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Amazon.co.jp ・本 (2ページ) / ISBN・EAN: 9784047021112
作品紹介・あらすじ
地域の記憶を記録する、地域の歴史を考える、歴史地図を作成し読解する。地名によって暮らしの歴史を考え、復元することができるとする著者が、地名から地域史と景観の復元を試み、地名研究の可能性を探る。
感想・レビュー・書評
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地名から歴史を探り、人間の暮しの本質を知る。そして古日本語の発音にまで迫る。少し学問的過ぎ、細かい話が多く、しんどかったですが、終章の住所表示の問題を憤る文章は急に人間味を帯びて迫力がありました。宮本常一「忘れられた日本人」の中から花田植は庄屋の田で行なわれたという引用があり、古い地名(特に“字”)に秘められた情緒を大切にしていきたいと思いました。金沢市の主計(カズエ)町の復活の素晴らしさも痛感します。
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歴史学では地名研究に消極的であるかと、思う。なぜならば、地名の変化の局面に、いつ=年月日、なぜ=画期となる事実を、特定しがたいからである。
しかし、資料や記録がないから、「歴史はないか」といえば、そんなことはない。歴史はあるが、記録は作られないってことだって、往々にしてあるからだ。
地名はある。その地名を歴史の資料とは、できないのか。本書は、そうした発想にたって、地名研究に投じた著者の研究姿勢を表明している。
「現地に足を運び、地元の人々から地名を聞く。聞き取った地名を地図に落とし、その土地にかかわる生活を記録、叙述する」。
全国には、地名研究団体は実に多い。本書が提案する「地名研究の基本スタイル」は、今急がれている地名記録と地名研究を志す人に、是非、お目通しをーと考える。
著者プロフィール
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