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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784047035676
作品紹介・あらすじ
国家誕生以前の古代において、越境的な交易関係は、文化の異なる地域や集団間でどのようにして結ばれ、いかに社会変容をもたらしてきたか。王権や国家間の外交史として語られがちな国際交易を、首長層ネットワークと威信財となったモノの動き、「海商の誕生」、東アジア海域での連鎖的で広域的な社会関係、唐物が偏重された背景などから探り、弥生時代からはじまる多様でグローバルな交易の実態を通史的に明らかにする。
〈目次〉
プロローグ──交易史から国際交流を考える
1 東アジア海域交易圏と倭人の首長たち
1 東アジア海域交流・交易圏をさかのぼる
2 帯方郡から邪馬台国へ
3 卑弥呼の交易
4 倭人の首長と国際交易
2 対外戦争と国際交易
1 緊迫する東アジア海域と北部九州
2 軍事と交易
3 律令国家の成立と国際交易
1 隋・唐帝国の登場と列島の南北交易
2 整理さる「内」と「外」
3 国際交易を管理する
4 交易にあらわる中心と周縁
4 海商の時代の到来
1 海商の萌芽
2 日本で活動をはじめた新羅の交易者たち
3 帰化人か漂流者か、それとも商人か
5 唐物を求める政治
1 張宝高と文室宮田麻呂
2 皇位継承と唐物
3 唐物使の登場と太宰府
6 中国と日本を結んだ商人たち
1 在唐新羅人の交易ネットワーク
2 江南海商の対日交易
3 唐滅亡と日本の交易管理の行方
7 交易がつなぐ人と地域
1 交易港と交易港の間
2 交易者と仏教
3 交易列島の南・北
4 異文化間の交易者たち
エピローグ──中心と周縁の列島交易史
参考文献
あとがき
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
日本と東アジアの関係は一般的には頻繁な交流はなかったように考えられている。
しかし、この本にかかれている内容は遣隋使や遣唐使のような有名な使節が派遣される以前から朝鮮を介した交易や民間の交易が盛んに行われていたことがよく分かる。
また、中国に朝貢し、冊封体制に組み込まれる一方で朝貢の交易で得られる産物を分配することで国内を統制するという2つの顔が古代日本に存在していたということが新鮮だ。
さらには中国や朝鮮の政治的な不安が東アジアとの交易に大きな影響を与え、さらには日本国内の統制にも影響を与えていたということが日本が古代から東アジアの一部であるということを強く感じさせる内容となっていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平成28年度 古代歴史文化賞大賞
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東2法経図・開架 210.3A/Ta84k//K
著者プロフィール
田中史生の作品
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