忍者の歴史 (角川選書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047035805

作品紹介・あらすじ

なぜ、「Ninja」は世界を熱狂させるのか? 作られた忍者像を一新!

一口に忍者といっても、時代によってその姿を変えてきた歴史がある。あるときは城を守る警備員、あるときは適地に攻め込む戦闘員、あるときは村人に扮するスパイ……。今まで解明されることのなかった忍者の謎を、忍術書「萬川集海」や、数々の古文書などの資料を読み解き、歴史の観点から明らかにする!

【目次】
序章
第一章 戦後時代の忍び
 一、忍びの起源/二、伊賀と甲賀/三、「忍び」の実際/四、伊賀衆の活動
第二章 兵法から忍術へ
 一、中国兵法の受容/二、日本的兵法書の編纂/三、軍学書の成立/四、忍術書の成立
第三章 忍術書の世界
 一、忍びとしての心構え/二、忍び込みの実際/三、忍びの身体/四、忍具/五、情報の伝達
第四章 江戸時代の忍び
 一、織豊の伊賀/二、江戸暮らしの伊賀者・甲賀者/三、各地の忍び/四、江戸時代の忍術
終章 変容する忍者
 一、近世から近代へ/二、伝承される忍術
あとがき
参考文献

感想・レビュー・書評

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  • 凄い量の資料を駆使して忍者を具体化してくれる本だが,古い文を読むのはきつい.伊賀甲賀の地元の三重大学に忍者の研究拠点ができたことは素晴らしいと感じている.忍びとして必要な十の要素がp. 117に挙げられているが,これが達成できるのはまさに忍者だと思った.

  •  おそらく史上初の歴史学者による「忍者」の研究。歴史的存在としての「忍び」は情報収集・攪乱や後方支援を主とする工作員で、巷間に伝わる「忍法」「忍術」や超人的戦士像は近世以降のフィクションであることが明示されている。

  • 洋の東西を問わず大人気のキャラクターといっていいだろう、NINJA。様々な映像作品に出てきて、敵の城に忍び込み、お姫様を救出する。

    そんな派手なキャラクターとしての忍者ではなく、戦国時代から江戸時代へ、そして陸軍中野学校から現代に続く、本当に存在した忍者についての解説書。

    忍者の重要な仕事は、戦国の世にあって、敵の情報を手に入れること。そして、その情報を主君に届けること。
    そのためには、なるべく敵に気付かれず、万一みつかってしまったら、戦うのではなく逃げる。潔く死んでしまったら仕事は果たせない。みじめでもなんでもいいから生き延びて、情報を伝える。

    そんな本物の忍者の姿を、現存する文献資料等からあらわにする。
    といっても、退屈な歴史書ではなく、手裏剣や鍵縄、クナイなどの忍者道具の図説なども載っているので、楽しんで読むことができる。
    本物の忍者の入門編として読める本だと思う。

  • 何と云えばよいか・・ん!半端!!~戦国時代の忍びー古代から間諜は必要とされ、戦国では伊賀・甲賀が有名だが、大名の力が弱く、国人・土豪が砦や館を築いて自治組織を形成したことに起因している。奪口、透破、乱破、風間とも呼ばれ、強盗の技も含む。兵法から忍術へー「万川集海」「正忍記」「忍秘伝」などによれば、侵入術・破壊術・武術・変装術・交際術・対話術・記憶術・伝達術・呪術・医術・薬学・食物・天文・気象・遁甲・火薬の知識も含む。忍術書の世界ー心構え・正心・特性・生きて生きて生き抜く・六具(あみ笠・かぎ縄・石筆・薬り・三尺手拭・打竹)・七方出(こむ僧・出家・山伏・商人・ほうか師・さるがく・つねの形)・堀を渡る・塀を越える・犬に注意・まきびし・足跡を残さない・見詰聞詰・身を隠す術・飛び降りの術・食・結梯・苦内・鉤縄・浮橋・甕筏・水蜘蛛・水掻・問外・錐・錏・火・卯花月夜方・龕灯提灯・飛火炬・抛火矢・のろし・五色米・密書暗号・柤詞・記憶・江戸時代の忍ー神君伊賀越えは後に創作されたものだ・百人組は根来・甲賀^伊賀・ニ+五騎の五組がつくられた′上野城下にも尾張にも松本にもいて・・・変容する忍者ー中国からの幻術とー体化し児雷也や石川五右衛門像が出来・伊藤銀月の研究がはずみをつけ甲賀流忍術+四世というのは嘘だったが藤田西湖は陸軍中野学校で講義実習をやったのは真実・伊賀流ニ+世東日教は?現代ごは野田の道場・武神館に外国人を集める初見良昭・世界中で講演していラストニンジヤ福井の川上仁ー氏が秀逸~三重大学の伊賀連携フィールドが設置され、このし967年静岡生れ京大卒の山田君の研究が始まったらしい。なーんだ、まだ浅いし、論文風の書き方を改めないと読んでもらえないよ!

  • 趣味人が趣味で書いたような本。
    自費出版でないのが不思議だ。

  • 【新着図書ピックアップ!】今回は「忍者」です!
    忍者といえば、「少年忍者 風のフジ丸」や「仮面の忍者 赤影」。子供の頃、TV番組でよく見てました!
    さてこの本、残念ながらこうした「虚構の忍者」には一切触れません。三重大学の日本中世史の教授の著者は、当時の「史料」を使って忍者を定義し、その歴史を紐解きます。言ってみればこの本、「忍者学入門」?!
    「ミュータント・タートルズ」や「ナルト」に夢中だった歴史学メジャーの皆さん、卒論テーマにいかがでしょ??おススメっ!!

    付記:なんと、「忍者の日」という記念日があるそーです!2月22日がそれで、一般社団法人・日本記念日協会が認定しています。
    (理由は、「222」で「ニン・ニン・ニン(忍・忍・忍)」の語呂合わせっ!!)

    [New Book!] The book of this week is "Ninja".
    "Ninja" is best remembered as TV program
    "Shōnen Ninja Kaze no Fujimaru" and "Kamen no
    Ninja Akakage" for me!

    Anyway, the author of this book never touches
    that kind of "Ninja fictions".
    He, as a professor of medieval Japanese history at
    Mie University, tries to define "historically true
    Ninja" by using historical sources.
    This is an introductory book of "Ninja-ology"!

    As a fan of "Teenage Mutant Ninja Turtles" or
    "NARUTO", why don't you write your thesis on
    "Ninja" by using this book??

    *As an aside, did you know that Feb. 22nd is
    "Ninja's day", and it's declared by Japan
    Anniversary Association (General incorporated
    association)?
    The reason for the date is "222" equals
    "Nin-nin-nin(忍・忍・忍)!

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