地球観光旅行: 博物学の世紀 (角川選書 246)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047032460

作品紹介・あらすじ

キャプテン・クックの世界周航、ビーグル号航海…。地球の上を実際に歩き、生きている生物を自分の目でみて確かめる。そこから、擬態や植物地理学、さらには進化論までもが啓示された。博物学は万人にひらかれた『たのしむ学問』なのである。顕学・荒俣宏が案内する博物学入門の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/449144

  • 博物学は、けっして学ぶ学問ではない。博物学とは、観察して目玉を楽しませる行為であり、観察したことを記述する楽しみなのである。貴重な図版をふんだんに使い、碩学・荒俣宏が案内する博物学入門の決定版。(角川選書)
    博物学に興味があって読んでみた。博物学は誰にでもできそうな学問だと思う。赤瀬川原平さんの路上観察学や考現学もその一種かも。老後の楽しみとして面白いかもしれない。

  • (間借りです)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「博物学の世紀」荒俣宏著、NHK市民大学、1988.10.01
    p155 ¥350 (1988.12.30読了)(1988.10.28購入)
    NHK市民大学のテキスト、1988年10月~12月期
    *本の紹介より*
    博物学が、いま、久しい忘却期間をこえて、ふたたび人びとの脚光を浴びつつあります。「自然の叡智」を探求する学問として十八、九世紀に黄金時代を迎えた博物学は、その後、事物の圧倒的数量を前にして、まったく無力化するようになっていきました。それがなぜ、現代によみがえりつつあるのか。博物学とは何だったのか。―ものおよびものの系譜にこだわった時代と代表的人物にスポットをあて、目玉の学問=博物学の魅力を語ります。

    【目次】
    第1回 博物学の復活―目玉の冒険・量の叡智
    第2回 珍奇陳列館と博物館―コレクションする情熱
    第3回 探検航海十八世紀―太平洋のキャプテン・クックとラ・ペルーズ
    第4回 世界周航十九世紀―アストロラーブ号とビーグル号
    第5回 探検博物学者の活躍―科学と観光
    第6回 自然物の体系化―リンネとビュフォン
    第7回 十九世紀の巨人キュヴィエ―分類学の完成
    第8回 分類学から進化論へ―ダーウィン
    第9回 江戸の博物趣味―徳川幕府の殖産興業
    第10回 高木春山『本草図説』―知られざる江戸の博物百科
    第11日 博物画の驚異―写実と写真
    第12回 博物学の栄光と挫折―目玉の今日的意義

  • 博物学でも…

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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