ラフカディオ・ハーンの日本 (角川選書 461)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2009年12月10日発売)
本棚登録 : 14人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047034617
作品紹介・あらすじ
松江、熊本、東京…英語教師として日本各地を訪ね歩いたラフカディオ・ハーン。故郷のギリシアや仕事を求めたアメリカで傷ついたハーンは、特派員の職を得て憧れの日本にたどり着いた。日本人の善良さ、辛抱強さ、素朴な心と繊細な文化を愛する一方で、西洋化を推し進める新しい日本に幻滅し、批判を強めていく。彼が残した手紙や講義録、昔話に材を得た「雪女」「むじな」などの作品からその素顔と心の軌跡を描き出す。
感想・レビュー・書評
-
ハーンはアメリカでは人気がない。嫌われていた。日本では文豪扱いなのだが。そういう時代だったのだ。まだ東洋に帰化するなんてのが許される時代じゃなかったから。
ハーンの考える世界文学という考え方の根幹には、洋の東西を問わず、どんな国の人々をも感動させずにはおかぬ共感の磁場のごときものが孫z内するという確信があった。
ハーンは欧米の人々に向けて日本について英文で著作したのであり、日本の学生に対しては平易な英語でヨーロッパ、イギリスなどの文化について語った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示