心は何でできているのか 脳科学から心の哲学へ (角川選書 498)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047034983

作品紹介・あらすじ

1000億個の神経細胞からなる脳。この精妙な仕掛けから、心=「考える私」が生まれる。では、脳がわかれば心も全てわかるのか?記憶障害、失語症など豊富な臨床経験をもつ著者が、覚醒意識・感情・知性・意志の「心の4層構造」と、その背景にある脳の進化を解きあかす。プラトンやカント、ダーウィン、森鴎外、日本初の心理学者・元良勇次郎がのこした心と脳の理論も検証。脳科学の言葉では説明できない心の不思議に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 情(辺縁系):嬉しい、悲しい。自己。曖昧。
    知(頭頂葉側頭葉後頭葉):心像。過去の経験から創発される。時間。対自己。
    意(頭頂葉):運動・行為をうみだす。対象に注意を向ける。気づく。空間。
    個の内外は自動調整していて、もともと分けられないもの。

  • 心の定義
    1.感情。
    2.意志
    3.思考、知能、認識

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著者プロフィール

現在、神戸学院大学人文学部教授。
1939年兵庫県生まれ。神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。ボストン大学神経内科、神戸大学医学部神経科助教授、東北大学医学系教授を歴任。専門は神経心理学。失語症、記憶障害など高次機能障害を研究。
著書:『脳からみた心』(NHKブックス)『神経心理学入門』(医学書院)『ヒトはなぜことばを使えるか』(講談社現代新書)『「わかる」とはどういうことか』(ちくま新書)『記憶の神経心理学』(医学書院)

「2008年 『知・情・意の神経心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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