「捨て子」たちの民俗学 小泉八雲と柳田國男

  • 角川学芸出版 (2006年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784047033986

作品紹介・あらすじ

柳田國男が幼い頃妄想した虚構の母。小泉八雲が神秘化した「ジプシーの血筋」。二人の民俗学者に共通する「捨て子」意識を手がかりに、日本民俗学の起源とその可能性を明らかにする。

みんなの感想まとめ

「捨て子」意識をテーマに、小泉八雲と柳田國男の民俗学を探求する本は、二人の独特な視点を通じて日本文化の深層に迫ります。感想からは、著者の考察が、家族や民族意識、そして個人の存在意義についての問いを呼び...

感想・レビュー・書評

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    柳田國男が幼い頃妄想した虚構の母。小泉八雲が神秘化した「ジプシーの血筋」。二人の民俗学者に共通する「捨て子」意識を手がかりに、日本民俗学の起源とその可能性を明らかにする。
    (出版社HPより)

  • 父は自分が父親から捨てられたことをいまでもひきずっている。捨てられた、というよりは、存在を歯牙にもかけられなかった、の方が正確かな。だから同じ家で暮らす子供たちを見捨て続けた。なぜそんなことになったのだろう?

    小泉八雲も柳田圀男も興味深い人ではあるけれど、私の知りたいことを知るには、明治以降の家制度や婚外子差別、団塊の世代についての本の方がいいかも。

  • 大学図書館380.1o88


    習慣が遺伝するって頭おかしいんじゃないかとは思いますが、この本はもっと冷静に読むべきなんですよね。ラフカディオ・ハーンがそもそもファミリーロマンスを持っていて日本の文化に親近感持ってしまったと。日本の文化というのは没個性的な「我」であり、それは色彩が違うだけで西洋の自我の考え方と同じもの。(個人的に賛成できない)

    民族意識の由来は血液だよ、って言説はやっぱり論理的に考える前に拒否反応出るな。本当はそういう態度はダメなんだろうけど。

    そういえば獲得形質の遺伝がとうとかってどこかで読みましたがあれ結局獲得形質の遺伝はする可能性あるんだったかないんだったかまだわからないんだったか…

    集合意識みたいなものって結局は抑圧なんじゃないかと思います。

  • わたしも、よく橋の下って言われたような気がします。

    大塚 英志は、どうしても最近は政治的な語りになってしまいますね。これも、小泉 八雲と柳田 國男のファミリーロマン的な言動をみていく本なのですが、どうしても、それが、国粋主義的な方に向かう部分を必死に否定しています。

    まあ、真面目な本なので、ウソを紛れ込ませてはいないとは思いますが、大塚さんの本だからねぇ(笑)偽ハーンの話とかは、けっこう出来すぎていると思ったり。
    まあ、最終的には、「本当のこと」を知りたければ、自分の足で調べなさいということでしょう。もしくは、この与えられた物語で納得するか。

    うーん、小泉 八雲も、柳田 國男も、あんまり読んでいるわけではないですが、けっこう好きなんですよねぇ。でも、その好きな部分というのは、たしかに、大塚 英志のいうように、「日本人」という幻想に支えられている部分はあるのだと思います。

    でも、だからどうなんだろう?

    とも、思ってしまうのは、あんまりにも無責任で、モラルがないのかな?

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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