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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784046845528
作品紹介・あらすじ
雨で部活の練習が早めに終わった栗本詩暮は、忘れ物を取りに戻った視聴覚室で、一人の女子生徒・雨森潤奈と出会う。読書や音楽の好みが合致した二人は、互いの時間が重なる雨の日の放課後限定で会うようになり、密かな交流を始める。
「詩暮っていう名前、好き」
「私は独りが好きで、無駄な他人と関わりたくはないけど……詩暮なら、いい」
じめっとした雨の日にだけ会える潤奈は無表情でドライだが、やたらと距離感が近く、甘えたがりな女の子。
さらにある晴れた日、潤奈の「秘密」を知ってしまったことで、詩暮に対する潤奈の距離は吐息がかかるほどにまで近づき、深すぎる愛情がだだ漏れになっていく――。
みんなの感想まとめ
雨の日にしか会えない特別な関係を築く二人の物語が描かれています。主人公が出会ったのは、独特の趣味を持つ魅力的な女の子、雨森潤奈。彼女との交流を通じて、互いの距離が縮まり、深い愛情が芽生えていく様子が丁...
感想・レビュー・書評
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初めて読む作家さん。文章がシンプルかつ流麗。雨に濡れる校舎の様子や二人の会話シーンなど、情景描写が非常に巧みであり、読んでいて情景が映像として頭の中にすっと浮かんでくるという貴重な体験をさせて頂きました。「湿度が高い」というのは確かに彼女を内面を的確に表していて、しっとりとした雰囲気のあるとても魅力的なヒロインと言えましょう。そして主人公の詩暮は飄々としているように見えるけど芯があり好感が持てる少年です。変わるものと変わらないものに焦点をあてた、学園青春物語の傑作と思います。続編があれば嬉しいかぎりです。
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湿度が高い、なのでよほど陰鬱な小説なのかと思いきや読んで納得した。ああ、これは確かに湿度が高い。何となく梅雨の、ジメッとして暗くなってしまう時を連想していた。
実在するバンドの名前が多数出てくるので想像しやすい。個人的にあれは鬱ロックなのか、という疑問はあったが……まあ、確かにアップテンポな曲とは裏腹に歌詞には結構殺意が満ちているのでそうなのかもしれない。
まだ一巻なので、大きな動きがないのが残念だが、二人の関係が進展する姿がすれ違いとタイミングの悪さがかけ合わさって楽しみながら読んだ。 -
雨の日だけに会う事ができる可愛くて鬱ロックが好きな女の子とのボーイミーツガールの物語。鬱ロックという音楽ジャンルに詳しくないので、二人の会話の中で挙げられていた曲がどれ一つ分からなかったのが、残念。聞いてみたら、ハマるのかな。潤奈がYOHILAというバンドのボーカルJUNである事が明らかになってからの展開が面白かった。昏くて、重すぎる潤奈の音楽が他のバンドメンバー達との関係を壊してしまったというのが、音楽の持つ怖さだよな。詩暮を好きになった事によって、作る音楽も学校での生活も変わっていくラストが良かった。
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