代替医療 オルタナティブ・メディスンの可能性 (角川oneテーマ21)

  • 角川書店 (2002年7月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784047040939

作品紹介・あらすじ

「自然治癒力」こそ現在もっとも必要とされているものである。「自然治癒力に焦点を当て、医療の新しい時代"に先駆けた1冊!

みんなの感想まとめ

代替医療の成立とその背景を深く掘り下げた本書は、現代医学に対する新たな視点を提供します。1960年代から70年代にかけてのカウンター・カルチャーの影響を受け、エコロジカルな視点から医療を考察する内容が...

感想・レビュー・書評

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  • まず、1960年代半ばから1970年代に北アメリカを中心に起こったカウンター・カルチャ ー(対抗文化)から説き起こし、代替医療の成立を解説している。

    対抗文化は、大量採取、大量生産、大量消費、大量廃棄に支えられた現代文明を批判し、よりエコロジカルな文明を提起した。その中でつぎつぎ具体化された各種の代案に共通する思想が「オルタナティブ」といわれた。

    医療・健康の分野では、還元主義的な現代医学や心理学にたいするオルタナティブとして、ホリスティック医学運動がさかんになり、代替医療も、ありうべき代替文明の一翼を担うも のとして、その中から生まれてきた。

    生体にとってそれなりの理由があって表面に出ている症状(適応プロセス)を、現代医学 は無理やり抑圧し、さらに健康な組織や細胞にもダメージを与えてしまう。これに対し代替医療の多くは生命エネルギー場の歪みそのものに働きかけ、それを正すことによって結果的に症状を取り去る。それゆれ代替医療に真剣に取り組むことは、「いのち」そのものに真剣とりくみ、自己や森羅万象とのつながりに取り組むことになるという。

    そんな広い視野から代替医療を振り返ったのが本書だ。

    最後に紹介されている柳原和子氏の『がん患者学』の内容にはとくに印象に残った。ノン フィクション作家が卵巣がんの宣告を受けた後、現代医学の治療を受けながらも代替医療を 徹底的に取り入れ、みごとに生還をとげた話だ。 がんを生んでしまったこれまでの暮らしとは「反対の暮らし」に徹し、「徹底して自分の体内に蓄積したであろう化学物質を排泄し、全身の機能をいかに高めるか」をテーマにしたという。食生活の根本的な改変。イメージ療法。郭林気功、樹林気功、登山、祈り等々。

    その結果は、驚きと発見に充ちたものだったようだ。数十センチの便が一日四回も出たと うすさまじい便通の変化。肥満、肩凝り、偏頭痛などの解消。心理面では、日常的にあった 苛立ちが一切消えたこと。自然やいのち、周囲の人々への敬意と感謝。 たとえ、健康な人間であろうと食生活を含めた生活のあり方の改変がいかに大切かとこうことを感じた。

  • 代替医療がどういう風に発生し、発達してきたかがよくわかる本。代替医療を好む人にも胡散臭く思う人にも、代替医療を考える上で見通しがよくなるという意味で一読を勧めたい。

  • 代替医療のアンドルー・ワイル博士などの訳者 上野圭一氏による代替医療の本。
    代替医療の定義や考え方などがとてもわかりやすく集約されているのが特徴。

  • 分類=補完・代替・統合医療。02年7月。

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著者プロフィール

1941年兵庫県宝塚市生まれ。幼児期を旧満州(中国東北部)で過ごす。早稲田大学文学部卒、東京医療専門学校卒。翻訳家。癒しと憩いのライブラリー館長。日本ホリスティック医学協会副会長。訳書に『癒す心、治る力』『ワイル博士のナチュラル・メディスン』『人生は廻る輪のように』『森の旅人』『いのちの輝き」など。著書に『ナチュラル・ハイ』『ヒーリング・ボディ』『補完代替医療入門』『代替医療』『わたしが治る12の力』『スローメディスン』など。

「2014年 『講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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