明治の東京生活―女性の書いた明治の日記 (角川選書)

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著者 : 小林重喜
  • 角川書店 (1991年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047032170

作品紹介

本書は、明治に生きた一サラリーマンの妻の、日常生活をこまめに記した日記である。淡々とつづったその中に、都市中流階級者の日々が詳細に描かれ、一級の庶民生活資料となっている。

明治の東京生活―女性の書いた明治の日記 (角川選書)の感想・レビュー・書評

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  • 明治33年生まれの著者が、母(明治6年生まれ)が残した日記を読む。明治31年~32年の、東京庶民(といっても、中流以上といった感じではあるが)の暮らし。

    母の日記を中心に、時々著者の解説や思い出が入る。
    著者の文章が、読みやすくて良い。


    どんなことを日記として残すか、というのは、その日記を書く人の選択の仕方にもよるのだが、この日記には、物や人の往来について多くの記載がある。
    今どきのようにメールやネットがない(それどころか電話も)、宅配便のような、「今日出して、今日届く」ような便利なものもない時代に、活発に親戚・縁者と行き来し、贈り物をしあっている。

    むしろ、便利なものがないからこそ、直接会いに行くし、折々にものを送りあう、という儀礼を大事にしたのかもしれない。

  • 市井の人々の生活の様子が垣間見れるのと表題を見て読んでみたのだけれど、この日記に書かれている生活はかなりの上流社会に暮らす家庭のものであった。 それにしても大倉組の臨時ボーナスの支給は破格である。なんと月給の10か月分。これだけ貰えれば女中さんを3人も雇えるはずである。中元・歳暮も数多く配られていた。明治の上流階級の生活の一端が分かりました。

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