文房四宝 筆の話 (角川選書 294)

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  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047032941

感想・レビュー・書評

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  • 祖父が書道をやっていたので、夏休みや冬休みの宿題の度に指導を求めた。
    当時、莫山先生は焼酎のコマーシャルに出ておられ、子ども心に仙人のような人がいるんだなぁ。書家ってなんだか現世を超越しててかっこいいなぁと漠然と感じたものだ。
    大人になってから、書家の知人ができ、その人の展覧会を手伝うことになって、付け焼き刃でがさがさと書の歴史をさらえたが、そんなに短時間で理解できるものではないということだけがわかった。何千年もかかって作り上げられてきた「道」は非常に歴史が長くて一筋縄ではいかないものだった。大陸と日本でも違うし、京と江戸でも違うらしい。
    そんなことはさておき、莫山先生の文章は読んでいて楽しい。楽しい文章の中に、知らなかったことがいろいろと散りばめられているのである。筆の話だけでも、この一冊には収まりそうにない。他の本も紐解きたい。

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