故事成語の誕生と変容 (角川叢書 48)

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047021488

感想・レビュー・書評

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  •  原典での意味と、現在に通じている意味との間にズレのある故事成語を取り上げ、それらがどのような過程を経て変化したのかについて述べた本。その変化に大きく寄与していたのは類書だそうで、その関わり方が非常に分かりやすく説明されている。私はこの本で類書という存在を知ったし、有名な故事成語の原義や成語にまつわる寓話を知れたのも面白かった。

  • 杞憂、沈魚落雁など、原義と意味が反転したりズレがあったりする故事成語について、その原因の一端を「類書」に求めて考察している。そもそも類書について知らなかったので、そのあたりはなかなか面白かった。

著者プロフィール

大阪大学大学院文学研究科教授

「2016年 『増補改訂版 懐徳堂事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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