エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略 (角川oneテーマ21)

制作 : 産経新聞特別取材班 
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047040588

作品紹介・あらすじ

米国の同時多発テロ以降、軍事情報収集に威力を発揮し注目を集めた「エシュロン」。その正体は、米・英をはじめ英語圏5カ国が共同運用する、衛星通信傍受システムの呼び名である。冷戦下においては主として軍事目的に利用されていたが、冷戦終結に伴いその目的は産業スパイ用に転化し、経済競争において米国企業を有利に導く役割を果たしているとされる。世界全体で一時間に数百万の通信を傍受し自動的に分析できるといわれ、青森の三沢基地にも施設があると指摘されるなか、個人・企業の情報管理に対する日本の対応が問われている。

感想・レビュー・書評

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  • 米国の同時多発テロ直後に出された,今日ではやや古い本.衛星通信やインターネット通信を絶えず傍受し,外交関係上重要な情報を抽出するというシステムを,米・英が運用しているとする欧州側と,そうしたシステムの存在を否定する米英側との摩擦を考察.特に冷戦の終結以降,そうしたシステムが自国企業の海外における活動を有利に進めるために利用されているのではないか,という部分が主な論点となっている.しかし欧州側・米英側とも,自国企業が海外事業を有利に進める上で,時として贈賄や談合といった不法な手段を行使しているケースがあり,これを不正な通信傍受システムにより把握・告発された結果,経済活動に阻害を生じたとしても,不法手段を用いた手前大きな声でそうした通信傍受システムの存在を主張しづらいといった面もあり,国際社会における自由競争の公正さとは何なのかという問題について,考えさせられる.

  • 肝心のエシュロンの中身がわからず周辺の事件や歴史ばかりを延々と記述されていてストレスがたまる。結局よくわからないという本。

  • 世界のあらゆる情報を収集するシステム、
    エシュロンについての情報をまとめた1冊。
    世界のありとあらゆる情報が監視されているのだ。

    読後の感想。
    陰謀論に類する話題だと思う。
    エシュロンが存在するかはわからない。
    しかし、存在する可能性はある。

    読み進めると、エシュロンの代替となり得る気になる組織の存在に気がついた。
    それは「Google」。
    モバイル事業への進出も狙い、ありとあらゆる情報デバイスの制覇を狙うGoogleはエシュロンに通じるものがあるのではないだろうか。
    文春新書『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』も是非読んでもらいたい。

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