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Amazon.co.jp ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784047036956
作品紹介・あらすじ
ヤマト王権にとって異国に匹敵するほどの重要地域であった東国。勇猛果敢な性格で知られ、8世紀中頃以降の「坂東」は、征夷のための兵員・軍糧の兵站基地であった。しかし王権との平衡関係が崩れたとき、東国は王権への敵対地域として立ち現れてくる――。国造とミヤケ、渡来系移住民、古墳と埴輪の特質、国府・郡家(郡衙)などの官衙、村落寺院と地方寺院、ヤマトタケル伝承、「東国」観の変遷など、斬新な切り口で古代東国地域の実像に迫る。
感想・レビュー・書評
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6章「ヤマトタケル東征伝承とアヅマ」大隅清陽で否定される原秀三郎説を7章「三川・穂・三野・科野・越の地域と社会」田島公が肯定的に引いているあたりおもしろい。
まあ前者が正しいんだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1章 国造の世界
ミヤケを探す
国造りの名
2章 東国と渡来系移住民
帰化人
東方へ移動する人びと
馬と渡来系馬飼
ミヤケと渡来系氏族
3章 古墳と埴輪祭祀
古墳とツボの祭祀
古墳と埴輪群像
4章 役所と在地社会
地方の役所ー国府と群衛
東山道と駅家
5章 地方寺院と村堂
6章 ヤマトタケル東征伝承とアヅマ
磯貝正義説と原秀三郎説
7章 三川・穂・三野・科野・越の地域と社会
ESSAY 民俗の分布を考える
著者プロフィール
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