井伊直虎の真実 (角川選書 586)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047036215

作品紹介・あらすじ

井伊直虎は、戦国時代に遠江国井伊谷領を領国とした国衆・井伊家最後の当主だが、実像は殆ど知られていない。通説では井伊直盛の娘・次郎法師とされてきた。直虎の文字を記す史料はわずか8点。そのうち6点は井伊谷領で実施した「井伊谷徳政」と呼ばれる徳政に関するものである。解読が難しい「井伊谷徳政」の実態を明らかにし、戦国時代の徳政とはいかなるものであったのか、直虎とはどのような存在であったのかに迫る。


目 次

第一章 井伊直虎の登場

第二章 匂坂直興の書状を読む

第三章 関口氏経の書状を読む

第四章 瀬戸方久宛の文書を読む

第五章 井伊谷徳政の全貌

感想・レビュー・書評

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  • 少ないながらも徳政に関する当時の一次史料を網羅的に読み込んでいて、これだけでもだいぶ井伊家と領内での出来事や雰囲気がわかり、期待していたより面白かった。通説や一般的なイメージとはだいぶ違う視点を得られて、読んでよかった。

  • 井伊直虎は男性だったという江戸時代の史料。そして、戦国時代当時の史料に基づいた井伊谷徳政について。井伊氏の流れについて、直平-〇-直盛=直親ではない?

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著者プロフィール

1965年、東京都に生まれる。1995年、駒沢大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学。現在、駿河台大学法学部教授。著書に『中近世移行期の大名権力と村落』(校倉書房、2003年)、『戦国大名 政策・統治・戦争』(平凡社新書、2014年)、『百姓から見た戦国大名』(ちくま新書、2006年)など。

「2021年 『戦国「おんな家長」の群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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