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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784047035379
作品紹介・あらすじ
法華経の受容と仏教の土着化など数々の視点から、日本仏教の深化と多様性を検証。道元や親鸞の鎌倉新仏教を日本仏教の最高峰とする通説を乗り越え、宗派を超えてダイナミックに展開する日本仏教の全体像を描きだす。
みんなの感想まとめ
日本の仏教の多様性とその歴史的背景を探求する内容が展開されており、特に法華経の受容や仏教の土着化に焦点を当てています。著者は、従来の鎌倉新仏教に対する評価を見直し、宗派を超えた広い視点から日本仏教の全...
感想・レビュー・書評
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専門的な部分はぜんぜんわからなかったが、なんとなく心に残った点が2点。
1つは輪廻転生で、仏教は死んで次良い状況になっても輪廻の輪から抜け出さないと終わりがない。一方でキリスト教とかだと天国に行ったらOKイェイイェイである、みたいな対比はかなり死ぬ直前の思想に影響受けそうだなと感じた。
正確にいえば極楽行ったあとも阿弥陀如来の元で修行しなければらないらしいが。
もう1つは日本の仏教が戒律に対して非常に緩いということ。
これは妻帯とか肉食とかもそうだけど「偉い坊さんが歳で体力なくなってきたので、弟子に魚を買って来させた。帰る途中で檀家に会って問い詰められ、魚を見られそうになったが、魚は(仏の導き的なアレで)法華経になっていた。寺に戻ると法華経は魚に戻った」というような話が肯定的に存在していて、つまり「良いことをするならべつに決まりとかは破っていい」的な発想を持つという点で日本は特殊なのかなと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「日本仏教入門」というタイトルの本ですが、その思想的・哲学的側面についての議論はあまり見られません。どちらかというと、思想史的な広い観点から、日本仏教にかんする現在の研究状況についてわかりやすく解説している本という印象です。
著者は、明治以来のいわゆる「プロテスタント仏教」的な理解と、それに対する批判として大きな影響力を現在にまでおよぼしている黒田俊雄の顕密体制論について触れた上で、日本仏教を東アジアの歴史のなかに置きなおしたり、日本仏教の社会的な側面をとりあげたりして、いっそう広い観点からその特色を考えなおそうとしています。
期待していた内容とは少し違いましたが、勉強になりました。 -
141025 中央図書館
あちこちに掲載して紀要のようなものを一冊の本で「仏教入門」と名付けたようなもの。鎌倉仏教の意味が、今までは過度に持ち上げられてきたが、日本仏教全体の大きな流れの一つに過ぎないという見方が今では主流である、と。
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