能: 中世からの響き (角川叢書 2)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047021020

感想・レビュー・書評

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  • やっと読み終わった。能は総合芸術、と書いてありますが、本当に内容を理解するにはあらゆる知識が必要で、読み進めるのに苦労しました。中世の文化などはまだわかるんだけど、古典文学の知識が全然足りなくて・・・。本を読めば読むほど、まだまだ知らないことだらけだと自覚します。能がつくられた時代の人にとっては当たり前の約束事だったり、本歌取りだったり、そういう知識があるのとないのとでは、面白さが全然違うんだろうなあ。といっても、本物の舞台を見たことがないので、実際にその場でみると圧倒されるのかも知れない。やっぱり本物に触れてみないとね。わかりやすくてドラマチックな、「道成寺」をまず見てみたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そういう知識があるのとないのとでは」
      嗜みとして必須だった時代ですから、単なる教養や趣味以上に、人との繋がりの場だったのでしょうね。
      今の...
      「そういう知識があるのとないのとでは」
      嗜みとして必須だった時代ですから、単なる教養や趣味以上に、人との繋がりの場だったのでしょうね。
      今の若い人が、自身が立つ場についての知識を仕入れるのと同じなんでしょうね。
      「やっぱり本物に触れてみないとね」
      篝能とかに行くと、ホント心が飛んでしまいますヨ(勿論、事前にアンチョコで、大体の内容は抑えておきましょう)。。。
      2012/11/12
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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授。世阿弥および能を中心とする日本の中世芸能・中世文学を専門とし、『宴の身体 バサラから世阿弥へ』、『中世芸能講義』等、関連著書多数。全四巻の『能を読む』シリーズの編集委員。財団法人観世文庫の理事も務める。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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