わたしが誰だかわかりましたか? コミックエッセイ (立ち行かないわたしたち)

  • KADOKAWA (2023年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784046821805

作品紹介・あらすじ

バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちた。でも、そう思っていたのは私だけだった?
40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…平凡な物語はやがて、予想を覆す結末へ。
他人を信じるとは、信じた人に裏切られるとは何か。「人を信じること」の意味を問いかける、最後の1コマまで先の読めない衝撃のセミフィクション。
フルカラーで描く、やまもとりえ渾身作。

【あらすじ】海野サチ、42歳、先日シングルマザーになった。42年間まじめにコツコツ誰にも迷惑かけずに生きてきたのに、手元に残ったのは親身になってくれぬ友人と、反抗期の息子と、その息子を養うための仕事だけ。そんなある日、サチは仕事の集まりで同じくバツイチ子持ちの男と出会い意気投合する。何年ぶりだろう、男の人の手に触れたいと思ったのは。初めてかもしれない、男の人の匂いをかぎたいと思ったのは。男とメールをするうちに恋に落ちていくサチ。しかし男は仕事と育児を理由に会おうとせず、サチはSNSなどで調べ始めるのだが…。

【解説】
麻布競馬場(作家/『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』著者)

【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

みんなの感想まとめ

人を信じることの難しさや、人間関係の複雑さを優しく描いた作品で、心の葛藤や日常のリアルが織り交ぜられています。主人公はバツイチ子持ちで、信じることに疲れ切っている中、運命的な出会いを果たしますが、その...

感想・レビュー・書評

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  • ミステリ仕立てのセミフィクション
    バツイチのシンママに交流会で出会った男からメールが届くが
    実はそのメールの相手は‪横恋慕していた✕‬‪✕‬の‪✕‬‪✕‬が正体を隠して
    送ってきていたというもの
    ナンジャ?まだ宗教にハマる前夫の話に絞って書いた方が
    このシリーズの趣旨に沿うのでは?
    サクサク読了

  • 序盤、サチが自分本位で相手が都合よく動いてくれるのを望んでいたり、無意識のレッテル貼りしてるのにモヤモヤ。
    離婚後の不安定さ、子どもとの関係。友人からの無理解、サチ自身も他人からのレッテルに苦しんでるハズなのに。
    「何で自分ばかりがこんな目に」と他人を恨んだり妬んだりする時、実は他人から見た自分も同じような事してるかも…という構造にドキリとする。やまもとりえさんの「一方向からだけでは見えない事情や感情」の描き方がすごく好きです。

    数回読み返したけど「あなたが誰だかわかっているよ」がどういう意味なのか分からなかった。
    メール相手の正体に気付いた訳では無さそうなので、サチの中で何か区切りが着いたと思うんだけど、それが何なのかよくわからなかった(読解力)
    サスペンスやミステリーみたいに犯人探しをする話ではないから、日常の些細なやり取りの中に自分を見つけるのが楽しいのかも。真相は分からなくても、心の中に何かがじわっと残る。
    紙の質感と装丁も好き。本文が横から見るとカラフルなのもかわいい。

  • 人間関係の難しさを優し~く書いた絵本のような漫画。私は人間関係が煩わしいから基本的に一人で行動する。人を信じることって何ですか的な問いかけがあるけども傷つくエネルギーを他に使いたい。
    ので信じない楽な道を選び始めたら
    これがとても心地よい。相手が本音でいるとは限らないから。人それぞれと思う。それを寂しいと感じるか気楽と感じるか。

  • 予備知識なしで、KindleUnlimitedに入っていたので何の気なしに読んだのだが、面白かった。

    コミックエッセイに分類されているが、フィクションである(「セミフィクション」と銘打たれている)。

    路線としては、野原広子の『妻が口をきいてくれません』『消えたママ友』に近い。つまり、凝った構成で読ませる、ほんのりミステリー仕立てのマンガなのだ。
    ミステリーといっても犯罪を描くのではなく、複雑な人間心理が綾なす謎を扱っている。
    野原広子が売れたから、この路線が求められているのだな。

    再読すると、細部までよく作り込まれていることに気づく。映画化してもよいのでは?

  • 人を信じる、それがすごく難しい。
    裏切られるのが、怖いから。
    信じないというよりも、人に期待しない。くらいでとめておきたい。

  • 主人公があまり好きになれず、終始若干もやっとしながら読み進めた。
    冒頭、出会いなどいらんと同僚に啖呵を切ったくせに直後に恋しちゃう感じとか、レディースクリニックから出てきた同期への言動とか、息子からのSOSより新しい男にうつつを抜かすところとか、なんか、全体的に、そういうところだよ、と思った。
    別にシングルマザーだから恋をするな、とか、自分より子供のことを優先しろ、とまでは言わない。けど、いろいろな面で配慮は必要だろうと思う。それは母親(シングルマザー)だからというより、ひとりの人間として最低限のマナーというか…。
    正直、離婚してすぐの時期に、自分の母親がめかし込んで出掛けるのを見送るなんて、思春期の息子からしたら気持ち悪くてしょうがないでしょう。せめて、見えないところでやるべきだと思う。大人として、そこは配慮してくれ。
    そういうところが欠けているから、というか想像力がないから、女性がレディースクリニックから出てきただけで、向こうが何も言っていないにも関わらず、平気で"おめでた"だと解釈しちゃうんだろうなあ、と思った。
    物語中盤、妊娠をしていない、禁煙をやめたと言いタバコを吸い出すマリナに対して、主人公が"残念"という言葉をかける場面。私の感覚では、ここまでわかりやすい状況証拠が揃えば、自然と不妊治療という答えを察せそうな気がするけど、いい歳してそういう配慮や想像力もない。そういうガサツなところが随所に出ている。いるよね、こういう人。そして事実を知っても謝らない。無神経な発言を重ねたことに対してすぐに詫びることもできない。挙句逆ギレ。反論の前に、まずは無礼に対して謝るのが先では………?
    全体的に被害者意識丸出しの主人公に対して、全く共感もできないし、応援する気持ちも沸かない。なんだかなあ、という感じで、オチもこんなもんだよなあ、という内容で、まあ、あまりお金を出して読むようなものではない。

  • 面白かった。人間って、ちゃんとした大人の顔をしていても実はこんなに気まぐれでとらえどころのない存在なんだよなということが思い出される。さらりと読めるけど、うっすらずっと嫌な感じが続くバランスがたまらない。

  • 42歳 シングルマザーの離婚後に出会った男性に久しぶりのときめく気持ちを感じる様子がリアルでした。

    しかし、子供に対する態度や彼に夢中になりすぎて会社まで押しかけたり、周りの友達に対する無神経な言葉には、正直イライラしてしまいました。

    タイトルの「わたしが誰だかわかりましたか」を意味する内容が理解できた時は、少し怖かったです。
    最終的には良い母になった描写もあったのですが、読了後は少し気持ちが重たくなりました。

  • サチの振る舞いに最初はイラッと来たけど、だんだん話に引き込まれていった。
    妙齢の女子の気持ちが良く描けてる。

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著者プロフィール

鹿児島県出身のイラストレーター。長男(天パ)、次男(貫禄)、4つ年下の旦那さん(なで肩)、猫のトンちゃん(ガリガリ)と大阪でのんびりと暮らしている。著書に『Aさんの場合。』『Aさんの恋路。』『お母さんは心配症!?』『今日のヒヨくん~新米ママと天パな息子のゆるかわ育児日記』『本当の頑張らない育児』『30歳女子、ネコを飼いはじめました。』『ねこでよければ』『わたしは家族がわからない』『わたしが誰だかわかりましたか?』がある。Twitter @yamamotorieInstagram @rinpotage

「2023年 『うちらはマブダチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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