交通事故鑑定人 鑑定歴五〇年・駒沢幹也の事件ファイル (角川oneテーマ21)
- 角川書店 (2002年2月8日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784047040731
作品紹介・あらすじ
毎年、増えつづける交通事故件数。その影には、不当で杜撰な警察の初動捜査ミス加害者のウソに塗り固められた、被害者の悲劇を、交通事故鑑定の第一人者・駒沢幹也氏が代わって真実を暴く様をドキュメント。
感想・レビュー・書評
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事故車両とか現場の写真とかを見て、どのような事故だったのかを鑑定する一般人が、交通事故鑑定人です。
別に資格があるわけでもないので「自称」なんですが、この本の方は昔とった杵柄で、プロです。
フリーライターさんが、事故鑑定人のことを書いたルポになります。で、想像できるとは思いますが、プロであるはずの警察の杜撰な鑑定をひっくり返す(裁判によってはひっくり返らないことも)内容です。
ライターさんがバイク好き、ということで車対バイク事故を集めたもの。この組み合わせだとバイク側が大怪我をするので、バイク側の事情聴取が全くできないうちに車側の言い分だけで事故のシナリオが出来上がってしまい、あとからそれと違う状況を示す証拠が出てきても、訂正されないで終わってしまうパターンとなります。
これは大変だ!
ほとんどの警察官はちゃんとしてくれてるんでしょうけど、うちがちゃんとしていない人にあたってしまう可能性はゼロじゃない!
360度録画できるドライブレコーダーを用意しなくては!!
街中だと防犯カメラが沢山ありますがたまたま無いとかもあり得ますし、野中の一本道だったら機械すら見てないですから。
この本が20年位前のものなので、防犯カメラやドライブレコーダーの状況は今よりかなり脆弱だった時代。
機械は進歩してるので、人間の方も改善していることを祈ります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
ずさんな初動捜査を繰り返す警察、現場を検証しない検察官、保険金を払い渋る損保会社、車を知らない裁判官…。
鑑定歴50年の駒沢氏が浮き彫りにする、交通事故に隠された驚くべき真実とは何か。
[ 目次 ]
1章 死人に口なし
2章 交通事故鑑定人とは
3章 駒沢氏との出会い
4章 偏見に満ちたバイク事故処理
5章 事件簿より
6章 学者に挑んだ父の執念
7章 完全勝訴への長い道のり
8章 切れた左足の謎
9章 被害者の父は元警察官
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
駒沢氏は昨年、逝去された。引退した後も、全国を飛び回っていた。テレビのインタビューに対し、わなわなと口を震わせながら、「だって、(被害者が)可哀想だろう」と答えていた姿が忘れられない。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20070108/p1" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20070108/p1</a> -
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