令和のダラさん 5 (MFC)

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  • KADOKAWA (2024年12月23日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046844071

作品紹介・あらすじ

いつものように
楽しく遊んでいたら…
ダラさんに異変が!?

忌まわしき過去の因縁が
ダラさんときょうだいを襲う。

どうする!?どうなる!?
三十木谷きょうだい!!

感想・レビュー・書評

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  • この(5)も、メッチャクッチャ良くて、私の漫画的もとい性的な趣味にドンピシャで、「最高でした」の簡素な一言で感想を〆たいほど。
    しかし、それでは、如何せん、未読の方に、この『令和のダラさん』の良さが全く伝わりません。
    ともつか先生が売れるために、チヤホヤされるために描いていないのは百も承知だが、一ファンとしちゃ、一人でも多くの漫画読みに読んで貰って、良さを語り合いたい訳です。
    他人と対話するのが苦手、いっそハッキリ言ってしまうと、苦痛に感じる私ですら、こう思うんですから、この『令和のダラさん』は本当に面白いんです。
    あくまで、私の中の好みの度合いって話になっちゃいますけど、藤田和日郎先生やみなぎ得一先生の各作品に、決して、負けちゃいません。
    この(5)も、重版がかかりまくっている既刊に劣らぬほど面白さで満ち溢れちゃいたので、毎度の事ながら魅力を十行では語り尽くせないほどですが、あえて、この(5)の見所を一点に絞るのであれば、やはり、まさかのタイミングで復活した怨霊を、人間の姉弟と人と妖が混ざった忌神が結んだ絆で倒すって言うバトル展開ですね。
    これまでも、人の害となる悪霊の類が仇為す事もありましたが、この怨霊は核となっている存在が、あんな死に方をしても(あんな死に方をしたからか?)腐った性根が叩き直されていなかった輩なだけあって、その強さや悍ましさ、凶悪さは群を抜いていました。
    だからこそ、そんな「バカは死んでも治らない」を体現したような怨霊を、日向と薫と関わった、いや、この姉弟の自由奔放さに救われたダラさんが、思いもよらない手段で倒して、奪われそうになった、騒がしいからこそ大切な日常を守ったって展開にグッと来たんですよね。
    そんなvs怨霊だけじゃなく、この(5)は他にも見所はあるので、(1)の時点でドップリと沼ったファンも、この(5)の、私を含めた、他の方の感想を読んで、(1)を試しに買って読み、無事、性癖がきっちり歪んだ方も楽しめる巻でした。
    日向・薫とダラさんがワチャワチャする話を主軸にし、安易に登場人物を増やさず、同時に、各キャラの魅力をしっかりと掘り下げ、ストーリー全体に艶を出す、ともつか先生、尊敬します。

    この台詞を引用に選んだのは、生きていく上で、これも大事だよな、と真摯に思ったので。
    我儘って言うと、ちょい悪いイメージを与えそうですけど、実際、これって自分らしく生きていく、誰かに自分の大切なモノを踏み躙られないようにするには必要だと思いませんか?
    もちろん、相手に、歪んだ我を押し付けたり、他人を傷つけたりするのは良くない、を通り越して、絶対にやっちゃならんでしょうけど、自分らしさを曲げたくないのであれば、我儘になってもいいです。
    自分のやりたい事だけをやっていけないのが人生ですけど、やりたくない事ばかりやらされる、そんな人生は真っ平御免ですって。
    「600年近くかかりましたが、この子らから学んだのです。わがままを、嫌な事は嫌と言って良い、と」
    「木春、お前・・・」
    「姉様、いいえ、ダラさんと呼べ、人間!!!」(byダラさん、椿)

    もう一つ、この(5)で印象に強く残った台詞を紹介。
    これは上記のモノとは違い、まぁ、ぶっちゃけ、深さはないですわ。
    けど、こう言うノリ、嫌いな漫画読みはいませんって。
    「というかだな、宿題なんだから、ちゃんと自力でやらんといかんじゃろ」
    「あなたは正しい、だが、正しいだけだ」
    「えっ・・・?アッハイ」(byダラさん、薫)

  • 何故かうしおととらを思い出した。
    今回の話で概ねわかった、と思うけど、なつに関しては自分の推測で正しいかいまいち自信がないなあ。
    ちょっとそろそろ通して読み返す時期か。

  • 初版 帯

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