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- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047032934
感想・レビュー・書評
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170507 中央図書館
毛筆など持つことが失くなった世代には、フレッシュな内容。墨に対するフェティシズム?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古いものを守るといっても、それを作る人たちの大変さまでわかっている人がどれだけいるか、という指摘はその通り。文化を保護するといって助成金だしてもダメだろうし、難しい問題だ。
墨の知識としては、読みやすく勉強になった。 -
2011年8月22日読み始め 2011年8月25日読了
まえに図書館で借りて読んだのですが、今回は購入して再読。内容すっかり忘れてました。タイトルのとおり、墨についての本です。
墨がどうやって作られるか、古墨についてなど語っていますが、榊莫山さんの文章は落ち着いていて、それでいて押し付けがましいところがまったくないので、リラックスして読めます。ヒーリング効果あるかも…。
昔は煤をとる仕事は過酷なものだったそうです。しかし、現代ではそんな大変な仕事をする人はいません。たしかに「いい墨」がなくなるのは残念ですが、過酷な仕事をする人がいなくなったのは、それはいいことだと莫山さんは言ってました。古いものを愛しながらも現代も積極的に取り入れる姿勢は柔軟だなと思いました。
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