ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9 (MF文庫J)
- KADOKAWA (2023年2月25日発売)
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感想 : 21件
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784046822130
作品紹介・あらすじ
修学旅行も終了した12月、2学期最後の特別試験・協力型総合筆記テストが発表される。
内容は1人ずつ交代で試験問題を解き、最終的にクラス全員で全100問のテストを解くというもの。堀北Bクラスは坂柳Aクラスとの対戦となる。
試験準備が始まる中、南雲が次期生徒会長を決めると宣言する。2年生の生徒会メンバーは堀北と一之瀬。立候補を問われるも一之瀬の意思は生徒会自体を辞めるというものだった。
新たな生徒会メンバーの確保という問題の他、鬼龍院を狙った万引き偽装事件も発生し、生徒会周辺も慌ただしくなっていく。
『無理してないから。……私も、綾小路くんに会いたい……』
学園黙示録は新たな混沌へ――。
みんなの感想まとめ
テーマは学園内の人間関係や成長であり、特に一之瀬の変化が印象的な一冊です。物語は、特別試験や新生徒会長の選出を通じて、キャラクターたちの成長と葛藤が描かれています。綾小路が堀北の成長を促す様子や、一之...
感想・レビュー・書評
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相変わらず一気呵成に読ませるパワーを持つ「よう実」。今回は綾小路を巡る恋の鞘当ての予感を感じる一冊だった。綾小路が堀北の成長を促したり、一ノ瀬の変貌のキッカケになったりしたが、一ノ瀬が大きく成長するという意味では一ノ瀬の巻とも言える。
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相変わらず快調。
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一之瀬ちゃんかわいい
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アニメ、小説を通じて先々を見据えながら動く大事さを改めて思い知らされる
面白いし想像力掻き立てられる
一ノ瀬しか勝たん -
2年生の2学期のお話でした。以前に出てきた3年生を盗みの犯人に仕立て上げた事件の解決と、新生徒会長の誕生についてがメインだったかなと思います。一之瀬と綾小路の接点、、一之瀬の変化の話から今後の2年生の変化が楽しみです。
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堀北が生徒会長になるのは素直に嬉しい。楽しみが増えた。ぶっちゃけ万引きのくだりはどうでも良いと思ってたけど堀北の最初の活躍として外せなかったのは理解。ただ真犯人が桐山の予想はついてた。それでも行動した桐山の動機はかっこよかった。あと一之瀬は綾小路に急接近してきたのは良いとして、今後くっついては欲しくない。軽井沢が怒った理由がよく分かる。なんだか一之瀬が盲目的に恋愛をするところをあまり見たくない。後半の一之瀬はずっと善人なのに悪役ポジションに見えてくるから不思議だった。
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背ラベル:913.6-キ-2-9
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生徒会の交代に伴う3年生に起きる事件。
相変わらず巻き込まれている清隆……どんまい←
それとともに一之瀬のコトでも動く羽目に……(そして恵とのことでギクシャク?)
相変わらずのポーカーフェイスだからそうだと感じないけれど、清隆、何だかんだ忙しい!
読み始めるといつもながら先が気になって、ついつい読んでしまう内容でした(๑>ᴗ<๑)
面白い!
3年は更に激しくなるみたいだし、その前の冬休みや3学期……3学期も展開が激しくなるのか、一之瀬の思惑は……?と色々先が気になりました\(*ˊᗜˋ*)/ -
2023!
やっぱり超面白いよね -
衣笠やるやん。
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前巻の様々な思惑が絡み合う修学旅行から何が起こるかと期待して読み始めてみれば普通に特別試験が始まる冒頭には良くも悪くも驚いてしまったけど、修学旅行で紡がれた交友についてはあれで一区切りな感じなのかな?
ただ、修学旅行での関わりがこの巻でBクラスの問題に綾小路が関わる際の足掛かりとして活きていたように、修学旅行から今巻の流れは綾小路の人間関係を広げる上で些細だけれど大きな意味を持ってきそうだ
この巻では学力を基礎とした特別試験が行われつつも、本題となるのはそれを他所に行われる新生徒会長を巡る騒動や一之瀬の問題か
本来なら新生徒会長の件にも一之瀬は関わっている筈だったのだろうけど、早々に辞退した事で掘北が新生徒会長へ既定路線に
そこへ鬼龍院が持ち込んだ訴えは一見すると意味不明で新生徒会長とは絡みが見えないもの
でも逆に言えば生徒会長入れ替わりの時期という事で堀北が新生徒会長としての第一歩を歩みつつ、前任である南雲の影響力も行使できる実力試しには良い機会だったと言えるのかな
事実、綾小路が幾らか情報収集をしていたとはいえ、最終的に堀北は限られた情報から見事に真実を言い当ててみせたし、新生徒会長として申し分のない裁定を下してみせたね
ただ、気になる点としては南雲と桐山の真意かなぁ…。一応は堀北の裁定により決着を見た形。けれど堀北は二人の裏の思惑までは見通せなかったような…
もう一つの問題である一之瀬の件はどう受け取ろうとも綾小路の影響力の強さを感じてしまったな
暫く前から神埼の相談を受ける形でBクラスの変革を手伝っていたのは事実。けれどカラオケの場面に示されているように神埼の目指す方向性に同調する者が現れ出したのも事実
あの場面で神崎がサブリーダーとしての立ち位置を顕わにして意見を纏め上げられれば良かったのだろうけど、綾小路が分析したように神崎には未熟な部分があった。だから綾小路にイニシアチブを握られてしまう
今回は綾小路にBクラスを手中に収めようとする積極的な意思がなかったから良かったものの、あの話の流れは危険だよなぁ…。それが最終的に一之瀬のあの認識に繋がっているのだろうし
前巻ラストから続く一之瀬へのカウンセリング
そもそも一年生編の後半から傾向は見えたように、一之瀬は過去の経緯が影響して精神面の揺らぎが何度も表出していた。それが辛うじてでも安定に戻れたのは綾小路の助太刀が有ったからこそ
そして前巻ラストにて示されたように一之瀬は綾小路から受け取れる助太刀程度では精神の限界を迎えようとしていた。だから一之瀬がクラスのリーダーとして踏み留まるには一之瀬自信の変化が必要だったわけだ
その点、綾小路とのデートによって良い影響を与えたようで
特に綾小路が網倉の好みのタイプを聞き出そうとしたシーンは一之瀬の変調が顕著に出たね
一之瀬が持つ好意を考えればあのシーンはもっと精神の揺らぎが現れたって可怪しくないシーン。けれど一之瀬は綾小路の想いの真意を探る為に冷徹とも言える程に落ち着いた分析によって綾小路の発言の意味を解き明かしている
あれは干支試験の時のような冴え渡りだったね
この辺りの体験が一之瀬を大きく変えたんじゃなかろうかと思えてしまう
デートやその後の綾小路との会話によって一之瀬は綾小路の手助けによって支えを見出すのではなく、自分自身が綾小路に振り向いて貰える人間になるという目標を自分の中に作り出す事によって変調を手にしている
これは以前の一之瀬には全く見られなかった点
そうして一之瀬が手にした変調は末恐ろしさを感じさせるものだね
坂柳を言い返すだけに留まらず、龍園にすら厄介な敵だと思わせた
一之瀬がこの巻で見せた羽化はもしかしたら綾小路すら驚かせるものになるのかも……
大きな変調を見せた一之瀬、代わりに沈殿を見せた軽井沢
軽井沢との関係の中で失恋や破局を経験しようとしている綾小路、軽井沢という人間が目指すべき方向性、そして軽井沢を安易に蹴落とすのではなく将来的な勝利を目指す一之瀬…
また、一之瀬が終盤で述懐していたようにここ最近のBクラスと綾小路の関係には注目すべき部分があるね
何でもかんでも綾小路を頼れば良いと考えているわけではないのだろうけど、一之瀬関連で自分達の手に負えないと判断すれば綾小路に頼めば解決してくれるという体験を得てしまった。それを一之瀬は理解してしまった
これらの点は今後の綾小路と一之瀬の関係を考える上で大きな意味を持ってきそうだよ……
著者プロフィール
衣笠彰梧の作品
