- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047040762
作品紹介・あらすじ
「負けた」と思わなければ「負け」ではない。不況倒産時代の敗者復活論。
感想・レビュー・書評
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米国に比べて日本の事業再生は遅れている?
民事再生法を申し立てした時点で実質無借金となるため、事業運営自体可能な企業であれば、むしろ融資しても返済してもらえる可能性は高い。これをDIPファイナンスというらしいが、日本ではまだまだ普及していないと説く。
なにぶんバブル後すぐに書かれた本なので今では状況も変わっているだろう。
事業再生の経緯を知るにはいい本。
仕事用に読了。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012/08/12
マクロ的な経済の動きに対して、ミクロ的な著者の動きが具体的にオーバーラップして書かれていて、非常に興味深い。
少し古いのが。。 -
著者は銀行で再生部門に長く携わり、現在はコンサルティングをやっている方。米国と日本での実務経験からの視点で事業再生の実情を詳しく記述しており、日本では不良債権処理=清算という先入観が強いが、倒産法制では早期の再生への対応の必要性を唱えています。ただ、内容的に頷ける部分は多いのですが、横道にそれた話や自分の生い立ちなどにかなりの紙面を割いていて、大半が必ずしも必要な記述ではないので、そういった部分を最小限に止めてもらっていたらもっと良かったと思います。
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著者は、日債銀にて、海外(ニューヨーク、ロンドン)での事業再生ビジネスをおこない、PWCFASへ転進。2002年に書かれた本であり、現在では、熱望していた再生事業は法律面、事業環境面はある程度整い、記載内容とのギャップはあるが、再生ビジネスについて、読みやすい本であった。特に法律面での内容(会社更生法、民事再生法)について詳しく書かれている。
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2面性を持つ一冊でした。
前半は、著者の自伝。そして後半は企業再生の簡易な教科書。
倒産5法についても、すべてを網羅して書かれているわけではなく、
民事再生法、倒産法などの一部にスポットを当てた説明をされています。
「企業再生」に興味を持ち、初めての入門書として読むには良いかも
しれませんが、私には物足りない一冊でした。 -
未読