愛着崩壊 子どもを愛せない大人たち (角川選書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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本棚登録 : 79
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047035072

作品紹介・あらすじ

急増する依存症、発達障害、境界性パーソナリティ障害、鬱、自殺。深刻化する虐待、育児困難、離婚、セックスレス。その根本原因は人と人を結ぶ「絆」の病、愛着障害にあった-。幼い日の愛着体験は神経システムに刻み込まれ、「第二の遺伝子」として対人関係や子育て、生涯の幸福感や健康、寿命さえも左右する。現代社会を襲う危機の本質を愛着の崩壊という観点から解き明かし、命と心を支える新たな世界観を提唱する。

感想・レビュー・書評

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  • 現代人の生きづらさは”愛着システムの問題”にあるということを示す本。「①愛着の問題と関連がある事例②愛着の重要性③愛着形成に影響を与えるもの④愛着形成の生物学的メカニズム⑤発達障害増加の背景⑥愛着崩壊を促した要因⑦愛着システムを守るための方策」という流れ。

    ・愛着=人との関わり方の型となるもの。
    ・発達障害=突き出た個性。突然変異は進化の可能性。

    多くの研究データを論拠としており、説得力がある。
    人口減少を心理学的・生物学的側面から考えられる。(結婚・出産・育児の問題など)

  • 著者の本をまとめて読んでみようとしての何冊目か。
    医師らしく、現象よりも原因を追及する内容になっている。
    中でも、この本は「オキシトシン」に関する記述が多い。
    愛情ホルモンとか呼ばれているオキシトシンの働きを知ることができた。
    が、他の本に比べると読みづらかった。

  • 愛着システムの重要性とその崩壊について書かれた本。
    新書の『愛着障害』は偉人を例にとりながら具体的に論じていたが、こちらは実際の患者さんをモデルにしたケースや実験結果を交えて専門的に書かれている。
    後半では現代社会にひそむ愛着崩壊の兆しについて述べられているところに希望を感じた。子どもを育てたくなった。

  • 2階書架 : WM430.5/OKA : 3410154173

  • 内容はわかる。納得もする。
    ただ、愛着の問題があるからうつや発達障害が増えている=親の育て方に問題がある、と端的に理解されて広がらないでほしいと思う。
    そこだけ取り出して、変な誤解が広まらないでほしいと思う。

    切なる願い。

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著者プロフィール

1960年、香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学哲学科中退、京都大学医学部卒業。同大学院で研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などで、困難な課題を抱えた若者に向かい合う。現在、岡田クリニック院長(枚方市)、大阪心理教育センター顧問。著書に、『愛着崩壊』(角川選書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(以上、光文社新書)、『パーソナリティ障害』(PHP新書)、『母という病』(ポプラ新書)など多数。小笠原慧のペンネームで『DZ』(横溝正史ミステリ大賞受賞、角川文庫)などの小説作品がある。

「2018年 『愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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