「捨て子」たちの民俗学 小泉八雲と柳田國男 (角川選書)

著者 : 大塚英志
  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2006年12月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047033986

作品紹介・あらすじ

柳田國男が幼い頃、妄想した虚構の母。小泉八雲が拘泥したジプシーの血筋。彼らは何故、仮構の人生を夢見ずにはおれなかったのか。民俗学者たちを呪縛する不可解な「捨て子」意識を手がかりに「民俗学の起源」を明らかにする。

「捨て子」たちの民俗学 小泉八雲と柳田國男 (角川選書)の感想・レビュー・書評

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  • 父は自分が父親から捨てられたことをいまでもひきずっている。だから同じ家で暮らす子供たちを見捨て続けた。なぜそんなことになったのだろう?

  • 大学図書館380.1o88


    習慣が遺伝するって頭おかしいんじゃないかとは思いますが、この本はもっと冷静に読むべきなんですよね。ラフカディオ・ハーンがそもそもファミリーロマンスを持っていて日本の文化に親近感持ってしまったと。日本の文化というのは没個性的な「我」であり、それは色彩が違うだけで西洋の自我の考え方と同じもの。(個人的に賛成できない)

    民族意識の由来は血液だよ、って言説はやっぱり論理的に考える前に拒否反応出るな。本当はそういう態度はダメなんだろうけど。

    そういえば獲得形質の遺伝がとうとかってどこかで読みましたがあれ結局獲得形質の遺伝はする可能性あるんだったかないんだったかまだわからないんだったか…

    集合意識みたいなものって結局は抑圧なんじゃないかと思います。

  • わたしも、よく橋の下って言われたような気がします。

    大塚 英志は、どうしても最近は政治的な語りになってしまいますね。これも、小泉 八雲と柳田 國男のファミリーロマン的な言動をみていく本なのですが、どうしても、それが、国粋主義的な方に向かう部分を必死に否定しています。

    まあ、真面目な本なので、ウソを紛れ込ませてはいないとは思いますが、大塚さんの本だからねぇ(笑)偽ハーンの話とかは、けっこう出来すぎていると思ったり。
    まあ、最終的には、「本当のこと」を知りたければ、自分の足で調べなさいということでしょう。もしくは、この与えられた物語で納得するか。

    うーん、小泉 八雲も、柳田 國男も、あんまり読んでいるわけではないですが、けっこう好きなんですよねぇ。でも、その好きな部分というのは、たしかに、大塚 英志のいうように、「日本人」という幻想に支えられている部分はあるのだと思います。

    でも、だからどうなんだろう?

    とも、思ってしまうのは、あんまりにも無責任で、モラルがないのかな?

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