装いの王朝文化 (角川選書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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本棚登録 : 23
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047035751

作品紹介・あらすじ

衣服は、いつの時代も、着用している人物の位や性格など、様々な情報を示してきた。『源氏物語』『枕草子』などの作品の記述を手がかりに装束の記号性を読み解き、作品の新たな解釈と古典を読む楽しみを味わう!

目次
第一章 社会の呪縛と衣が語るもの
第二章 狩衣と恋が語るもの
第三章 直衣と普段着が語るもの
第四章 人物の衣が語るもの
第五章 時のなかの衣が語るもの
第六章 着替えの衣が語るもの
第七章 親子の衣が語るもの

感想・レビュー・書評

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  • 図書館l
    予約棚にあって気になったので。
    平安文学にえがかれた装束から読み取れるもの 興味深いです

  • 非常に読みやすい。

    装いの王朝文化というので、女性の衣服が中心かと思ったら、むしろ男性の衣服が中心だった。
    狩衣は、狩りのための衣装であるだけでなく、旅の衣装であり、身分をやつしての恋の衣装。
    直衣は平服、リラックスウェアでなく、それなりの人に会い、それなりの場所にも出られる服装であったこと。
    そんな話が出てくる。

    興味が引かれたのは、仕立てや着替えの時間の話。
    仕立ては結構直前に依頼されることもあり、着替えは意外と時間がかからないものであるらしい。
    まあ、そうでなければいかに貴族とはいえ、服装も早く廃れてしまうはず。
    理屈ではそうなんだけれど、書き残された作品の引用でそれがしめされているから、面白い。

    若くなくなった道綱の母が、兼家や道綱の衣服を立派に整えることで妻としてのプライドを保っているという話が、最終章で指摘される。
    このあたりの記述、何か筆者が道綱の母に憑依した感じがするのは気のせいか?

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