シリーズ 地域の古代日本 東国と信越

  • KADOKAWA (2022年4月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784047036956

作品紹介・あらすじ

ヤマト王権にとって異国に匹敵するほどの重要地域であった東国。勇猛果敢な性格で知られ、8世紀中頃以降の「坂東」は、征夷のための兵員・軍糧の兵站基地であった。しかし王権との平衡関係が崩れたとき、東国は王権への敵対地域として立ち現れてくる――。国造とミヤケ、渡来系移住民、古墳と埴輪の特質、国府・郡家(郡衙)などの官衙、村落寺院と地方寺院、ヤマトタケル伝承、「東国」観の変遷など、斬新な切り口で古代東国地域の実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 6章「ヤマトタケル東征伝承とアヅマ」大隅清陽で否定される原秀三郎説を7章「三川・穂・三野・科野・越の地域と社会」田島公が肯定的に引いているあたりおもしろい。
    まあ前者が正しいんだろうな。

  • 1章 国造の世界
    ミヤケを探す
    国造りの名
    2章 東国と渡来系移住民
    帰化人
    東方へ移動する人びと
    馬と渡来系馬飼
    ミヤケと渡来系氏族
    3章 古墳と埴輪祭祀
    古墳とツボの祭祀
    古墳と埴輪群像
    4章 役所と在地社会
    地方の役所ー国府と群衛
    東山道と駅家
    5章 地方寺院と村堂
    6章 ヤマトタケル東征伝承とアヅマ
    磯貝正義説と原秀三郎説
    7章 三川・穂・三野・科野・越の地域と社会
    ESSAY 民俗の分布を考える

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著者プロフィール

吉村 武彦(よしむら たけひこ)
明治大学名誉教授。日本古代史。
〔主な著作〕『日本古代の社会と国家』(岩波書店、1996年)・『シリーズ日本古代史2 ヤマト王権』(岩波新書、2010年)・『大化改新を考える』(岩波新書、2018年)・『日本古代の政事と社会』(塙書房、2021年)

「2023年 『墨書土器と文字瓦 出土文字史料の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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