠えば良いのだと、強く示してくれる。

    波長が合った歌が30。(付箋をつけたのが)その中で、ひとつ選ぶとすれば

    手品師が覚えていろと言うカードいつ忘れればいいのだろうか (鈴木晴香)

    鈴木晴香さんの歌、大好きです。

  • 感性がすばらしい。お気に入り4首。
    ・両の手で足指持って口に入れ球体となり赤ん坊笑う
    ・抱かれる前に見ていた彗星は帝王切開の刃のひかり
    ・しおりひも挟んだ少し手前から読み返すとき助走の気持ち
    ・残された寿命のうちの10秒を使って君に寄り目を見せる

  • 「短歌ください」もコロナ突入なのに、ほとんど感じさせずにマイペースで続く。らしくて良いな!

  • ○短歌っていいなあ
    ○穂村さんの感想や作品を寄せた読み手のうたに添えられた説明文も楽しかった

    ・『ダ・ヴィンチ』誌上で連載している「短歌ください」の単行本第五弾
     テーマに反った投稿作品と自由題作品の中から、穂村さんが選んだ短歌撰

    お題のある短歌から、好きなものを一首ずつ
    ・ぬいぐるみ
     さっきまで友だちだったくまちゃんの片足を持ちパンを食べる子(鞄)
     …いてるな!

    ・老い
     老人の漕ぐ自転車が歩くよりはるかに遅いのに倒れない(鈴木晴香)
     …細く長く、飄々と

    ・畳
     そこばかりすりきれてゆく祖母ちゃんの部屋の畳の仏壇の前(原彩子)
     …すりきれるほどの思いが静かに

    ・赤ん坊
     アルバートを何度も何度もめくっても毎回兄とおんなじポーズ(西島未紗)
     …兄ちゃんへのリスペクト、ずっと後をついて歩いてる姿が思い浮かぶ

    ・おしゃれ
     赤道を越えて着替えるタキシード船長の大声が聞こえて(曽根毅)
     …非日常感にわくわくする

    ・商店街
     眼にみえない風を私に見せている電器屋の紐つき扇風機(多田なの)
     …どんな景色に風を送ってきたのかな

    ・日記
     …このテーマの短歌、好きな句が多かった
     絵日記をのこさず山羊が食べたので山羊を連れていく九月一日(関根裕治)
     …これはゆるしちゃいますわ

    ・歯
     車窓から見える景色は抜歯屋がペンチをならべ微笑むインド(大西ひとみ)
     …この異国感!!この生命力!!さすインド!!あこがれる!!

    ・エレベーター
     三角が向かい合う閉のボタン押し「ちょうちょはしまる」とつぶやいてみる(都鳥)
     …つぶやきたい

    ・おにぎり
     開封の手順1で道を逸れた僕には手順2も3もない(山崎柊平)
     …いつも、間違えちゃうんだ

    ・バイト
     もう一人同じ名字の人がいる時は名字で呼ばれる私(たろりずむ)
     …せつないような、超然としているような

    ・舌
     けんかして鳴らしてしまった舌打ちをごまかすように6連続で(岡本真歩)
     …舌打ちではないけど、ある。

    ・煙草
     吸う吸わない吸う吸う吸わない吸う吸わない歴代ライダーその中の人(ようみのる)
     …シンの人はどちらかしら

    ・昔話
     「短いの似合う」と撫ぜられた髪が背中に揺れて昔話だ(古瀬葉月)  
     …かっこいい。そうか、昔話か

    ・消しゴム
     消しゴムの摩擦のさめやらぬうちに答案用紙回収(曽根毅)
     …待ってーー!!

    ・犯人
     いいえ僕やってませんその時間雲に名前をつけてました(日向彼方)
     …『ミステリという勿れ』のセリフにありそうだ

    ・トランプ
     靴を見て。ハートの女王は男なの。アリスのように君がささやく(テツ)
     …『ミステリという勿れ』のセリフに…

    ・財布
     タバスコを垂らして光らす鳳凰堂クリームコロッケ待ってる間に(テツ)
     …どんな光り方なんやろ。また財布にもどすん?

    ・選挙
     選挙権ないんだあしながおじさんのジュディはあんなに自由でいても(常本道子)
     …かつて親しんだ主人公たち

    ・好きな食べ物
     定食の野菜炒めに肉はなく頷きつつも駆けめぐる箸(浅井文人)
     …見えない姿を探してしまうのだ

    ・苦手な食べ物
     絵本ではとってもおいしそうだった胡桃に裏切られる4歳(よるのすみこ)
     …あこがれるままの食べ物も

    ・ルール
     各国の暴言すべて記憶してからグランドに立つアンパイア(関根祐治)
     …スポーツって人間。

    ・枕
     そば殻のキャンディ・キャンディの枕の©のマークを見つめて眠る(甘酢)
     …枕の小ささとか、キャンディ・キャンディの著作権を巡るあれこれとか

    ・ショック
     完璧なバタフライをしていたところライフセーバー直線で来た(鈴木晴香)
     …気まずい
     
    ・無
     春先に本屋つぶれてその横のポストがなんか、めっちゃ、赤いな(ぬぬ)
     …無くなって気付く 

    ・ウイルス
     ハッピーバースデー歌い手を洗うわたしまるでシリアルキラー(シラソ)
     …シリアルキラーだった

    ・幸福
     ベランダにしゃがんで見てるミニトマトその日暮らしの音階がある(久藤さえ)
     …順番に実りゆくミニトマト

    ・宅配便
     冷凍の牛や魚がピュンピュンと夜の高速を流れていく(砂崎柊)
     …夜の高速の光。近未来SFみたい

    ・宿題
     平安にウインクとかはあったのかなあ自由研究はそれがいいのに(みか子)
     …してたのかなあ?!

    ・先輩
     ミミさんはウサギなれども「さん」付けで呼ばねばならぬ先輩ゆえに(久藤さえ)
     …ミミパイセン。それが先輩

    ・筋肉
     辞めるのかあの受付嬢好きだった深夜切なく腹筋100回(江戸川走太)
     …切ないけど腹筋。もう立ち直ってそう

    ・わくわく
     しおりひも挟んだ少し手前から読み返すとき助走の気持ち(平井まどか)
     …始まる!いよいよ続きを!…と、時々覚えてるかしらのドキドキ

    ・ポスト
     子丑寅卯辰巳午未酉戌亥全部食ったことある(たろりずむ)
     …せやな!

    ・尻尾
     座っている猫の手首にくるんっと尻尾が巻きつくのを何という?(月館桜夜子)
     …名前、つけたいなあ!

    ・鮨
     「お鮨でも取りましょうか」という母の横顔醒めて夕刻を待つ(森乃ひつじ)
     …鮨は晴れの日だけの食べ物ではない

    ・タイムマシン
     焦点の合わない部位がよく光るタイムマシンの製造途上(曽根毅)  
     …若手技術者の日誌みたい

    ・カラス
     炎天の庭を歩いていくカラス頭を白く光らせながら(おはん)
     …揺らめいている空気も感じた

    ・傘
     むんとしたバスで傘もち立ってでも読みたい本がこの子にはある(オクダ)
     …読んでもらえる

    ・牛丼  
     水飲むことも忘れて営業の遠藤のままかきこむ牛丼(えんどうけいこ)
     …めっちゃ仕事で来そう

    ・カロリー
     植物のカロリーだけでこんなにもでかくなるのかトリケラトプス(山田夕陽)
     …そういえば象もだ。肉、食べよう

    ・楽器
     夏という蝉の奏者よ僕はゆく淋しさがすこし静かな方へ(砂崎柊)
     …流されるんではなく、自分の意思で行くのがいいな

    ・納豆
     完全な朝食が用意されていた納豆はかきまぜられていた(ほうじ茶)
     …私がかきまぜたかったのに!30回なのに!ダシはあとからなのに!

    ・注射
     鯨座礁対処マニュアルに赤線で静脈注射の位置示される(久藤さえ)
     …最近、鯨の話があったので。助かるといい。

    ・寿命
     残された寿命のうちの10秒を使って君に寄り目を見せる(川元ゆう子)
     …カウント。残り時間に関係なく

    ・自由
     かつおとかまぐろの味のものばかりすずめやカエル、セミ味はなし(斉藤さくら)
     …ほんまや!!!!
     ヒトがもし海洋生物なら地球ではなく海球と名付けただろう(音平まど)
     …なるほど!海球という言葉のイメージの美しさ
     

  • くすっと笑える歌多し。
    特に好きだっ短歌。

    ・あなたには見えないでしょう今わたしすっごく
     ベルトねじれているの

    ・人間の首って結構曲がるんだ電車の向かい居眠りする人

    ・そんなこともわからないのかと言われどんなことかも
     わからないでいる (バイト先にて)

  • たかだか31文字というのに、様々な感情の繊細さが感じられるので毎巻面白い。穂村弘さんの受け止め方も良く、補足で更に理解を深めることが出来てとても助かっている。以前書いていた『恐い歌はいい歌』という評価に感銘を受けたので、ちょっと恐いくらいに想いの強い歌が好き。

  • たくさんの人が投稿した短歌を穂村さんが一言添えて紹介していく方式。その一言で理解が深まったり、自分と全然違う解釈で驚いたり、穂村さんと一緒に鑑賞しているような気分で読める。

    短歌は、良いことも悪いことも区別なく、一瞬をピックアップして切り取る。短歌の目線を持ってあらためて見てみると、世界は色とりどりだ。同時に、あまりにも儚くてさみしくなる。大きなイベントも心に残るけど、日常の小さなできごとだって負けないくらい大きくて、かけがえのない思い出になるんだなと実感する。
    やっぱり、自分で見て聞いて触れたものが自分の世界のすべてなのかな。そう思うと、これまでの人生何も成し遂げていないけれど、毎日感情を動かしまくっているから、結構命を全うしているんじゃないかという気もしてきた。短歌を作る人のように一瞬一瞬を丁寧に切り取りながら生きたら、疲れるし辛いことも多くなるかもしれないけど、誇らしく足跡を振り返れそうだ。自分の性に合っている生き方かもしれない。

    以下、好きだった歌をいくつか。

    わたしたち桜の中で早送りされてることを気がつきもせず
    半ギレの父がお寿司を買ってくる 母は絶対イカを食べない
    もう降りることのない駅の自販機のラインナップを日記に残す
    踊り場でおどったことがありますかデニムはすこし廻りづらくて

  • 図書館にて借りる、第612弾。
    (京都市図書館にて借りる、第77弾。)

    シリーズ第5弾。

    今日借りて、今日読み終わる。
    やっぱり短歌、面白いなぁ。
    一瞬が切り取られていたり、あの頃の気持ちだったりと、人間の気持ちや想いが31文字で表現される快感というか、面白味。好きだ。

    ずっと読んでいられる。
    星は4つでもいいくらい。3.8とかある。

    以下、印象に残った歌を載せる。


    ドトールを持ってスタバに出勤す 反旗、反旗の六連勤よ

    カップ麺食べないでって言っていたあの時の方が愛してたのよ

    彼の舌舐めてるだけで2時間半公園にいた17の秋

    傘立てのビニール傘の柄に残る微熱でひとの傘だと気づく

  • 「極月の月の光の枕元 モチモチの木の絵本も青く」
    「無気力でいるうちに芸能人が謹慎しては復帰していくよ」

  • 妙に生活感のあるものから、ぶっ飛んだ想像力が迸ってるもの、単語の繋がりの捻れきっているものまで。短歌の懐の深さを感じた。

  • おもしろい。

  • テーマに沿ったものと自由テーマの短歌。
    テーマも細かい細かく区切られているので、続けて読んでいるとこのテーマなんだっけとわからなくなってしまう。57577のリズムを強く感じないものが多いので、短歌短歌?していないのが流し読みにならずかえって面白い。
    テーマも脈絡がなく好き。

  • 短歌掲載あり。やっと読み終わった…

  • 好きな歌をいくつか

    抱かれる前に見ていた彗星は帝王切開の刃のひかり

    繰り返し繰り返されてる地獄 砂時計の中に一匹の蟻

    石鹸の消滅を見た 石鹸は世界が消えてしまうのを見た

  • 投稿者のレベル高すぎません?

  • クスッと笑える短歌、切なくなる短歌、ほんわかする短歌…どの作品も素敵だった。
    穂村さんのコメントを読むとより楽しめる。

  • 俵万智さん以来の短歌集でしたが、面白かった。人それぞれの宇宙が三十一文字に込められていて無限に広がって。いくつかメモしました。

  • 穂村さんの元に集まった短歌たちだなぁ、という印象。
    世界の切り取り方が独特で、新鮮な感覚にさせられることも多く、楽しかった。

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著者プロフィール

1962年生まれ。短歌をはじめとして、エッセイ、評論、絵本、翻訳などを手がける。『シンジケート』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『水中翼船炎上中』『世界音痴』『蛸足ノート』『短歌の友人』『短歌ください』等著書多数。伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、若山牧水賞他を受賞。

「2026年 『百人一首バトル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

穂村弘の作品

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