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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784047034976
作品紹介・あらすじ
日本の宗教はどこからきてどこへいくのか。鎌倉仏教の担い手たち、法然・親鸞・道元・日蓮らの「心の探求」という精神的な命脈を糸口として、祖霊信仰と神仏とのかかわり、近代前後の宗教観の変容を解く。
〈目次〉
まえがき
1 なぜ戦後日本で「ピープル」は「人民」と訳されてきたか
2 言葉が重層する近代日本人のアイデンティティ・クライシス
3 神の声、仏の声を「聞いた」東西の中世世界
4 明治に輸入された「中世」の概念と「宗教改革」
5 戦後「鎌倉仏教=宗教改革」論を復活した三人の旗手
6 「宗教改革」の対極に位置する先祖崇拝
7 「先祖崇拝」とは何か
8 遺骨に霊魂が宿るという信仰
9 天皇制も支えた「霊の威力」
10 「鎌倉仏教=宗教改革」論の否定、顕密体制論
11 鎌倉仏教のカリスマたち──法然・親鸞・道元・日蓮
12 鎌倉仏教の隠された主題、「心の探求」
13 家持、空海、最澄、西行──「心」探求の系譜
14 漱石・啄木の「心」に流れる道元・世阿弥の「心」
15 中世の権門体制を支えたイデオロギー
16 織田信長が行った政教分離という「宗教革命」
17 親鸞の孤独な魂の継承者、内村鑑三
18 戦後、教育から宗教改革の実現をめざした南原繁
19 戦後日本の宗教的空白を補完した「象徴天皇」
20 教科書にあらわされた「宗教」の現在
あとがき
みんなの感想まとめ
日本の宗教の流れや変遷を丁寧に解説した本で、特に仏教を中心に据えた視点から、過去と現在の関係を探求しています。著者は、鎌倉仏教の重要な人物たちを取り上げながら、先祖崇拝や現代の宗教的空白についても触れ...
感想・レビュー・書評
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日本の宗教の大きな流れが理解できた。現代の空白は、日本人にとって本当に大丈夫なのだろうか。
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「どこへいくのか」ではなく今まで「どう変わってきたのか」を
仏教を中心にしてわかりやすく概観できる本。
日本の宗教史において織田信長の果たしたことの大きさ、現日本人の
心の中にある宗教的空白、そして今でも深く静かに日本人の根っこの
ところで息づいている先祖崇拝。ストンと素直に腑に落ちる内容の
多い本であった。
それにしても現在の日本人における宗教的空白は震災や原発の問題と
同じくらい大きな課題だと私は思う。ほとんどの人間は、実は信仰
なしに生きていけるほどは強くない。
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